筆者は、年会費無料のクレジットカードを常時20枚弱持っています。
2024年春からTポイントがVポイントへ 何が変わる?気になるアレコレ
入会時には例外なくキャンペーンの特典を得ていますが、特典獲得後のカードは利用頻度が落ちていくのも普通です。
使いみちが消滅したカードは順に解約していきますが、そこに至っていない休眠中のカードもいくつかあり、これらがときどき息を吹き返して役立ちます。
今回休眠カードまたは低利用頻度のカードが、続けて役立つ状況になりました。
休眠カードの活かし方をご案内します。
休眠カードも役に立つ
多数持ちの筆者ですが、各カードの利用頻度には差があります。
利用頻度の低いカードの特徴です。
・ 入会キャンペーンが済み、日常の利用のメリットが薄い
・ 特定の店舗の特定の日にしか使わない(スーパー系列等)
・ 世間で普及しているので、念のため持っている(筆者の場合、楽天カード、リクルートカード)
・ 特定サービス終了につき、使いみちが消滅(セゾン・アメックス)
ただ、この状態になったカードも、状況しだいでは宝の山です。
いずれ整理(解約)するまでは使い尽くしたいものです。
こんな利用機会があります。
・ JCBブランドの、提携カードも対象になるキャンペーン
・ 公共料金キャンペーン
・ リボ払いキャンペーン
JCBブランドのキャンペーン
海外利用を想定しないカードなら、国際ブランド選択にJCBはおすすめです。
しばしば提携カードも対象となるキャンペーンが実施されるためです。
今2024年もすかいらーくの20%還元キャンペーンがありましたし、昨2023年にもセブン-イレブンの20%還元がありました。
利用頻度の低いカードばかり3枚を活用し、キャッシュバックを得ました。
公共料金キャンペーン
現在、ポケットカードで公共料金引落しのキャンペーン開催中です。
最大8,000円相当という大きなものです。
こちらは世間でよくある内容というわけではありません。
筆者にとっても想定外の大きなキャンペーンです。
入会キャンペーンを達成したファミマTカードは、ほぼ用がなくなってしまったのですが、このキャンペーンに参加するので延命します。
ちなみに先のJCBのキャンペーンでも活躍しました。今後も地味に使い続けるかもしれません。
リボ払いキャンペーン
既存会員向けのリボ払いキャンペーンが、最近また増えてきたようです。
筆者はリボ払いのキャンペーンを大変重視しています。
かつて入会時に特典を得たカードが、再び蘇る機会です。
休眠カードは、リボ払いに挑むのに向いているのです。
休眠カードには公共料金やチャージ等、定期的に支払うものがないため、手数料をいかに減らすかが重要なリボ払いキャンペーンにはぴったりです。
リボ払いは知識がないと極めて危険なので、軽々しく参加するのはいただけません。
次の知識を持っているなら、多数持ちユーザーにとっては、チャンスです。
・ リボ残高の計算方法
・ リボ残高を残すことの危険性
・ リボ手数料を回避できる場合、必ずすること
・ リボ手数料回避ができない場合、リターンと手数料総額との適切な比較をする
・ リボ残高を任意に減らして構わない場合(キャンペーンによりけり)、積極的に繰上げ払いで残高を減らす
リボ払いキャンペーンについて、筆者は現在同時に4つ参加しています。
さらにこのたび三井住友カードのリボ払いキャンペーンが始まりましたので、次に紹介します。
そして幸いなことに、三井住友カードの休眠カードもあるのです。
三井住友カードのリボ払いキャンペーン
三井住友カードのリボ払いキャンペーンは通年で実施していますが、最近はもっぱら入会時に参加できるものだけでした。
久々に既存会員向けのものが登場しました。これに休眠カードで挑みます。
紹介します。
6万円使って2,000円キャッシュバック
今回のキャンペーンは、2,000円が還元されます(キャッシュバック)。
決して多額ではないものの、リボ手数料を支払わないで済ませることができるため、価値があるのです。
リボ手数料がゼロの場合、還元率に引き戻すと3.33%、さらに通常のカード還元率0.5%を加えると3.83%還元となります。
三井住友カードの場合、リボ手数料をわざと発生させると通常の還元率が1.0%となります。
支払日後すぐに残高を全額ATM等で返済することでさらなる還元率アップが可能ですが、手間に見合うリターンではありません。
要エントリー(2024年6月30日まで)
≪画像元:三井住友カード≫
エントリー期間は、4月15日から始まっています。
6月30日までにエントリーします。
なお、三井住友カードのリボ払い「マイ・ペイすリボ」の毎月の支払額を、3万円以下に設定する必要があります。
リボ払い登録後2か月後末日までに6万円利用のこと
リボ払いはいつまでにいくら使うかの計画が重要です。
