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一括のつもりがリボ払いに。利用明細の「支払残高」で早く気づける


一括のつもりがリボ払いに。利用明細の「支払残高」で早く気づける
一括のつもりがリボ払いに。利用明細の「支払残高」で早く気づける

カードの明細を見て、毎月の引き落とし額は変わらないのに残高が減っていないと気づくことがあります。一括のつもりの買い物が、いつの間にかリボ払いになっていた相談について、国民生活センターや九州経済産業局が注意を呼びかけています。月々の額が一定でも、残高が大きいほど手数料は増えます。しくみと明細で見る欄、相談先を紹介します。

月々の額は一定でも、残高が大きいほど手数料は増える

リボ払いは、利用金額や回数にかかわらず、あらかじめ決めた一定額を毎月支払う方法です。九州経済産業局は、月々の支払いを抑えられる一方で支払いが長期化し、意図しない高額な手数料が発生することがあると説明しています。

見落としやすいのが、手数料と残高の関係です。金融経済教育推進機構(J-FLEC)の用語集は、毎月の返済額が少ないと支払い残高が減らず、長期間支払いを続けることで総支払額が多くなる可能性があるとしています。分割払いと並べると次のとおりです。

一括のつもりがリボ払いに。利用明細の「支払残高」で早く気づける

気づかないうちにリボ払いになる入り口

国民生活センターと九州経済産業局が紹介する相談を見ると、入り口は大きく2つです。1つは、申し込みの時点からリボ払いだったケース。最初から自動リボ設定になるカードやリボ専用カードは、利用の際に一括払いと告げても自動的にリボ払いになります。もう1つは途中で変わっていたケースで、勧誘の電話で同意したとされ、以降の支払いがリボ払いになっていた事例があります。

気づくのが遅れやすい理由のひとつが、明細の届き方です。令和3年4月1日施行の改正割賦販売法で、カード会社は利用者の事前の承諾がなくても、利用明細などを電子で提供できるようになりました(経済産業省)。国民生活センターが紹介する事例でも、相談者はオンラインの明細を見ておらず、カードを使っていないのに一定額の引き落としが続いて気づいています。

確かめるのは支払残高と手数料、そして手数料の料率

ここで具体的に見ておきたいのが、支払残高と手数料です。国民生活センターは、利用明細を確認すれば毎月の支払残高や手数料がいくらになるかが分かり、意図しないリボ払いに早く気づけるとしています。

手数料の料率は、カードを受け取るときの会員規約などで示されます。割賦販売法第30条は、カードを交付するカード会社に、支払いの時期や手数料の料率などの取引条件を利用者へ情報提供するよう定め、施行規則は料率を年利建てで示すよう求めています。紙で見たいときは書面を求めることができます。経済産業省の説明では、スマートフォンやパソコンだけで完結するサービスを除き、原則として交付が必要です。

心当たりのないリボ払いに気づいたら、まずカード会社に問い合わせ、自動リボの設定を外せるかを確かめます。九州経済産業局は、自動リボ設定を解除できないリボ専用カードもあると注意しています。

気づいた日から動けば遅くない。迷ったら消費生活センターへ

リボ払いは、毎月の額が一定のぶん、残高と手数料の動きが見えにくい支払い方です。毎月の明細で支払残高と手数料を確かめれば、意図しないリボ払いにも早く気づけます。分からない点はすぐカード会社に問い合わせましょう。説明に納得できないときや返済が苦しいときは、お住まいの自治体の消費生活センターに早めに相談してください。

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