

秋の行楽で新幹線に乗るなら、目的地の手前で降りて街を歩いてから先へ進む旅も組めます。ただし寄り道できるのは条件を満たす乗車券だけで、特急券は途中下車できません。しかも往復乗車券の発売は2026年3月13日で終わりました。出かける前に、手元のきっぷで途中の駅に降りられるかを確かめておきましょう。
寄り道の前提は、営業キロ100キロを超える普通乗車券
新幹線に乗るときは、乗車券と特急券を組み合わせて使います。途中の駅でいったん改札の外へ出て、また列車に乗り継いで旅を続けることを途中下車といい、JR東海の案内では、乗車券は後戻りしない限り何回でも途中下車できます。ただし、次のような例外があります。

見落としやすいのが「東京都区内」「大阪市内」のような都区市内発着の乗車券で、同じゾーンの駅では途中下車できません。山手線内発着も同じで、回数券や一部のお得なきっぷも対象外です。
特急券は途中の駅で改札を出ると回収される
JR西日本の案内では、途中下車のできないきっぷで区間の途中の駅の改札を出ると、そのきっぷは改札口で回収されます。途中の駅で降りて街を歩き、そのあと新幹線で先へ進むなら、特急券は寄り道する駅で区切り、その駅までの分とその駅から先の分を用意しておくと安心です。なお、改札を出ずに新幹線どうしを乗り継ぐだけなら、一部の組み合わせを除いて特急料金は全区間を通しで計算されます(JR東海の案内)。
旅程は乗車券の有効期間の中で組む
途中下車を重ねる旅で気になるのが、乗車券の有効期間です。JR東海の案内では、営業キロが100キロまでの乗車券と大都市近郊区間内のみの乗車券は1日です。100キロを超える乗車券は、200キロまで2日、400キロまで3日、600キロまで4日、800キロまで5日、1000キロまで6日で、1001キロからは200キロごとに1日を加えます。
有効期間は初日を1日目として数え、乗車中に期間が過ぎても、途中下車をしなければ券面の最終駅まで使えます。泊まりがけで寄り道するなら、最後の途中下車を期間の中に収めましょう。
往復割引は終わり、往復は片道2枚で買う
以前は、片道の営業キロが601キロ以上の往復で、行きと帰りの運賃がそれぞれ1割引になる往復割引がありました。JRグループは2025年10月8日のお知らせで、往復乗車券と連続乗車券の発売を2026年3月13日で終えるとし、往復割引の取扱いも終了しています。2026年3月14日以降に往復の旅程で買うときは、片道乗車券を2枚買います。
寄り道の旅は乗車券の距離と特急券の区切りで決まる
途中下車できるかは、まず乗車券の営業キロが100キロを超えるか、大都市近郊区間の中だけの利用でないかで分かれます。寄り道する駅を決めたら特急券をその駅で区切り、旅程が有効期間に収まるかも確かめましょう。迷ったら、駅の窓口で降りたい駅を伝えて相談すると確実です。
銀行に連絡した日から、親の口座は原則止まる。要る書類は相続の状況で変わる
