特定の経済圏に囲いこまれたがる人も多いのですが、実際には決済の種類を増やしていくとお得な機会も増えます。
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JAL Payで、クレジットカードチャージで還元が増えるキャンペーンが始まりました。
なお2.2%還元は「一般的なクレジットカードを用いて国内で利用する」ユーザーにとっては過大な数字です。
当該ユーザーには最大1.1%であり、実際に増えるマイルはそれほどでもないのですが、価値はあると考えます。
今後お得を拾うチャンスも拡大するでしょう。
JAL Payはなんの役に立つ?
≪画像元:日本航空株式会社≫
キャッシュレス界のNo,1決済PayPayにすら、黎明期は「クレジットカードで払うからいらない」などという声も浴びせられたものです。
航空系であるJAL Payなど、マイラーでもないのならなんの役に立つのか、もっとわからなくて不思議はありません。
非マイラーにもJAL Payはちゃんと役立ちます。
マイルは1マイル1円で使える
航空会社のマイルは、最終的な使いみちで価値が大きく変わります。
特典航空券に交換する場合、1マイルが2円相当にも、10円相当にもなることがあります。
ただ飛行機で使わなくても、日常で1マイル=1円では使えます。
今回のJAL Payクレジットカードチャージのキャンペーンも、「マイル1.1%還元」を少なくとも「ポイント1.1%還元」と考えることはできます。
1.1%還元なら、キャッシュレスとしては価値のあるほうです。
ちなみに1.1%還元はJAL Pay側の数字であり、チャージするクレジットカード次第で価値はさらに上がります。
500マイルからJAL Payポイントにできる
≪画像元:日本航空株式会社≫
「一般の買い物のためにマイルをためる」のも、数字によってはありです。
マイルを交換する単位が気になります。
JALの場合、500マイルからJAL Payポイントに交換し(1マイル=1ポイント)、JAL Payで使う(1ポイント=1円)ことができます。
キャンペーンを除く通常時期のJAL Pay還元率は0.5%(マイル)なので、10万円JAL Payを使うと500マイルたまります。
このぐらいの決済をしてもいいのなら、試してみる価値はあるでしょう。
JALマイルの有効期限は3年、JAL Payポイントの有効期限は13か月です。
その他JAL Payポイントの特殊な利用法として、海外のMastercardが使えるATMで、1ポイント=1円相当の現地通貨を引き出すことができます。
JAL Payは決済方法豊富
最近はバーチャルカードを発行する決済が増えました。
バーチャルカードをApple PayやGoogle Payにセットすることで、スマートフォン等のタッチで決済ができるメリットがあります。
JAL Payもこのタイプなので、同じ決済原資をさまざまな手段で支払えます。
・スマホタッチ決済(Apple Payのみ)
・QUICPay+
・QRコード決済(Smart Code)
・ネット決済
・JAL Global WALLET決済(券面のあるプリペイドカード)
発行されるバーチャルカードがMastercardブランドで、Android(Google Pay)には対応していません。
Androidユーザーは、QUICPay+を使ってタッチで支払えます。
Smart Codeは、主要な○○Pay以外のQRコード決済をお店で使うために重要です。
利用可能な店舗にはSmart Codeのマークがあります。
ともかくQRコードとタッチ系、双方を押さえているのは強みです。
JAL Payのクレジットカードチャージキャンペーン
JAL機に乗るためにマイルをためる気のないユーザーにとっては「マイル2.2%還元」は過大な数字で、実際は1.1%還元なのですが、それでも価値はあります。
JAL Payクレジットカードチャージキャンペーン
2.2%還元は「JALカードからチャージ」かつ「JAL Payを海外で利用」の数字です。
本記事の想定読者は筆者と同じ「非マイラー、非JALカード」なので、この数字を押し出すわけにはいきません。
JALカード以外のカードを国内で使う場合の、最大1.1%についてご案内します。
本キャンペーンはエントリーが必要です。
エントリーサイトから必ずご参加ください。
キャンペーン期間:2024年4月2日~6月30日まで
JALカード以外でのマイルアップは、最初の1か月のみとなっているため、6月までのどこか任意の1か月間に、5万円チャージしてしまうのがおすすめです。
5万円はキャンペーン対象となる月の上限です。
チャージできるクレジットカード
