先週は、ダウは史上最高値更新となり、上昇の勢いが増して日経平均株価も上昇へと思えば、エヌビディアの決算後はナスダックが下げ、日経平均株価も横ばいの推移となりました。
週明けは上昇して始まる公算で、9月2日がレイバーデイの祝日で米国市場は休みとなっており、日本市場は月曜日火曜日が一方通行で動きやすいので、その点に注意して動向を確認していきましょう。
チャート分析
チャートを細かく見ていきましょう。
日足の移動平均線
5日線は、上向きで推移し、株価は5日線に触れながら上下を推移し週末入りしています。
25日線は、下向きで推移していましたが、金曜日に上向きに変化したことで、ここから上向きで上昇していけば、再度200日線とゴールデンクロスとなります。
75日線は、引き続き横ばいで推移しながら、徐々に上向きに変化してきています。
並び順は、75日5日25日で、下降トレンドの終わりとなっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万7358円処を推移しています。
トレンドライン
8月16日から、とても狭いレンジで右肩上がりにジリジリと上げてきました。
このレンジをいつ抜けるのかということが意識されます。
心理的節目の3万9000円から3万400円あたりが上昇の上限として意識されますが、ここを超えると4万1000円処の窓埋めも意識されてきます。
下は8月15日116日の窓埋めが意識されるところです。
一目均衡表
週末の8月30日に雲のねじれがあり、週明けは、どちらかに転換されるのか注目です。
基準線は下向き、転換線は上向きで乖離しています。
なかなかこのような乖離の位置関係はめずらしいことなので、この先の株価の動きに注目です。
遅行線は7月24日25日の窓を上にすり抜け、強気の上昇へと向かう勢いです。
雲は、日々線の上ですが、このまま横ばいを続けても9日あたりから雲の上に出る公算ですので、強いというシグナルとなります。
ボリンジャーバンド
収縮してきたバンドは週末に若干広がりを見せたことから、ここから+1σでの横ばいの動きを見せてくるのか確認していきましょう。
スローストキャスト
買われすぎゾーンへと入り、上へ張り付くような強さを見せての週末入りです。
ここからさらなる上昇を続けるのか、いつ、買われすぎゾーンを下に抜けるのかに注意しながら、どこまで上昇していけるのか見ていきましょう。
MACD
0ラインの上へ出て、上昇トレンドとしています。
ヒストグラムは徐々に弱くなっていましたが、週末にはまた上昇へ向かう位置にあります。
次回9月18日が満月(中秋の名月)、9月3日が新月です。
総合判断
パラボリックは引き続き上を目指しています。
ADXはトレンドがないことを示しています。
8月30日に7月以来久しぶりに75日線に触れ、週明け75日線を越えていけると、75日線が下支えしてくれて、さらなる上昇が見込めます。
25日線も上向きになり、今週中に5日線と75日線とのゴールデンクロスが完成して上を目指したいところです。
9月は下げのアノマリーがある月です。
上昇トレンドから一気に反転の可能性も視野に、しっかりチャートを確認しながら向き合っていきましょう。
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