今回のキャンペーンは、2か月後の月末までに6万円です。
4月リボ払い登録なら、6月末までに6万円使うと達成です。
6月リボ払い登録なら、8月末までに6万円使うと達成です。
そして、登録月から3か月後の末日頃にキャッシュバックがあるので、それまでリボ払いの毎月支払額を3万円以下で維持する必要があります。
手数料を支払わないためには
三井住友カードのリボ払いは、「初回手数料無料」タイプです。
リボ残高のない状態でリボ払い利用を始めた場合、一般的には締日から開始となる手数料計算が、次の支払日からとなります。
最初の支払日に残高の全額を支払ってしまえば、リボ残高がなくなるため、手数料が発生しません。
こうする最も簡単な方法は、「臨時増額」です。
利用明細の確定後、次の支払日に支払う額を増額します。
三井住友カードのアプリ、Webサイトから手続きすると、リボ残高を残さず全額支払えます。
三井住友カードの締日は利用者の希望により15日と末日とがありますが、どちらの場合も締日後、任意の1か月間に6万円使ってしまい、翌月の支払日に残高を全額支払ってしまえば、手数料なしでキャンペーン達成です。
リボ手数料の発生は要件になっていません。
参照:三井住友カード
休眠カードの登場
このキャンペーンは、三井住友カードで「マイ・ペイすリボ」登録が可能なカードが対象です(リボ専用カードのRevostyle、エブリプラスは除く)。
ところで筆者の持つOliveゴールド等メインのカードは、キャンペーンを攻略するのに万全ではありません。
毎月一定額の支払いがあって、リボ開始1か月めは手数料をゼロにできても、2か月めはすでにリボ払い残高のある状態で利用をスタートするため、必ず手数料が生じるのです。
このとき休眠カードが役立ちます。
1か月だけ6万円を使って、翌月使わないことでリボ手数料をゼロにできるためです。
三井住友カードでも、筆者は休眠カードを持っています。
プロミスVisaカードという、消費者金融一体型のカードです。
このカードの入手時にも、リボ払いキャンペーンに挑みました(3,000円キャッシュバック)。
それ以来の出番が来るわけです。
なお筆者にはチャレンジ中の入会キャンペーン兼リボ払いキャンペーンがあるため、なるべく参加時期を遅らせます。
6月末までにエントリーし、7月、または8月の1か月間に集中して6万円決済する予定です。
複数のリボ払いキャンペーンにチャレンジ中
筆者のポイ活史においても珍しいことですが、現在4つのリボ払いキャンペーンにチャレンジしています。
三井住友カードのキャンペーンで、ついに5つ目になります。
挑んでいるキャンペーンの進行状況をお知らせします。
【進行状況】
★ 参加の意思を決めた
★★ キャンペーン登録、リボ登録を済ませた
★★★ 実際にリボ払いに挑んでいる
★★★★ 求められた全額を支払い終わった
★★★★★ 還元を受けた
※カッコ内はキャンペーンの特典(円相当)です。
・ リクルートカード★★★★ (2,000)
・ セブンカード・プラス★★★ (5,000)
・ ウエルシアカード★★★ (5,000)
・ S STACIAカード★★★ (3,000)
・ プロミスVisaカード★ (2,000)
リクルートカードは、関連記事の通り公共料金引落しの異動だけでまかないました。
すでに求められた1万円の決済を確定しており、移動した2種類の公共料金もまた他のカードに移し終えました。
手数料なく達成です。
セブンカード・プラスとウエルシアカード(イオンカード共通のキャンペーン)は、満額であるそれぞれ5万円、3万円の達成間近です。
期限を見ながら少しずつ使っています。
どちらも、リボ手数料回避ができないものの、還元額が高いので割は合います。
S STACIAカードも三井住友カードですが、これは休眠カードではなく、新規に入会した際にリボ払いにも合わせてエントリーしたものです。
こちらはリボ払いキャンペーンは気にせず、入会キャンペーンの最大達成額8万円を目指して現在、精力的に利用しています。
少なくとも最初の支払いの際は、増額でリボ手数料無料にできます。
そして最後がプロミスVisaカードとなります。
短期間で、わずかな手数料(見込みとして2,000円強)を支払うことで合計1万7,000円を得られます。
不要な買い物を一切せずにこれだけ湧いて出てくるわけで、リボ払いキャンペーンも馬鹿にならないことがわかります。
休眠カードが役立つとき
カード2~3枚派の方には多数持ちにどんな意味があるのか、理解しづらいかもしれません。
見てきましたように、休眠カードによって世間のあらゆるチャンスを拾うことができるわけです。
使いつくした後に解約してしまうことも多いのですが、今回取り上げたカードはすべて延命しそうです。
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