Amazonの名を語るメールは、フィルターをすり抜けて毎日届きます。
不正ログインさせて個人情報を詐取するのが目的ですが、メールアドレス等をよく観察すると、偽メールなのはわかります。
ある日もメールを確認すると、購入確認メールが届いています。
購入した覚えはないので迷惑報告の上削除しようとして思い直しました。メールアドレスが本物に見えます。
メールのリンクをクリックはせず、Amazonに別途ログインして確認してみたところ、前日にKindle版電子書籍が本当に購入されていました。
筆者はもともとKindleを使っていないので、購入するはずはありません。
不正に購入されたものと判断しました。
ただ同時に、現代社会においては驚くほどの事件だとも思いませんでした。
ともかく次の2点をなんとかしなければなりません。
購入を取り消し、実害なしにする
二度と不正購入をされないよう防止策を講じる
後始末に奔走した結果、いろいろなことがわかりました。
Amazonの問い合わせ先が見つからない
現代社会は、問い合わせをしたくても電話番号がすぐ見つかり、すぐにつながる時代ではありません。
簡単な内容の電話まですべて受け付けていたらビジネスが破綻しますから、仕方ないことです。
この点よく理解しているものの、問い合わせ先が出てこないので困りました。
Amazonの購入履歴には当の電子書籍が出てくるのですが、カスタマーサービスから商品単位で問い合わせを入れようとすると、この本が表示されないためです。
問い合わせの手順
結局、過去に注文した別の書籍からAmazonのチャットに入り、そこから電話の問い合わせ(掛けてもらう)を受けることにしました。
筆者はブラウザ版でなんとかしましたが、Amazonアプリを使った場合の手順は次の通りです。
アプリのトップページから、右下の三本線をタップ
最下部「カスタマーサービス」をタップ
「注文内容について」をタップ
任意の商品をタップ
「注文の確認、変更、キャンセル」をタップ
最下部の「カスタマーサービス」をタップ
「今すぐチャットを開始する」をタップ
または、
「電話をリクエストする」をタップ
最初はチャットで解決しようとしましたが、チャットの自動モードから先、具体的な相談事項に進めず、最終的には電話のリクエストをしました。
電話はわりと早く掛かってきました。
当初は電話も、自動応答でやりとりしていました。
過去の注文商品(書籍)について「キャンセルできない」と返答がありましたが、そちらをキャンセルしたいわけではありません。
プッシュボタンの選択により、なんとか人間のオペレーターにつないでもらえました。
注文取消しに成功
不正に購入された疑いのあることを伝え、オペレーターに注文取消を依頼しました。
Kindleで読んでしまっていれば別でしょうが、無事取り消してもらえました。
Amazonポイントと、Amazonギフトカードから支払われていましたが、これも返してもらっています。
セキュリティ対策を講じる
原因の究明とは別に、アカウントへのログイン方法は変えるべきでしょう。
その顛末です。
メールアドレスと、パスワードの変更
アプリのカスタマーサービスから、ログインID、パスワードの変更ができます。
次の通り作業しました。
・メールアドレスを別のものにした
・パスワードを変更(Googleが自動で入力してくれるものに変更)
・スマホアプリを導入。スマホアプリのパスワードは、パソコンに登録した自動入力パスワードを参照し、手入力した
スマホアプリが増えるのも面倒ではありますが、アプリを使うと決めておけば、メールで届いたリンクをクリックする必要はなくなります。
ただし翌日、Amazonの不正調査により、せっかく設定したパスワードも無効になってしまいました。
実は不正アクセスではなかった
必要ないのに注文された書籍のキャンセルと、今後の不正アクセス対策についてはいったん解決を見ました。
Amazonの問い合わせ先がわからず混乱した割に、比較的冷静に対処できたという自負もあります。
しかし落ち着いてから、調べる気になりました。
スマホのブラウザ(Chrome)履歴で、Amazonを検索してみました。
するとなんと、このたび購入されていた電子書籍の履歴がありました。
どうやら、まったく自覚のないままAmazonサイト内でこの電子書籍が閲覧され、そして「1-Clickで今すぐ買う」ボタンがタップされてしまったようなのです。
原因は恐らく、Amazonミュージック
3か月間無料キャンペーンで入会したAmazonミュージックから、スマホの暴走が次々とリンクを踏み、愛読の作家でもないミステリー小説に行き着いたようです。
折からの暑さによるスマホの暴走と思われます。
少なくとも不正アクセスによるものではありませんでした。誰の責任かといえば、筆者自身の責任です。
それにしても注文確認のメールを見ていなければ、しばらく気づかなかったでしょうから怖いことです。
再度似たようなことがあったとしても、次の通り対処できる自信は得ました。
・Amazonの注文履歴もたまにチェックする
・Amazonはアプリで使い、ブラウザではログインしないようにする
・万一またスマホの暴走で購入してしまっても、今回の方法で問い合わせが可能
再度のログイン問題
Amazonが不正購入かどうかを調査するためでしょう。
せっかくメールアドレス、パスワードを替えたのに、ログインできなくなりました。
ログインページには「お困りですか?」のリンクがあり、「その他のログインに関する問題」からさらに進んで、またオペレーターにつないでもらっています。
このたびも比較的すぐつながりました。
問い合わせ初日は、「もう少し待ってから掛けて欲しい」ということでした。
この時点では、処理がまだできないようでした。
翌日に再度問い合わせて、ようやくログインできるようになりました。
Amazonからメールが届くか送ってもらったりなど、いろいろした結果です。
今回、問い合わせるにしても、ブラウザの履歴を確認してからにすべきだったと反省しています。
1-Click注文を無効にする
スマホの暴走という問題は、たまにあります。
特に暑いときには多くなります。
緊急送信されてしまい困ったという話もよくあります。
この問題とは別に、誤発注については「1-Click」で注文できてしまうことにも原因があります。
筆者はこの方法を必要としていないので、今回無効にしてみました。
・「1-Click設定」をタップ
・「お客様の購入設定」で、「すべての1-Clickを無効化」をタップ
今後は大丈夫そうです。
後処理が大変だったが、今後は大丈夫そう
スマホの暴走から始まり、不正購入ではないかと疑ったりもしました。
最終的には元に戻せました。
今後似たようなことがあっても、アプリから「カスタマーサービス」に進むことで迅速に解決できそうです。
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