
NTTドコモは2025年5月19日、スマホ決済サービス「d払い」に関して、電話料金合算払い時のdポイント進呈条件を変更すると発表しました。
この変更は2025年8月26日(火)午前10時以降の利用分から適用され、対象のユーザーにとっては寂しい内容です。
とくに「d払い=どんな支払い方法でもポイントがもらえる」と思っていた方にとっては大きなインパクトがあるため、自分の設定を今一度確認しておくことが重要です。
■ 変更の内容は?
改定日
2025年8月26日(火)午前10:00からの利用分が対象
改定の内容
「d払い」の支払い方法として「電話料金合算払い」を選択していた場合、携帯料金の支払いを他社クレジットカード(例:楽天カード、三井住友カードなど)にしていると、dポイントが付与されなくなるというものです。
支払い方法変更前(~8月26日9:59)変更後(8月26日10:00~)
電話料金合算払い × dカードdポイント進呈ありdポイント進呈あり(継続)
電話料金合算払い × 他社クレカdポイント進呈ありdポイント進呈なし(変更)
電話料金合算払いとは、d払いでの支払いをドコモの携帯料金に合算して請求される方式。多くのドコモユーザーがこの方法を利用しています。これまでは、携帯料金をどのクレジットカードで支払っていても、d払い利用に対してdポイントが1%還元されていました。
しかし8月26日からは、dカード以外のクレジットカードを支払い元にしている場合、ポイントがまったく付かなくなるのです。
■ ドコモの狙いは? 経済圏の囲い込みとコスト最適化か
今回の変更についてドコモは、「より多くの方にdカードをご利用いただくため」と説明しています(公式案内より)。背景には、自社経済圏(dカード・d払い・dポイント)への利用者集中と、他社クレカ利用時の手数料コストの削減があると見られます。同様の動きは他社でも見られ、PayPayや楽天ペイでもポイント進呈条件の見直しが進んでいます。
■ お得に使い続けるには?対策をチェック!
対策:支払い方法を「dカード払い」や「残高払い」に変更
電話料金合算払いではなく、d払いアプリで直接dカード払いまたはd払い残高を設定する方法もあります
この方法でも還元対象となるケースが多く、利用環境に応じて柔軟に対応できます

対策:キャンペーンの活用で補填
d払いでは定期的に「ポイント還元キャンペーン」や「抽選で全額戻る」などの企画が実施されており、今後はこれらを活用すれば実質的な損失をカバーできる可能性もありますが、現状は不確定要素が多く、こまめなチェックが必要になります。