先週は、大きなイベントがあり、様子見となった1週間でした。
良質なマンションの維持に欠かせない法律「区分所有法改定」の動き その主な見直し点について
FOMCは想定通りで、日銀政策決定会合も大きな動きなく、市場予想通りとなり通過しました。
気になるところとしては外国為替市場で158円にタッチし円安に振れ、160円目の前に介入が意識される数字となっています。
ドル円のチャートを確認しても、テクニカル的にも円安になる公算と見られますが、どうなるでしょうか。
為替も意識しながら、ここのところ急上昇しているハイテク株の個別チャートの値動きも視野に、分析していきましょう。
チャート分析
それでは、チャートを細かく見ていきましょう。
日足の移動平均線
5日線は、上向きで推移しています。
25日線は、緩やかな上向きとなっています。
先週に引き続き株価は25日線を下支えにして推移しました。
75日線は、緩やかに下向きへと変化してきました。
上値抵抗として意識されていた75日線を11日に超えましたが陰線となり、その後は75日線を越えられずに週末入りとなっています。
並び順は、75日5日25日の並び順で下降トレンドの終わりとなっています。
引き続き狭い値幅で株価は推移し、上は75日線、下は25日線の間に挟まれた状態が2週間続いています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万5627円処を推移しています。
トレンドライン
意識されていた3万9000円ラインを挟んで上下行ったり来たりの展開となりました。
6月11日に5月20日高値チャレンジしましたが届かずに、5月20日21日と6月11日13日のラインが上値として意識されます。
今後はこのラインを越えてくるかどうか確認していくこととなります。
下は3万8500円処での小さなBOX形成となっているため、この価格帯も意識されるとことです。
それから6月30日の安値3万7617円がネックラインとなる為、この下抜けも警戒していきたいです。
一目均衡表
雲を出たり入ったりと株価は横ばいの動きをした1週間でした。
13日に基準線と転換線がクロスし、遅行線も日々線の上を推移し、強気を意識する形となっています。
しかし、ローソク足が雲に入ったまま週末入りとなっており、下への弱気も見え、売り買いの思惑が拮抗となっています。
7月22日に雲のねじれかと思われましたが、ねじれではないので、この先の雲の大きさも確認していきましょう。
ボリンジャーバンド
TPラインと+2σの間で株価は推移しています。
トレンドは横ばいですが、バンドが収縮しているので、ここからバンドが大きく開いていく可能性もあるので、しっかり確認していきましょう。
スローストキャスト
売られすぎゾーンに到達せずに、3月31日から反転し、買われすぎゾーンに到達しました。
このまま買われすぎゾーン内で大きく上昇を見せるのか、それとも、このまま下向きで売られすぎゾーンへ向かうのか、見ていきましょう。
MACD
先週に引き続き、0ライン近辺で横ばいの動きを見せ、ヒストグラムも小さく、どっちつかずの推移です。
0ラインを割っていないことで、上昇トレンドは維持されています。
トレンドが崩れたときには大きく動いてくるので、0ラインを基準に確認していきましょう。
次回の新月は7月6日です。
満月は6月22日ストロベリームーンです。
総合判断
陰転だったパラボリックが好転しています。
イベント通過後で、ここからは、株主総会時期となり、更に配当の再投資が見込まれるので、毎年米国に対して日経はさほど下げないというアノマリーもあります。
今年はどうなるでしょうか。
今月に入って、日経平均株価はもみ合いの相場を示していますが、ハイテク株に限らず全体的に買いが進めば、BOX上放れの可能性があります。
SQ値3万8535円を陽線で終え、今週高値を超えるだけの買いが入るのか難しい局面ですがしっかり見ていきましょう。