PayPay経済圏の住民にとって、PayPayカードは欠かせません。
そんなPayPayカードですが、1人で複数枚発行可能になりました。
複数枚発行でどのようなメリットがあるのか、疑問点を解消しつつ解説します。
最大4枚のPayPayカードを発行可能に
≪画像元:PayPayカード≫
8月7日より、複数のPayPayカードを申し込めるようになりました。
≪画像元:PayPayカード≫
発行可能なカード枚数は、以下の通りです。
・ 家族カード:PayPayカードは各国際ブランド10枚ずつ最大30枚、PayPayカードゴールドは最大3枚(年会費無料)
・ ETCカード:PayPayカードは各国際ブランド5枚ずつ最大15枚(年会費550円/枚)、PayPayカードゴールドは最大5枚(年会費無料)
すでにPayPayカードゴールドを持っている人は、PayPayカードしか追加作成できません。
家族カードは自動発行されませんので、審査可決後に申し込んでください。
申込はかんたん
≪画像元:PayPay≫
申込はPayPayアプリより行います。
「PayPayカード」→「便利なサービス」→「カードの追加」をタップします。
追加したいカードの種類と国際ブランドを選択してください。
カードの暗証番号を設定し、カードの利用目的を選択、ソフトバンクアカウント連携に関するメッセージを読んで「次へ」ボタンをタップします。
これで申込は完了で審査開始です。
すでにPayPayカードを持っているため、氏名や住所を改めて入力する手間がありません。
審査通過(最短50秒で完結)後1週間~10日前後でカードが届きますが、審査完了後は即時オンラインショップなどに利用可能です。
複数のPayPayカード、どう使い分ける?
≪画像元:PayPayカード≫
複数枚発行したPayPayカードの使い分けは、無限大です。
追加発行したPayPayカードをPayPayアプリに登録すれば、全てのカードの請求明細、支払い口座、各種手続きも一括管理できます(Webでも可能)。
家族それぞれに渡して使い分け、と行きたいところですが、本人以外に渡してはいけませんよ。
用途に応じた使い分け
≪画像元:PayPayカード≫
複数のカードを、以下のように支払い項目に応じて使い分けるのもいいでしょう。
・ PayPayカード(Visa):普段使い用
・ PayPayカード(Mastercard):ネットショッピング用
・ PayPayカード(JCB):固定費の引き落とし用
≪画像元:PayPayカード≫
カードそのものでの支払いだけでなく、「PayPayクレジット」(旧あと払い)の支払い元に設定するPayPayカードも、複数のクレカで使い分けできます。
国際ブランドの特色に合わせた使い分け
≪画像元:PayPayカード≫
Visa/Mastercard/JCBの国際ブランドには、それぞれ特色がありますので、その特色に合わせた使い分けもできます。
Visa/Mastercardは世界的に通用するので、海外へ行く際には重宝するでしょう。
Visaはタッチ決済でキャンペーンを行っていることが多く、タッチ決済用としてVisaを使うのもいいですね。
JCBは海外のJCBプラザを利用できるので、有名観光地に行く際には持っていくといいでしょう。
他のカード会社の2枚目のカードとの違いは?
PayPayカード以外にも、楽天カード、三井住友カード、リクルートカードなどで2枚目のカードを発行できますが、いくつか違いがあります。
発行可能枚数
PayPayカードは1人最大4枚まで発行可能なのに対し、他のカード会社は基本的に最大2枚までしか発行できません。
PayPayカードは、4枚のカードでより細かい使い分けができますね。
ゴールドの複数枚発行
PayPayカードは、ゴールドカードを1枚しか持てません。
楽天カードも同様ですが、三井住友カードはゴールドの複数枚持ちが可能です。
しかも、2枚目の年会費は1枚目よりも安く設定されています。
国際ブランド
リクルートカードは、VisaとJCB、MastercardとJCBと、2枚の組み合わせに必ずJCBが入ります。
楽天カードは唯一アメックスがあり、同じ国際ブランドを複数枚発行可能です。
一方のPayPayカードは、Visa/Mastercard/JCBのどの組み合わせでも、各国際ブランド1枚ずつ発行できます。
キャッシング枠
PayPayカードでは、複数枚それぞれにキャッシング枠を付けることができます。
楽天カードは、1枚にしかキャッシング枠を付けられません。
複数枚のPayPayカードに関するよくある質問
PayPayカードはカードで支払うだけでなく、PayPayアプリと紐づけている人も多いと思います。
ただでさえ少し複雑なのに、そこに複数枚のカードが加わったら、さらにこんがらがりそうです。
そこで、複数枚のPayPayカードに関するよくある質問を、回答とともにまとめました。
カードがごちゃごちゃになって分かりにくくなりそうだけど?
