先週は、米経済のソフトランディング期待から欧米市場は買いが入り、中国景気対策への期待でも安定した買いが入りました。
日本では3月期末決算企業の中間配当の権利取りで、多くの銘柄で買いが入り、金曜日には大陽線となって週末入りしています。
大引け後に、自民党の総裁選挙の結果を受けて、波乱の展開となり、先物ではサーキットブレーカー発動と、パニック相場となりました。
チャート分析
チャートを細かく見ていきましょう。
日足の移動平均線
5日線は、上向きで推移し、株価も5日線の上で週末入りとなっています。
25日線は、上向きで推移し、200日線に接近しています。
75日線は、下向きから徐々に上向きに変化し、上向きになった75日線を下から5日線がゴールデンクロスしています。
並び順は、5日75日25日で、上昇トレンドのはじまりとなっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万8457円処を推移しています。
トレンドライン
意識されていた7月11日と9月2日高値を結んだ斜めのラインを24日月曜日に抜けて、そこからは9月3日4日の窓を埋め、一気に3万9000円台となり、4万円を目指す展開となりました。
下には9月19日20日の窓があり、そこを週明けに埋めるのか3万7000円台の値動きに注目です。
一目均衡表
三役好転となり強気のシグナルが出ています。遅行線は青天井状態で、基準線と転換線の位置もクロスし、株価は雲の上を推移しています。
週明けに株価が下がってきた時に雲が下支えとなるのか注目です。
10月22日からは雲のねじれがあるので、ここは意識していきましょう。
ボリンジャーバンド
収縮から広がりを見せ、株価は+2σ到達となりました。
ここからボリンジャーウォークとなり上昇していけるのか、それとも+2σを上限として下へ向かいBOXをつくるのか確認していきましょう。
スローストキャスト
買われすぎゾーンに到達しています。
ここからさらなる上昇となり、スローストキャストが上に張り付いて機能しなくなるのか、それとも下降へと転じるのか注目です。
MACD
0ラインを越え、上昇トレンドとなっています。
このままどこまで上向きのトレンドが続くのか意識したいところです。
ヒストグラムも強気のサインを出しているので、ここからの展開に注目していきましょう。
次回、新月は10月3日、満月は10月17日(スーパームーン)です。
総合判断
パラボリックは上昇トレンドを示唆しています。
先週は強気の上昇を続けた日経平均株価ですが、BOX上限と考えるとそろそろ反転を意識する頃合いでした。
上昇をしていた日経平均株価ですが、海外投資家は5週連続売り越しとなっており、それが何を意味するのかということを今一度考えなくてはなりません。
日本のマーケットは海外投資家が半分以上牛耳っている
日経平均株価が上昇する中で、海外投資家は売ってきていたということは、上昇中に買っているのが日本の個人投資家だということです。
中間配当取りで買いを入れた後に、大きく下落したならば、元も子もありません。
大引け後にマーケットが大きく動き波乱の展開となった場合、逃げようがなくなり、眠れぬ週末を迎えるということもあり得るのが相場です。
建玉の整理整頓
週末や連休などは、しっかりと建玉の整理整頓をして、パニックにならずに冷静に対応できるように日々心がけてください。
為替相場は円高に向かい、日経先物は3万7000円台となっており、週明けは大きく荒れる展開が予想されます。
難しい相場となりそうですが、しっかり向き合っていきましょう。
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