いよいよ夏本番です。
気温も一気に高くなり、熱中症など暑さへの対処にも気が抜けない時期となってきました。
100均各社の店頭にも、この時期にはひんやりとからだを冷やすグッズが並びます。
数年前から大ブームとなり、クールグッズの定番になったのが首を冷やすリングです。
PCMという材質を使っており、28℃で自然に氷のように固まり、ひんやりと感じさせます。
また、首の回りには太い血管があり、首を冷やすことで効果的にからだを冷却できると言われています。
例えば熱中症が疑われる場合には、「からだを冷やす (特に、首の周り、脇の下、足の付け根など)」のが有効とされています。
手軽にひんやり感を味わえる、首を冷やすリングは、100均では「クールネックバンド」などのネーミングで販売されています。
100均の首を冷やすリングの詳細については、こちらの記事もおすすめです。
クールネックバンド専用ポーチが登場
このクールネックバンド、意外に持ち運び方が悩ましいアイテム。
首にかけられるようCの形をしており、鞄にそのまま入れると中のものにひっかかってしまったり、溶けている時には柔らかくなるため破れやすくなったり。
そんなお悩みを解決するために、近頃は専用の持ち運びポーチも各種発売されています。
キャンドゥではそんなクールネックバンド専用ポーチが販売されています。
今回はクールネックバンド専用ポーチの詳細をチェックしてみました。
キャンドゥ:クールネックバンド専用ポーチ(税込み330円)
首を冷やすリング、各種クールネックバンド用の保冷ポーチです。
サイズは(約)縦19cm×横16cm×マチ3cmと記載されていました。
ポーチと、丸型保冷剤のセットです。
写真のものはブルー、このほかグレーがあるようです。
ファスナーで閉めるようになっており、内側にはアルミ蒸着シートで加工されています。
材質はポリエステル、裏面コーティングは塩化ビニル樹脂、内生地は発泡ポリエチレンとアルミ蒸着シートです。
対応サイズは直径18.5cm以内のクールネックバンドと記載がありました。
首まわり約35cm対応の大人用Lサイズでも問題なく入りました。
Lサイズを2つ入れても、ぎりぎりファスナーが閉まる、といった感じです。
付属の保冷剤は、直径13cmの丸型です。
バッグにはやや余裕がありますので、保冷剤はもう少し大きめのものであっても問題なく入りそうです。
テストしてみた!
それではさっそく、使用感についてテストをしてみました。
テスト1:どれくらい保てるのか?
調査日は気温33.5℃、曇天の日に、筆者宅のベランダの日陰に、固体状態のクールネックバンドを保冷剤と共に保冷バッグに入れ、どれくらい保冷できるのかを試しました。
テストに使ったクールネックバンドは、同じくキャンドゥで購入した首を冷やす用のクールネックバンド(税込み550円)です。
Lサイズで、首回り適合サイズは約35cm、重量約155g(プラスマイナス10g)と記載あり。
使用目安は外気温25度~35度基準で約60分、冷蔵庫20分以上、冷凍庫5分以上、冷水20分以上でかたくなると記載がありました。
12時半頃テストをスタート。
左の先端部分に、固体状態で「えくぼ状」になるほどしっかり固まっているのが見てとれます。
18時半を超えたところで、チェック終了。
テストに使用したクールネックバンドが不透明に近く、中身の溶け具合が写真からはわかりにくいのですが…。
まず、保冷剤はすっかり溶けてしまいました。
また肝心のクールネックバンドは、触ってみた感触としては、2/3ほど溶けてしまったようなイメージでした。
保冷バッグとはいえ、そのまま真夏日に単体で外に数時間置いておくと、完全な固体を保つのは難しい印象でした。
しかし、外に保冷ポーチのみを数時間置いても固形部分はかなり残っていたので、鞄の中などに入れておけばさらなる保冷効果が見込めそうです。
テスト2:再冷凍は可能なのか?
調査日の気温は35.2℃、晴れの日に、テスト1と同様筆者宅のベランダの日陰に、液体状態のクールネックバンドを保冷剤と共に保冷バッグに入れ、固体になるのかを調査しました。
同じくお昼過ぎ、12時半頃テストをスタート。
冷凍した保冷剤と共に、ゆるゆるの液体状態になってしまった保冷剤と共に保冷バッグに入れます。
18時半頃までねばって最終チェックしてみましたが、完全な固体にはなりませんでした。
半分弱固まっただろうか、というような感じです。
調査日がかなり高温になったこともあり、付属の小さ目の保冷剤では完全な固体にはなりませんでした。
外で使用し、溶け切ったものを再度固めるなら、かなり保冷効果の高い保冷剤を使用する必要がありそうです。
結果および感想
保冷効果・再冷凍効果は非常に高いとは言えないものの、ある程度の保冷効果は感じられました。
クールネックバンドのサイズや種類によっては、さらに高い効果が得られそうです。
しっかりと保冷したいなら、保冷剤を強力なものにするのも良さそうです。
注意:こちらのテストは筆者が個人で行ったものであり、結果は天候条件やクールネックバンドの性能によっても異なります。あくまで目安とお考えください。
コスパはどうか?
こちらのクールネックバンドのポーチ。
筆者が調査日に検索してみたところ、大手サイトで「クールネックバンド ポーチ」で検索してみたところ、最安値は税込み418円でした。
税込み330円のキャンドゥ製品に軍配があがりました。
また、大手通販会社の製品では、同様の商品が税込み1,400円以上で販売されていました。
大手通販会社の製品は大きく、また取っ手がついているといった付加価値もありますが、小さくシンプルなポーチでいい、という場合にはキャンドゥ製品の方がむしろ便利とも考えられます。
サイズぴったりの保冷ポーチは使い勝手も良く、税込み330円はなかなかのお値打ち価格です。
まとめ:キャンドゥのポーチは買いか?
クールネックバンドがここ数年、首を冷やすひんやりアイテムとして定番化しており人気です。
以前は1つ数千円したクールネックバンドですが、現在は100均各社で、お手軽な値段で販売されています。
100均大手であるキャンドゥでは、今シーズン、クールネックバンドだけでなく、クールネックバンド専用ポーチが販売されています。
価格は保冷剤付きで税込み330円。
内側にアルミ蒸着シートが貼られたしっかり仕様です。
保冷効果は健闘するも、屋外日陰に単体で放置した状態では、完全な固体を長時間維持するのは難しいようです。
また完全に溶けてしまった状態から、炎天下で完全な固体に戻すのは難しいようでした。
ただ長時間たっても完全な液体にはならなかったため、一定の保冷効果があることは確かです。
条件次第では大きな力を発揮するアイテムです。
またサイズ感などはほどよく、形が特殊なため、使用時意外はバッグの中で少し邪魔になってしまうクールネックバンドをコンパクトにすっきり収納可能。
税込み330円なら十分買いのアイテムだと言えそうです。
また、クールネックバンドの効果には限界がありますので、過信をせずしっかりと暑さへの対策を怠らないようにしてください。
これからの暑い季節、プチプラひんやりグッズで乗り切りましょう!
情報は調査時のものであり、内容やデザインなどが変更となっている場合があります。なお店舗により取り扱いの内容は異なりますので、お求めの際には事前にご確認ください。また取り扱い説明をよくご確認いただき、注意してご使用いただけますようお願い申し上げます。
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