マイボイスコム株式会社は、2024年12月1日から7日にかけて、3回目となる『代替肉』に関するインターネット調査を実施しました。
この調査では、代替肉の認知度や喫食状況、魅力や課題についての意識を探りました。
代替肉の認知と喫食状況
調査によると、代替肉の認知率は約85%で、2022年の調査と比較して減少しています。「どのようなものか内容を知っている」と答えた人は30.1%で、特に女性の50~60代で高い傾向が見られます。一方、「知らない」と答えた人は15.1%で、10~30代では25~26%と高めです。
直近1年間に代替肉を食べた人は2割強で、そのうち「大豆ミートで作られた加工品や惣菜を自宅で食べた」が14.1%、「大豆ミートを購入し、自宅で料理して食べた」が7.3%でした。また、飲食店で代替肉を食べた人は4.6%で、女性の10~30代でやや高くなっています。
代替肉の魅力と課題
代替肉の魅力としては、「健康に良い」と感じる人が30.6%で最多でした。
次いで「食物繊維を多く摂取できる」「脂質の吸収を抑えられる」が各2割弱となっています。しかし、2022年の調査と比べると「健康に良い」と感じる人は減少しています。
一方で、代替肉に対する不安や不満として、「味がよくない」が30.2%、「何が入っているかわからない」が27.8%といった声が上がっています。また、「肉らしさが低い・物足りない」「価格が高い」といった点も2割前後の人が指摘しています。
今後の代替肉の展望
今後、代替肉を食べたいと思う人は2割強で、2022年の調査と比べて減少しています。
喫食意向者の中では、「健康に良い」「ヘルシーで満足感が得られる」といった理由が挙げられていますが、味や価格に対する不満も根強く残っています。
代替肉市場の成長には、消費者の味覚や価格に対する不安を解消することが重要です。