今回登場した年金生活者は2ヶ月で約19万円の年金収入に加え、若い頃からの投資で年間60万円程度の収入を確保。バブル期には大きな利益を得た一方で、株価暴落による損失も経験した72歳の元サラリーマンの男性の年金生活についてのインタビューが公開されています。
【年金いくら?】年金と投資で生活…元会社員72歳の年金インタビュー
Q.年金額はいくらか
年金額は(2ヶ月)19万円で、60歳から厚生年金・企業年金をもらっています。平均寿命から考えると、繰り下げ受給しても数%ふえるだけなので、60歳からもらうことにしました。
Q.年金額に満足しているのか
固定資産税の支払いをしたところ、2万円しか手元に残らず、到底生活していくのは厳しい。若い頃から株、信託を行いその費用で生活しています。
Q.節約で心がけていることは?
安いスーパーを利用しています。ラ・ムーに週に1、2回程度買い出しに行き、惣菜をよく購入します。
Q.過去の投資での1ヶ月の収入は?
自分の年収の2倍、3倍の儲けで、自分の年収を忘れてしまうほどでした。1988年以前は株式譲渡益課税が非課税だったのも大きいと思います。
Q.株は今でも持っているのか?
信託を持っています。新NISAも若い人たちは良いが、高齢者は先が短いのでリスクが高いと思っています。
Q.現在の持ち株での利益は?
配当は年間で20万円程度。信託の分配金も合わせると年間で60万円ほどになります。
Q.過去に後悔したことは?
スリランカがイギリスから独立したときに、スリランカ政府に4000万~5000万円を預けて移住すると政府が運用して年金のように受給してスリランカでラクな生活が送れるという話があったが内戦が起きてなくなった。
この資金を作るため、持ち株などを売ったりして、もうちょっとで貯まる…となったときに、話がすべて白紙になってしまいました。
Q.人生最大の失敗エピソードは?
バブルが弾けた際にある銘柄が30円になったのですが、ちょうど入院をしていて購入できなかったことです。今は1500円程度になっています。捨てるつもりで買っておけばな…先がわかったら苦労しないし、みんな億万長者になれちゃうからね。
Q.1億円もらえるか20歳に戻るか
昭和に戻れるなら20歳に戻りたいです。今、1億円もらっても、人生の残りが少ないし、投資にも使うにはハンディが大きすぎます。
インタビューのまとめ
年金では足りない現状を投資でカバーしている男性は、情報をニュースや詳しい人から収集しているそうです。スリランカ政府の情報もニュースで聞いて、行動を起こしたと語っていました。情報収集力や行動力は、いつも時代でも必須なスキルだと感じるインタビューでした。
インタビュー対象者のプロフィール
年齢:72歳
性別:男性
元の職業:サラリーマン
年金額:19万円(2ヶ月)
その他収入の有無:株式投資にて年間60万円の収入あり
↓↓年金のホンネ!【老後インタビュー】本編はこちら↓↓