先週は、自民党総裁選後に大幅下落となりましたが、解散総選挙の意向が伝わると、下落分を大きく戻し、為替相場は円安に動いて週末入りしています。
中東情勢が一段と悪化するのではないかという警戒感から、米株も週末にかけて売られる場面もありました。
世界情勢よりも、日本国内の政治的な思惑を背景に、日経平均株価が動いた1週間でした。
チャート分析
チャートを細かく見ていきましょう。
日足の移動平均線
5日線は、上向きから下向きに変化して週末入りしています。
25日線は、ゆるやかな上向きで200日線と接近しています。
75日線は、下向きに推移していましたが、金曜日に若干上向きになり週末入りしています。
並び順は、5日75日25日で、上昇トレンドのはじまりとなっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万7863円処を推移しています。
トレンドライン
3万9100円処の節をなかなか明確には超えられず、下は3万7800円処が意識され、この価格帯のレンジで動いています。
直近は
10月2日3日に開けた窓
9月19日20日に開けた窓
が下値として意識されます。
下は9月18日19日に開けた窓は、3万9100円処が意識されます。
先物ではちょうど3万9100円どころで止まっているため、ここから先どうなっていくのかに注目です。
一目均衡表
遅行線が強弱を見せる中、基準線と転換線の位置関係は上昇トレンド継続中の強気サインとなっています。
10月22日からは雲のねじれがあるので、ここは意識していきましょう。
ボリンジャーバンド
きれいに横並びのバンドになりましたね。
波を打ちながらバンドは横へと伸びていて、レンジを示唆しています。
+2σまで到達した株価は、-1σまで押し目を作るのかに注目です。
スローストキャスト
買われすぎゾーンから下へ進みましたが、64あたりでストップし、横ばいを示唆しています。
週明け、大きく上昇して始まりそうな度で、確認していきましょう。
MACD
すごく弱気だったMACDは、回を重ねるごとにどっちつかずの雰囲気となっています。
このまま上昇トレンドは継続中でしょうか。
次回、満月は10月17日(スーパームーン)、新月は11月1日です。
総合判断
パラボリックは引き続き強気のシグナルを出しており、上昇継続となっています。
さてここからは、解散総選挙へと政治的な要素も織り込みながらの相場となっていきます。
アノマリー通りに、解散総選挙=株高となるのか。
ノーベル賞の発表は、
7日医学生理学賞
8日物理学賞
9日科学賞
10日文学賞
というスケジュールです。
もし日本人の受賞があれば、関連株が賑わいそうですね。
中東情勢など地政学リスクも確認し、今週もしっかりテクニカル分析をしていきましょう。
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