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日本国内では多くの地域で猛暑日や熱帯夜が増加しており、熱中症リスクが高まっています。
ダイキン工業株式会社は、本格的な暑さの到来を前に全国の20代~60代の男女530名を対象に「熱帯夜の睡眠時の熱中症対策とエアコン使用に関する意識調査」を実施しました。
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調査結果によると、熱帯夜の睡眠時や起床時に体の不調を感じたことがある人は約7割にのぼり、過去に軽度なものも含めた熱中症を発症した可能性があることが示されました。
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一方で、調査対象者のうち約3人に1人は「熱中症の危険を感じたことがない」などの理由から、熱帯夜の熱中症対策に積極的に取り組んでいないことも明らかになりました。
また、4人に3人が熱帯夜に「暑くて目が覚める」などの悩みを持っていると回答しています。
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エアコンの使用率については、約8割の人が熱帯夜の睡眠時にエアコンを使用していることが分かりました。
特に、熱中症対策に積極的に取り組んでいる人ほどエアコンを「つけっぱなし」にする傾向があることも明らかになりました。
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帝京大学医学部附属病院高度救命救急センター長の三宅康史先生は、「熱帯夜に体調に違和感なく入眠したにもかかわらず、睡眠時や起床時に体の不調を感じた場合、軽い熱中症の可能性も疑ってみてほしい」と話します。
特に倦怠感は、熱中症の初期症状として最も多いとされています。
また、熱帯夜に熱中症対策をしていない理由として、「危険を感じたことがないから」(43.0%)が最も多く、続いて「睡眠時の熱中症対策が具体的にわからないから」(26.8%)、「夜間や睡眠中に熱中症になるリスクがあることを知らなかったから」(16.8%)という結果が出ました。
三宅先生は、「住まいの風通しの良さなど、熱帯夜を過ごす環境は人それぞれだが、熱中症の危険性をあまり意識していなかったり、熱中症対策の仕方を知らなかったりして何も対策をしないと、今後の熱中症リスクにつながる恐れもある」と指摘しています。
さらに、熱帯夜の睡眠時にエアコンを使用する人の使い方について調査したところ、「朝までつけっぱなし」(46.1%)と「タイマー設定をして、寝ている途中で切れるようにしている」(43.5%)がほぼ同数という結果となりました。
エアコンの適切な使用は、熱中症対策において重要です。
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夏の睡眠時、エアコンをつけていないと室内の温度や湿度が上昇し、熱中症への警戒が必要な環境になることがあります。
エアコンを朝まで「つけっぱなし」にしておくと、一般的に熱中症の危険性が少ないといわれる程度の暑さ指数(WBGT)に抑えることが可能です。
気温や湿度が高い日は、エアコンをタイマーで切るよりも朝まで「つけっぱなし」にした方が、快適な睡眠にもつながると考えられます。
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熱帯夜でも「睡眠の質」を意識して過ごすことは、翌日の熱中症リスク低下につながる可能性があります。
適切なエアコンの使用や睡眠環境の整備を心がけ、健康を守りましょう。