株式会社エミリスは、夜中に目が覚めることがある513人を対象に「夜中に目が覚める理由に関する意識調査」を実施し、その結果を発表しました。
調査は2024年10月9日から23日にかけて行われ、インターネットによる任意回答で集められたデータをもとにしています。
調査結果によると、夜中に目が覚める理由として最も多かったのは「トイレに行きたい」で、49.3%の回答者がこれを挙げました。特に30代から40代の女性から多くの声が寄せられ、年齢が高くなるほど夜間頻尿になりやすいことが示唆されています。
次いで多かった理由は「ストレス」で、21.4%の回答者がこれを挙げました。仕事や私生活でのストレスが原因で、夜中に目が覚めてしまう人が多いことがわかります。
また、「物音」や「夢」、「家族の寝相」なども理由として挙げられています。
夜中に目が覚めるようになったきっかけとしては、「加齢とともに」が最も多く、33.5%の回答者がこれを選びました。育児や転職など生活環境の変化も影響していることがわかります。
目が覚めたときにしてしまうこととしては、「スマホを見る」が38.6%で最も多く、特に若い世代からの回答が目立ちました。しかし、スマホを見ないようにする対策を試みたものの効果がなかったという声も多く、対策の難しさが浮き彫りになっています。
薬剤師で睡眠健康指導士の田口里奈氏は、トイレで目が覚めることへの対策として適度な水分補給を推奨し、頻尿が気になる場合は医療機関への受診を勧めています。
また、ストレスを軽減するためにリラックス方法を取り入れることも重要だと述べています。
この調査結果は、夜中に目が覚める原因を理解し、適切な対策を講じるための一助となるでしょう。
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