≪画像元:PayPayカード≫
PayPayカード裏面には、カードを見分けられるように自由記入欄を設けています(2枚目以降のレギュラーカードのみ)。
「生活費用」など、区別しやすいように記入してください。
アプリのカード情報画面でも同様に、カードごとに「カード名」を設定できます。
利用限度額は合算されるの?
≪画像元:PayPayカード≫
複数枚あるPayPayカードのうち、最も利用可能枠が大きい方が複数枚のカード共通の総利用可能枠です。
利用可能枠は、アプリまたはWebで確認できます。
各カードの利用可能枠は合算されません。
引き落とし口座を分けることはできるの?
≪画像元:PayPayカード≫
それぞれのカードで引き落とし口座を分けることは可能です。
ただし、申込時点では最も新しいカードの引き落とし口座に統一された状態になっています。
入会後に管理メニューより変更してください。
カード同封の「預金口座振替依頼書」からも変更手続きができます。
ポイント・PayPayステップはどうなるの?
≪画像元:PayPayカード≫
カードの利用特典(PayPayカード特典・PayPayステップ)は複数枚のカードで共有されます。
カード利用で還元されるPayPayポイントは、合算されます。
PayPayステップの条件達成についても、複数枚のカード全ての利用分がPayPayステップのカウント対象です。
「PayPayクレジット」への登録は自分でしなきゃいけない?
≪画像元:PayPayカード≫
PayPayのキャンペーンでお得になるのに、PayPayカードユーザーのみ利用可能な「PayPayクレジット」はマストアイテムです。
・ 発行済みのPayPayカードがPayPayクレジットに登録済み → 追加発行カードも自動登録
・ 発行済みのPayPayカードがPayPayクレジットに未登録 → 追加発行も含めた全カードが自動登録
ただし、Yahoo! JAPAN IDとPayPayアカウントが連携されていない場合は、連携を別途行わないといけません。
「ソフトバンクとPayPayカードのアカウント連携」は自分でしなきゃいけない?
≪画像元:PayPayカード≫
PayPayカードの特典には、ソフトバンクとPayPayカードのアカウント連携が必要なものが一部あります(ソフトバンク利用料金の支払いで最大10%還元など)。
1枚目と2枚目以降に申し込んだカードによって、アカウントの自動連携の有無が異なります。
・ 1枚目:PayPayカード、2枚目以降:PayPayゴールド → PayPayゴールドに自動連携
・ 1枚目:PayPayカード、2枚目以降:PayPayカード → 自動連携なし
・1 枚目:PayPayゴールド、2枚目以降:PayPayカード → 自動連携なし
ただし、通信料の支払いカードの設定は自動的に切り替わりません。
PayPayカードゴールドの追加申込時に設定を変更してください。
「カード利用速報」を個別に設定できるの?
≪画像元:PayPayカード≫
カード利用速報は、PayPayアプリのプッシュ通知とPayPayアプリ取引履歴で常時表示されます。
利用日時や場所、利用金額が表示されます。
カード利用速報は全カード共通で、カードごとの個別設定はできません。
ETCカードは自動発行されるの?
ETCカードは自動発行されません。
また、すでにPayPayカードのETCカードを持っている人が、PayPayカードゴールドの追加申込をしても、PayPayカードゴールドのETCカードの自動発行は行われません。
PayPayカードのETCカードの自動解約もされませんので、自身で解約・発行手続きをしてください。
キャッシング枠やリボ払いも共通なの?
≪画像元:PayPayカード≫
リボ払いの申込やキャッシング枠については、カードごとに設定が必要です。
追加申込をしたカードをYahoo!ウォレットへの登録したい場合、自動で登録されません。
自身で登録する必要があります。
キャンペーンがあるかも
≪画像元:PayPayカード≫
現在、PayPayカード/PayPayカードゴールドの新規入会キャンペーンが行われています。
9月2日から、「ワイモバ10周年PayPayカード新規入会特典」が開始するようです。
もしかしたら、このタイミングで2枚目以降のカード発行のキャンペーンもあるかもしれませんね。
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