読み終えた本を売りたいとき、メルカリとブックオフのどちらで売るか迷うことはありませんか。
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迷う理由は以下の2つだと思います。
できるだけ高く売りたい
発送の手間を考えると、さほど利益が出ないなら、手間のかからないブックオフに持ち込みたい
そこでこの記事では「メルカリとブックオフで、どれだけ手元に残る利益が違うのか?」について、
ブックオフで買取してもらった場合と、
メルカリで販売した場合で
手元に残る利益を、同じ本で比較していきます。
本を手放したいと考えている方に向けて有益な情報をお届けしますので、最後までぜひご覧ください。
結論:メルカリはブックオフの2.5倍の価格で売れる
筆者が最近ブックオフで買取をしてもらった本(ビジネスジャンル中心に約20冊)について、メルカリでの販売価格と比較してみたところ、以下のような結果となりました。
ブックオフ:定価の平均16%の価格で買取
メルカリ:定価の平均39%※の価格で売却成功 ※手数料と送料は引いたあとの手元利益で計算
結論:メルカリはブックオフの2.5倍の価格で売れる
メルカリなら、手数料と送料を引いたあとでも39%の利益が手元に残るということです。
キャッシュレス決済のキャンペーンでも、なかなかここまでの高還元はありませんから、手間を惜しまないならメルカリ一択という印象です。
メルカリには「バーコード出品」という便利な機能があり、本についているバーコードを読み込むことで、タイトルや商品説明の一部、ハッシュタグなどを自動入力してくれます。
その際、売れやすい価格帯もわかります。
出品から発送までの手間もかなり削減されてきているため、出品してみて、さほど手間だと感じない方も実際は増えているのではないでしょうか。
【実際の価格比較】メルカリとブックオフ、同じ本でもこれだけ違う
それでは筆者がブックオフで買い取ってもらった本を例に、メルカリでの平均取引価格と比較してみていきましょう。
※1(パーセンテージ)は定価に対する売却利益の割合です。
※2 メルカリは、手数料とクリックポスト送料(198円)を引いたあとに手元に残る利益から、パーセンテージを計算しています。
ドリル版インド式かんたん計算法 定価1,100円/ブックオフ買取150円(14%)/メルカリ販売価格990円・手元利益693円(63%)
犯罪心理学者は見た危ない子育て 定価990円/ブックオフ買取200円(20%)/メルカリ販売価格850円・手元利益567円(57%)
最後の海賊 楽天・三木谷浩史はなぜ嫌われるのか 定価1,980円/ブックオフ買取350円(18%)/メルカリ販売価格1,000円・手元利益702円(35%)
マルクス・アウレリウス「自省録」を読む 定価1,012円/ブックオフ買取100円(10%)/メルカリ販売価格700円・手元利益432円(43%)
コトラーのマーケティング3.0 定価2,640円/ブックオフ買取150円(6%)/メルカリ販売価格500円・手元利益252円(10%)
1秒でつかむ 定価1,980円/ブックオフ買取350円(18%)/メルカリ販売価格1,300円・手元利益972円(49%)
変な家 定価1,400円/ブックオフ買取450円(32%)/メルカリ販売価格850円・手元利益567円(41%)
ザ・コピーライティング 定価3,520円/ブックオフ買取700円(20%)/メルカリ販売価格1,500円・手元利益1,152円(33%)
「ぐるぐる考えすぎ」から抜け出す心のストレッチ法 定価891円/ブックオフ買取60円(7%)/メルカリ販売価格400円・手元利益162円(18%)
売れる本の共通項は?
いちばんメルカリとの販売価格差が大きかったのが、「ドリル版インド式かんたん計算法」です。こちらは未使用品でした。
「書店での販売価格とそう変わらない値段で自宅まで届くなら、お得」と考えるメルカリユーザーがきっと多いのでしょう。メルカリでは定価に近い値段で売れています。
楽天モバイルで何かと経済ニュースの話題にのぼりがちな三木谷社長の本にも高値がついています。
マルクス・アウレリウス「自省録」を読む の評価が高めなのは、
人気ドラマ「ミステリと言う勿れ」でマルクス・アウレリウスの「自省録」が物語のキーワードとなっていたことと、
「嫌われる勇気」でベストセラーを出した哲学者・岸見一郎さんが著者であることが理由でしょう。
「1秒でつかむ」はテレビ東京の名物番組「家ついてってイイですか?」がいかにして誕生したかについて描かれた本です。
またミステリーの「変な家」は、2024年3月25日現在、映画が公開中とあって評価額が高めになっています。
このように、トレンド性の高い本の価格が上がるのは、ブックオフでもメルカリでも共通しています。
しかしメルカリの方が、トレンドだけでなくユーザーの個別事情がより濃く反映されるため、流行りでなくてもタイミングが合えば値はつくとも言えます。
メルカリとブックオフ、どちらで売るのが良いのか?
メルカリの方が高値の傾向にあるといっても、売る人の事情によっては、ブックオフの方が向いている場合もあります。
それぞれの向いている人について整理してみました。
メルカリが向いている人
とにかく高値で売りたい人
販売に伴う手間をいとわない人
売れるまでに時間がかかっても良い人
売りたい本の冊数が少ない人
ブックオフが向いている人
大量の本を一気に売りたい人
断捨離中の人
売れるまでに時間をかけたくない人
販売に手間をかけたくない人
予想外な査定結果に売却をやめた大ヒット漫画
今回ブックオフへ買取依頼をしたものの、意外な査定がついて、売却をやめた漫画作品があります。
それは大ヒット作品の「鬼滅の刃」全巻セットです。
誰もが知る大ヒット作品ですが、あまりに多くの人が所有しているため、古本市場にいま集まりすぎているそうで、ブックオフでは1冊10円以下の査定となってしまいました。
メルカリでも似たような傾向にあり、全巻3,000円が価格相場ですが、3,000円から数百円の値引きをしてようやく買い手がつきだす状況です。
古本の価値にはトレンド性が大きく関わると先述しましたが、あまりにもヒットした作品は持っている人も多い分、値崩れが激しいことも覚えておきましょう。
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