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【今週の日経平均】逆金融相場の日本市場


今週の日経平均は、米国トランプ大統領の発言による景気悪化不安、半導体関連の株価下落、円高の影響を受け、全体的に下降傾向にあります。米国雇用統計が市場予想を下回ったものの、FRBパウエル議長の講演を受けて買いが優勢になり、日経CFDは週明けに回復の兆しを見せました。それでも、円高基調は持続しており、為替動向を注視する必要があります。日経平均のチャート分析では、主要な移動平均線やトレンドラインが下向きで、下降トレンドが続いていることが確認されます。一目均衡表も弱気の三役逆転を示し、ボリンジャーバンドは-2σを軸にバンドウォークが続いているため、引き続き慎重なトレードが求められます。

【今週の日経平均】逆金融相場の日本市場

先週は、急激な下げから上へ向かう気配はありましたが、米トランプ大統領の発言で、景気悪化への不安や半導体関連の下げ、そして円高に振れて、大きく下げて週末入りとなっています。

週末に発表された米雇用統計の結果は市場予想を下回ったものの、その後のFRBパウエル議長の講演をきっかけに買い優勢の展開となり、日経CFDも3万7000円を回復して週明けは買いからのスタートとなりそうです。しかし、円高基調には変わりないため、引き続き為替も確認していきましょう。


日経平均のチャート

それでは、チャートを細かく見ていきましょう。

HYPERSBI2より

日足の移動平均線は、5日線は、下向きで推移しています。25日線は、下向きに推移しています。75日線は、下向きに推移しています。並び順は、75日25日5日で安定下降となっています。機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、下向きで3万8648円処を推移しています。

トレンドライン

上に大きな窓が開き、窓埋めが意識されます。まず直近は3月6日7日の窓、その上が2月27日28日の窓、その上が2月19日20日の窓が開いています。下に関しては、9月18日19日の窓が3万6675円で埋まりますので、意識されるところです。

一目均衡表

三役逆転下で非常に弱い相場となっています。日々線は雲から乖離しながら下へ向かい、転換線基準線ともに雲の下です。遅行線も下値向かい、3営業日後に「底・底」の可能性もあります。3月24日から細かな雲のねじれの動きがあるので注意していきましょう。

HYPERSBI2より

ボリンジャーバンド

-2σを軸とした-3σから-1σまでのバンドウォーク継続中です。バンドが開いた状態なので、引き続きバンドウォークに注意し、-1σを超えたらバンドウォーク終了ということで見ていきましょう。

HYPERSBI2より

スローストキャスト

売られすぎゾーンから上に行けずに、一週間を通して売られすぎゾーン内で推移していました。ここから買われすぎゾーンへ向かうことができるのか、それとも売られすぎゾーンを更に深く入り込んでしまうのか、しっかり確認していきましょう。

MACD

0ラインからかなり乖離して下へ進行し、とても弱い下降トレンドとなっています。ヒストグラムも弱いままですので、まずはMACDとシグナルがクロスして、その後いつ0ライン近辺まで戻していけるか見ていきましょう。次回、満月は3月14日、新月は3月29日です。

総合的には、パラボリックは2月3日から陰転しており、株価と乖離していて3万8500円どころを推移しています。ADXは2月20日からトレンドありのシグナルが出ているため、ADXが下向きになった時に、この下降トレンドが終了となりますので、そのタイミングを確認していきたいです。

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