≪画像元:日本航空株式会社≫
JAL Payにチャージできるクレジットカードには制限があるのでご注意ください。
「3Dセキュア2.0」対応の必要があります。
それをクリアした次の国際ブランドは、カード発行会社によらずOKです。
・Mastercard
・JCB
・ダイナース
次のカード会社もOKです。
・セゾンカード
・ビューカード
公式サイトの文言が説明不足気味ですが、セゾン、ビューカードならばVISAやアメックスでもOKのようです。
そしてこの2社には「例えば」が付いているので、他にもVISAやアメックスブランドが対応しているカード会社があるのでしょう。
なおMastercard、VISAの家族カードは不可です(3Dセキュア2.0非対応のためと思われる)。
・1日…3回
キャンペーンによるマイルアップ
クレジットカードのチャージ額自体に制限はありませんが、マイルアップ対象になるのは1か月あたり5万円までです。
そしてマイルアップは「通常0.5%」→「キャンペーン1.1%」です。
5万円チャージして、0.6%の300マイルがアップされるわけです。通常マイルを含めると、550マイルです。
大した数字ではないと感じますが、チャージ方法と組み合わせれば、通常の数字であっても価値があります。
JAL Pay設定キャンペーン最大300ポイント
ささやかですが重要なキャンペーンです。
エントリーは不要です。
JAL Pay設定を初めて実行すると、JAL Payポイントが最大300ポイントもらえます。
【300ポイントの内訳】
・設定…50ポイント
・2,000円以上クレジットカードからチャージ…250ポイント(設定と同月のこと)
2つのキャンペーンを併せると、「5万円チャージして買い物する価値は、850マイル」(850ポイントと想定)です。
この価値を、チャージ方法でさらに増やしましょう。
チャージするおすすめカード
JAL Pay側でのキャンペーンで加算されるマイルは、非JALカード会員の場合さほどの数字でなく、通常時は利用により0.5%(マイル)還元です。
それでもチャージ方法によってはメリットありです。
JAL Payへのクレジットカードチャージは始まったばかりであり、各クレジットカードにおいてポイント対象外にされていません。
そのため、還元率の大きなカードでチャージする価値があります。
おすすめカードです。
・リクルートカード(JCB、Mastercard)
・三井住友ゴールド(NL)※ Mastercardのみ
・SAISON GOLD Premium
・JCB CARD W
・Orico Card THE POINT
PayPayカードは、他社系チャージでのポイント付与を制限しない傾向があります。
1.0%のチャージが安定してできそうなので、継続的なチャージ元として期待できます。
三井住友カードは、すでにANA Payへのチャージが対象外にされています。
関係の深いANAがダメで、深くないJALならポイントが付くという状態は、長続きしないかもしれません。
Orico Card THE POINTは、還元率は1.0%でいいのですがポイントの交換率が著しく悪化しています。
WAON POINTなど等価の交換先が残っているので取り上げました。
PayPayカードのようにJAL Payへ1.0%でチャージできると、通常時でも1.5%の決済ができることになります。
設定での失敗談:遠い昔「JALマイレージバンク」の会員だったから…
筆者もJAL Payを使うための「JALマイレージバンクアプリ」をインストールし、設定することにしました。
新規会員登録しようとしたのですが、失敗してしまいました。
かつてJALマイレージバンクの会員だったためです。
使わなくなって10数年経っているので、弾かれたのは意外でした。
もっとも既存会員でもキャンペーンに影響はありません。
ただ調べてみると、本来持っているはずのJMBカードを再発行しないと(手数料500円)、JAL Payに登録できないとのことです。
500円支払うとキャンペーンがほぼ無価値になります。
再発行でなく解約できないかと思い電話してみたところ混雑していましたので、いったん断念しています。
実際に使ってみたかったのですが、思わぬところに障害がありました。
JAL Payには価値がある
キャンペーンはさておきJAL Payの実力を評価すると、「ちょっとお得でそこそこ便利な決済」だとはいえます。
まったくの非マイラーでも通常以上にお得に使えます。
ここからさらにマイラーへとステップしていったほうがもっと得にはなるでしょう。
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