不動産クラファン(クラウドファンディング)の「利回りくん」で、年利5.12%、分配金が6か月1度の“あるファンド”に1万円を投資して半年経過。
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第1回目の分配金が出て、しかもポイントももらえて驚きの還元率・利率になったので、赤裸々に報告レポします。
体験したからこそわかる不動産クラファンのメリット、デメリットもお話します。
「利回りくん」で半年間の投資結果は?
≪画像元:利回りくん≫
「利回りくん」で「新宿区中落合再開発プロジェクト」というファンドに1万円を2023年10月から運用していて、これまでもらった配当額は254円、そして、もらえた楽天ポイントは1,232ptです。
還元率や分配利回りを計算すると
1万円における254円は … 2.54%(1年後に256円もらえ、年利は5.12%の予定)
1万円における254円+1,232ptは … 14.86%
(1ポイント1円と計算する、年利は25%以上も?)
楽天ポイント獲得分も還元率などとして含めてよいなら、「半年ですでに14.86%の還元率・分配利回り」となっていて、年間での還元率・分配利回りも楽しみです。
≪執筆者撮影≫
ファンド「新宿区中落合再開発プロジェクト」は、予定利回り年利5.12%、分配金は6か月に1度。
4月と10月に配当がもらえ、2026年の10月が契約終了月なのですが、その翌月(11月)末日までに出資金・分配金が戻される予定です。
「利回りくん」とは何か
「利回りくん」は、不動産クラファンと呼ばれ、株式会社シーラによって運営されています。
不動産クラファンとは、投資家が資金を出資し、集まったお金でマンションや別荘など不動産などに投資するものです。
≪画像元:利回りくん≫
「利回りくん」でアカウントを新規登録し、「ファンド一覧」を見ると、出資内容は、2nd Home(別荘)、支援型障がい者グループホーム、マンションなどさまざまで、ファンドによって、運用期間や予定利回りも違います。
例えば、4月11日~4月18日に申込を受けつけていた「第1期 SANU 2nd Home 南アルプス 1st」のファンドでは、別荘への出資で、運用期間8か月、予定利回りは5.5%(年利)でした。
≪画像元:利回りくん≫
ファンド名をクリックすると詳細内容がわかり、分配金は8か月に1度もらえることもわかります。
「利回りくん」では最低1万円から出資でき、ファンドによっては出資者限定特典もあり、こちらの「第1期 SANU 2nd Home 南アルプス1st」では100万円以上出資すると、20人にSANU 2nd Home1か月分の月会費が無料になる特典などもついています。
「利回りくん」のメリット・デメリットなど
筆者は、おそるおそる必要最低限の1万円しか投資をしていませんが、それでも「利回りくん」や不動産クラファンのメリットやデメリットを感じ取ることができました。
メリット1. 楽天ポイントがもらえる
≪画像元:利回りくん≫
「利回りくん」ではマイページにログインすることで毎日1ポイント、1年間で365ポイントがもらえ、しかも、もらえるポイントは楽天証券で投資信託などの買付に使える「通常ポイント」です。
このほか、誕生日ポイント(100ポイント)や出資付与ポイント(50ポイント)もあります。
ポイ活主婦として、最初、「利回りくん」に挑戦したのも楽天ポイントがもらえる「ポイ活」のためでした。
≪画像元:利回りくん≫
しかも、7日間連続ログインをすると、1等(500ポイント)~5等(10ポイント)のいずれかが当たります。
筆者の場合、3等(50ポイント)、4等(30ポイント)、5等(10ポイント)のいずれかしか当たったことがないですが、それでも連続ログインで楽天ポイントが“さらに”もらえます。
1万円を軍資金として、約半年間で1,232ptがもらえた内訳としてはマイページにログインするだけだったので、割のよいポイ活だったと感じています。
メリット2. 金額は1万円から投資できる
不動産クラファンの「利回りくん」では、ファンド一覧を見る限り最低金額1万円から投資できます。
J-REITだと最低でも5万円ほどは必要で、不動産株の個別銘柄だと100株の単元で買う場合、銘柄によっては数十万円用意することも普通です。
その点、不動産クラファンは1万円と少額から投資できます。
デメリット1. 途中で解約できない
デメリットもあり、「利回りくん」では、投資をすると自己都合の中途解約はできません。
プロジェクトが進行している途中で解約しようと思っても無理なので、余裕資金で行う必要があります。
ただし、契約直後のクーリング・オフについてはでき、「契約成立時書面」の電子交付をお客様が受けweb画面上で確認した日から起算して8日以内に、弊社に書面通知を出すことで、クーリング・オフによる解除であればできます。
デメリット2. 人気ファンドはすぐに募集枠がなくなる
「利回りくん」では、常にファンドが買えるわけではなく、期間中に購入意志を示して買う方式を採用しています。
そして人気ファンドは募集枠がすぐになくなってしまうようです。
もし投資をしたいと考えているならタイミングを待たないといけません。
登録しているメールアドレスに新規ファンドの案内が来るため、チェックを欠かさないようにしましょう。
元本割れはある?「優先劣後システム」で基本的にはなし
≪画像元:利回りくん≫
投資で一番怖いのが元本割れで、せっかく投資をしているのに資産価値が下がってしまっては精神的にも落ち込んでしまう人もいることでしょう。
「利回りくん」では、「優先劣後システム」を採用していて、運用資産の評価額が下がった場合でも、劣後出資者の株式会社シーラが負担することで、基本的には元本割れが「ない」とされています。
元本保証がまったくないと断言はできませんが、実際、筆者が投資した不動産ファンドでも、現時点では投資金額の元本割れはなく、予想分配金も支払われたと表記があり、楽天ポイントもきちんと付与されています。
不動産クラファンの「利回りくん」は少額から始められる
一部では「あやしい」と言われる不動産クラファンですが、筆者は少額の1万円を半年間預けてみて、元本割れがなく、しかも楽天ポイントが予想以上にもらえて「ポイ活」ができたことから、投資のひとつとして考えてみてもよいと思っています。
もちろん、ファンド内容を吟味する必要はありますが、余裕資金として分散投資するのもいいのではないでしょうか。