株式会社サンケイリビング新聞社および株式会社リビングくらしHOW研究所は、2024年7月に地域情報サイト「リビングWeb」のユーザーを対象に「政治についてのアンケート」を実施しました。
調査には合計で3600人が回答し、8月14日に岸田文雄首相が自民党総裁選不出馬を表明したことを受け、次期リーダー選出への関心が高まっています。
調査の結果、回答者の特徴としては、全国都市部に居住する40代以上の女性が多く、政治への関心が高い層が72.7％を占めました。
支持政党については無党派層が57.6％と過半数を占め、「政治家不信」が蔓延している現状が浮き彫りになりました。
岸田政権の直近の政策についての評価では、「骨太の方針」「改正政治資金規制法」「定額減税」「酷暑のりきり緊急支援」のすべてにおいて「評価しない」が最多となり、特に「酷暑のりきり緊急支援」以外の政策では「わからない・答えない」が30％以上を占めました。
これにより、政策内容が国民に十分に伝わっていないことが示されました。
次の内閣に優先して取り組んでほしい課題としては、「経済政策・物価対策」が最も多く、次いで「年金・社会保障制度」「外交・安全保障」が続きました。
これらの結果から、次の内閣には国民の生活に直結する課題への対応が求められています。
次の衆議院議員選挙の時期については、「9月の自民党総裁選挙の前」や「2024年内」といった早期の実施を望む声が多く、年内での総選挙実施が適当と考える人が過半数を占めました。
次の政権への期待については、「政権交代を期待する」が42.6％で、「自公政権の継続を期待する」を上回りましたが、「わからない・どちらとも言えない」が37.7％と大きな割合を占め、今後の総選挙までに有権者の判断が揺れ動く可能性が高いです。
次に選ばれる国会議員に期待することとしては、「実行力・推進力」「政治資金や倫理に対する潔癖さ」「優れた性格・人格」がトップスリーとなり、清廉性や実行力が求められていることが明らかになりました。
この調査結果は、次期政権に対する国民の期待と課題を浮き彫りにし、今後の政治動向に大きな影響を与える可能性があります。
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