「知らない街を歩いてみたい」「どこか遠くへ行きたい」と、時折思います。
夏と年末年始、春には青春18きっぷがありますが、お出かけにちょうどいい陽気の秋には販売されません。
その代わり、秋には「秋の乗り放題パス」が販売されています。
(10/5~20に利用)「秋の乗り放題パス」発売
≪画像元:JR東日本≫
JRグループでは、今年も以下のスケジュールで「秋の乗り放題パス」を販売しています。
・ 販売期間:9月13日~10月18日
・ 利用期間:10月5日~20日
連続する3日間有効で、価格は7,850円(子どもは3,920円)です。
販売期間は10月18日までですので、注意してください。
全国のJR線の普通・快速列車の普通車自由席およびBRT、JR西日本宮島フェリーが乗り放題となるきっぷです。
追加料金を支払えば、普通車の指定席、グリーン車自由席も利用できます。
「北海道新幹線オプション券」も発売
合わせて、「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」も発売されます。
北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅~木古内駅間の普通車の空席と、道南いさりび鉄道線の木古内駅~五稜郭駅間を、片道1回利用できるきっぷです。
販売期間、利用期間、有効期間は秋の乗り放題パスと同様で、価格は2,490円(子ども1,240円)です。
「青春18きっぷ」との違い
JR乗り放題のきっぷといえば、「青春18きっぷ」が思い浮かびますよね。
乗り放題パスは連続する3日間が有効なのに対して、18きっぷは5回分有効で、利用期間内であれば飛び石で利用しても構いません。
乗り放題パスは、乗り続けなければならない強迫観念にかられますね。
また、乗り放題パスは1枚を複数人で利用できませんが、18きっぷは1枚を複数人で利用可能です。
2~5名の旅行にピッタリです。
そして、乗り放題パスは自動改札を利用可能なのに対して、18きっぷは自動改札を利用できません。
熱海駅など、係員窓口が混雑しがちな駅でも乗り放題パスなら自動改札で楽チンです。
JR各社のお得なきっぷを紹介
全国どこでも乗り放題の「秋の乗り放題パス」は、さしずめ水戸黄門の印籠のような存在です。
そこまで万能ではないものの、特定エリア内でしたらより使い勝手の良いきっぷもあります。
ここからは、JR各社が並行して販売しているお得なきっぷを紹介しましょう。
【JR北海道】特急にも乗り放題な「北海道フリーパス」
≪画像元:トラストバンク≫
JR北海道では、「北海道フリーパス」を販売しています。
有効期間開始日の1か月前より当日まで販売しており、7日間乗り放題です。
北海道内の在来線特急列車の普通車自由席及びジェイ・アール北海道バス(一部路線を除く)に乗り放題で、普通車指定席も6回まで利用できます。
価格は2万7,430円で、子ども料金の設定はありません。
【JR東日本】(10/15~30に利用)北陸新幹線を半額で利用可能な「新幹線eチケット(トクだ値スペシャル21)」
≪画像元:JR東日本≫
JR東日本では、「新幹線eチケット(トクだ値スペシャル21)」を以下のスケジュールで販売しています。
・ 販売期間:乗車日1か月前の10時00分から21日前の23時50分まで
・ 利用期間:10月15日~30日
北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の全列車(普通車指定席) の、東京・上野・大宮と黒部宇奈月温泉~敦賀間の各停車駅が設定されています。
運賃と料金が50%割引となっており、東京~福井を例に挙げると、1万5,610円のところ7,800円です。
券売機やみどりの窓口での販売はありません。
【JR東海】休日に2日連続乗り放題の「JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」
≪画像元:JR東海≫
JR東海の「きっぷうりば」がある駅及びサポートつき指定席券売機設置駅で、「JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」を販売しています。
土休日の連続する2日間に限り販売し、同様の条件で利用可能です。
JR東海だけでなく、伊勢鉄道や伊豆箱根鉄道など16私鉄に乗車できます。
価格は8,620円(子どもは4,040円)ですが、別途特急券を購入すれば、熱海~米原間の「ひかり」「こだま」に4回まで乗車可能です。
JR東海エリアの東海道線は基本的に各駅停車なので、新幹線で上手にワープしたいですね。
【JR西日本】(11/30までに利用)山陽新幹線を25%相当のポイントで利用可能な「WESTERポイント超特典きっぷ」
≪画像元:JR西日本≫
JR西日本ではネット予約「e5489」で、「WESTERポイント超特典きっぷ」を以下のスケジュールにて販売しています。
・ 販売期間:9月19日~11月30日(乗車日1か月前から当日まで)
・ 利用期間:10月1日~11月30日
山陽新幹線全線開業50周年を記念したきっぷで、山陽新幹線の101~200キロ(営業キロ)区間が対象です。
通常価格の約25%相当のWESTERポイントを使って利用できます。
新大阪~岡山駅を例に挙げると、通常6,460円のところ1,610ポイント(子どもは半分のポイント)で利用できます。
上記は通常期の場合で、最繁忙期・繁忙期・閑散期で必要ポイントが異なります。
【JR四国】特急にも乗り放題な「四国フリーきっぷ」
≪画像元:JR四国≫
JR四国では、「四国フリーきっぷ」を販売しています。
JR四国全線の特急列車自由席を連続3日間乗り放題です。
JR四国バスのうち、路線バス(大栃線、久万高原線)にも乗車可能です。
価格は8,620円(子どもは4,040円)です。
【JR九州】(来年3/31まで)熊本・宮崎・鹿児島が3日間乗り放題の「南九州 DE 超回復!きっぷ」
≪画像元:JR九州≫
JR九州ではネット予約限定で、「南九州 DE 超回復!きっぷ」を以下のスケジュールにて発販売しています。
・ 販売期間:9月1日~2025年3月22日(乗車日7日前まで)
・ 利用期間:10月1日~2025年3月31日
熊本県、宮崎県、鹿児島県のの新幹線、特急列車、普通・快速列車の普通車自由席に、連続する3日間乗り降り自由のきっぷです。
普通車指定席も3回まで利用できます。
価格は1万5,000円(子どもは6,000円)です。
JR九州では個性的な観光列車がたくさんありますので、それらを乗り倒せるのはうれしいですね。
お得なきっぷで新たな魅力を発見しよう
秋の乗り放題きっぷ、紹介したJR各社のお得なきっぷは普通列車なら乗り降り自由で、気になった場所ふらっと途中下車できます。
また、紹介したきっぷの多くに子ども料金が設定されていて、週末旅行などへお子さん連れで行くのも悪くありません。
お盆や年末年始ほどまとまった休みが取れなくても、JR各社のお得なきっぷなら高速移動が可能です。
お得なきっぷで新たな魅力を発見しましょう。
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