台風10号が猛威を振るっています。
交通機関は大混乱ですが、列島を縦断する形となるため、新幹線などは特に影響が大きいです。
今回は、新幹線・特急券の払い戻しなどについて説明します。
JR各社では手数料なしできっぷの変更・払い戻しを実施
≪画像元:JR西日本≫
2024年の台風10号の影響を受け、JR各社ではきっぷの有効期間の変更・払い戻しを手数料無料で行います。
台風の影響を受けると予想されるエリアのJRの対象のきっぷは、以下の通りです。
・JR西日本:8月25日~9月2日を有効期間に含む、在来線各駅および山陽新幹線、北陸新幹線(敦賀~上越妙高)を発着または通過となるきっぷ(同一行程で使用するきっぷを含む)
・JR四国:8月25日~8月31日を有効期間に含む、在来線各駅を発着または通過となるきっぷ(同一行程で使用するきっぷを含む)
・JR東海:8月27日~9月1日を有効期間に含む、在来線各線および東海道新幹線(東京駅~新大阪駅)を発着または通過となるきっぷ(同一行程で使用するきっぷを含む)
・JR九州:8月25日~8月31日を有効期間に含む、在来線各駅および九州新幹線、西九州新幹線を発着または通過となるきっぷ(同一行程で使用するきっぷを含む)
・JR東日本:8月25日~9月2日を有効期間に含む、在来線各駅および東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線(東京~上越妙高)を発着または通過となるきっぷ(同一行程で使用するきっぷを含む)
今回は特に、JR東日本における対応について詳しく紹介します。
対象列車
≪画像元:JR東日本≫
JR東日本管内の新幹線(はやぶさ、こまち、かがやきなど)、特急(しなの、踊り子、成田エクスプレスなど)が対象です。
東京~新大阪間を行程に含んでいれば、東海道新幹線(のぞみ、ひかり、こだま)も9月1日乗車分までの予約に限り、対象となります。
払い戻しについて
乗車日から1年以内であれば、手続きが行えます。
期間に余裕があるので、急ぎでない人は忘れない程度の後日に手続きするといいでしょう。
購入方法によって払い戻しの方法が異なるので、購入方法別に解説しましょう。
駅で購入
乗車(予定)日の翌日から起算して1年以内に、近くのJRの駅窓口に申し出ます。
その際には払い戻すきっぷが必要となりますので、紛失しないように保管してください。
旅行代理店で購入
≪画像元:JTB≫
旅行代理店でJRのきっぷを含む商品を購入した場合は、旅行代理店に問い合わせてください。
JTBでは、状況に応じてさまざまな対応をしています。
ネット・アプリから予約して駅できっぷ発券済みなものの、往路列車が運休している場合を見てみましょう。
1. 往路指定列車出発前までに、最寄りのJRのみどりの窓口にJR券(原券)を持参の上、往路は運休証明を受け、復路は取消証明を受ける
2. 宿泊、レンタカー、各種オプション等の全ての取消連絡をする
3. コンタクトボードにて取消希望および上記、取消手続きをした旨を連絡する
4. 旅行代金が払い戻される
なかなか期限が短くかつ面倒ですが、高額商品ですのでやるしかありませんね。
「えきねっと」で購入
JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で購入した場合、きっぷを受け取ったかどうかで対応が異なります。
・ 受け取っていない場合:発車時刻6分前までえきねっとサイトで払い戻し操作を行える
・ 受け取った場合:駅での対応となる(えきねっとサイトでは払い戻し操作が不可)
台風10号に伴う臨時の取り扱いで、通常時とは異なります。
対象列車を含んでいない予約でも、えきねっとサイトで払戻操作可能ですが、手数料が発生します。
商品ごとに払い戻しの条件が異なる
≪画像元:JR東日本≫
えきねっとには様々な商品がありますが、商品によって払い戻しの条件が異なります。
・ JRツアー:出発前の申出に限り手数料なしで払戻(電話または取消申請フォームにて申出)
・ 宿だけプラン:自身で宿泊施設に問い合わせ
・ 新幹線eチケット、在来線チケットレス特急サービス:手数料なしで払戻
・ 大人の休日俱楽部パス、週末パスなど:手数料が発生
・ JR東日本株主優待割引券、JRE BANK優待割引券を利用:手数料なしで効力が復位(期限延長はなし)
・ 新幹線eチケット(どこかにビューーン!)割引クーポンを利用:クーポンの再発行(自動で復位しない)
・ タッチでGo!新幹線:運賃相当額のみをICカードから精算
えきねっとでの払い戻しの流れ
≪画像元:JR東日本≫
えきねっとで購入したが受け取っていないきっぷは、えきねっとサイトで払い戻せます。
1. ログインする
2. マイページから払い戻す予約を選択する
3. 「申込内容の確認・変更・払戻へ進む」ボタンを押す
4. 「払戻(取消)する」ボタンを押す
5. 「払戻手数料は発生しません」と表示されていることを確認し、「この内容で払戻(取消)を確定する」ボタンを押す
6. 払い戻しの完了を確認する
発券済みの人はゆっくりと、発券しない人は急いで手続きを
運休列車のきっぷを持っている人は、急いで手続きする必要はありません。
1年以内にJR駅の窓口で払い戻し手続きをしてください。
しかし、旅行代理店経由できっぷを購入・発券した人は、急いで駅窓口へ行きましょう。
えきねっと(発券なし)の人は駅へ行く必要がありませんが、その分期限が短いです。
先延ばしにせず、急いで払い戻しましょう。さもないと、手続きが面倒になりますので。
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