近年、副業関連で「サイドハッスル」という言葉が囁かれています。
収入を得る目的ではなく、もっと根本的な自己実現を目的としているのが特長です。
副業で収入を得るだけじゃなくて、もっとやりがいを感じたい
好きなことで人生の幸福度を上げたい
副業でお金稼ぎ!という流れに嫌気が差している方なら、上記のような感情を抱くこともあるでしょう。
サイドハッスルはここ数年で、かなり話題になってきた考え方です。
大枠で見れば副業と一緒ですが、その中身は方向性が異なります(おもに米国で話題)。
筆者も最初は「副業」として取り組んでいましたが、最近ではこの「サイドハッスル」の考え方に近くなってきました。
この記事では、自己実現に重きを置いた「サイドハッスル」という考え方についてまとめました。
結果としてもっと高い次元で収入を得られるようになります。
サイドハッスルとは
本業とは別に「自分の興味や情熱を活かして行う副業」のことです。
まだ新しい単語過ぎて「再度発する」と変換されてしまいます。
従来の副業やアルバイトとは異なり、単に収入を得ることだけが目的ではありません。
サイドハッスルの特徴
自分の好きなことや得意分野を活かせる
柔軟な時間管理が可能
プロジェクトやクライアントを自由に選択できる
個人の成長や自己実現につながる
従来の副業がおもに収入増加を目的としているのに対し、サイドハッスルは個人の興味や情熱を追求する機会を追求します。
例えば趣味のイラスト制作をオンラインで販売したり、得意な料理を教えるクラスを開いたり。
サイドハッスルは自分のペースで取り組めるため、本業や私生活とのバランスを取りやすいのも特徴です。
また自分の興味に基づいて活動するのでモチベーションも維持しやすく、長期的に続けやすいという利点もあります。
サイドハッスルは単なる副収入源ではなく、個人の情熱や才能を活かしながら、新しいライフスタイルを実現する手段です。
サイドハッスルと副業の「5つの違い」
サイドハッスルと副業は一見似ているように思えますが、実際にはいくつかの違いが見られます。
1. 目的の違い
サイドハッスルは個人の情熱や興味を追求し、自己実現を図ることがおもな目的です。]
一方で従来の副業は、追加収入を得ることが目的となります。
2. 自由度の違い
サイドハッスルは、自分で時間や仕事内容を決められる自由度が特徴です。
副業は雇用主や契約先の規定に従う必要があり、比較すると自由度が低くなります。
3. スキル活用の違い
サイドハッスルでは自分の得意分野や、趣味を存分に活かせます。
副業は必ずしも自分のスキルや興味と一致しない仕事である場合も多いです。
4. 成長機会の違い
サイドハッスルは個人の成長や、新しいスキルの習得につながりやすい傾向があります。
副業は既存のスキルを活用することが多く、新たな成長機会が限られやすいです。
5. 長期的な展望の違い
サイドハッスルは将来的に、本業に発展する可能性を秘めています。
副業は通常、本業とは別の収入源としての位置づけが大きいです。
以上のように、サイドハッスルと副業には明確な違いがあります。
分かりやすく言うと、サイドハッスルのほうが「楽しく稼げるし成長できる」といった感じでしょうか。
サイドハッスルの具体的な例6つ
サイドハッスルは多様な形態があり、個人の興味や専門性に応じて多くの方法で収入を得られます。
いくつかの業種で例を見てみましょう。
例1:フリーランスライター
30代の会社員Aさんは、週末を利用して専門分野の記事を執筆。
収入:月平均10万円、年間で約120万円の副収入
例2:オンライン家庭教師
大学生Bさんが英語の個人指導をオンラインで提供。
収入:週3回、2時間ずつで月6万円程度
例3:ハンドメイド商品の販売
主婦Cさんがアクセサリーを制作し、オンラインマーケットプレイスで販売。
収入:月平均5万円、繁忙期には10万円以上
例4:YouTubeチャンネル運営
料理好きのDさんが簡単レシピ動画を投稿。
収入:チャンネル登録者1万人で月3~5万円、広告収入や商品紹介で増加
例6:フリーランスのウェブデザイナー
例:会社員Eさんが副業として個人事業主向けにウェブサイトをデザイン。
収入:1案件5~10万円、月平均20万円の副収入
ほかにも写真販売やポッドキャスト配信、オンラインコース制作といった多くの例があります。
明確な違いは「自分も成長できて楽しく働けて、苦痛じゃない」という点。
いずれの例も筆者の周りでお話をしたことがあり、成長を感じながら高次元で副業を成功させています。
お金稼ぎだけに固執すると本当に続かない
筆者も副業相談を受けるうえで、「多くの人が続かない」と強く実感しています。
その多くがやはりお金稼ぎを主軸に置いており、自身の楽しさや自己実現は考えていません。
もちろんお金に困っている状態なら、そう考えてしまうのは仕方ないでしょう。
筆者も最初は同様に考えていて、偶然楽しさに気付いて方向転換できています。
最初はお金稼ぎ、副収入を得る目的で始めても構いません。しかし続けていくなら、間違いなくサイドハッスルの考え方が重要になります。
ぜひこの記事を見た方は副業を始める際、本記事の内容を頭の片隅に入れておいてみてください。
どう考えてもお金のために稼ぐ人より、好きで打ち込んでいる人のほうが何倍も楽しく、何倍も稼げます。
サイドハッスルを行う上での注意点
サイドハッスルは魅力的な収入源となる可能性があるものの、同時にいくつかのリスクも伴います。
とくに詐欺や悪質な勧誘に注意するのは重要です。サイドハッスルの考え方はややきらびやかな側面があり、イメージしやすいワードに釣られやすいです。
「絶対に儲かる」といったお金儲けワードだけではなく、「自分の未来を自分で切り開きませんか?」といった未来をイメージさせる言葉も要注意。
まずは必要なもの以外、お金は払わずに始めましょう。
基本的にはパソコンがあれば十分ですし、中古であれば1万円程度でフルセットが手に入ります。
よくあるコーチング料や入会料、手数料と言った金額は支払わないようにしてください。
サイドハッスルはただの副業ではなく未来を見据えた自己実現である
サイドハッスルは単なる副収入を得る手段ではなく、自己実現と個人の成長を促進する新しいライフスタイルです。
自分の情熱や才能を活かして柔軟な働き方を実現できれば、経済的自由だけではなく時間の使い方や人生の選択肢を広げられるでしょう。
さらにサイドハッスルを通じて得られる経験や人脈は、将来のキャリアにも大きな影響を与える可能性があります。
わざわざサイドハッスルをしよう!と思わなくても良いので、この考え方を元に副業スタートしてみるのがおすすめです。