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サブスク的に介護サービスを利用したい方におすすめの介護サービス「定期巡回・随時対応訪問介護」「小規模多機能型居宅介護」


サブスク的に介護サービスを利用したい方におすすめの介護サービス「定期巡回・随時対応訪問介護」「小規模多機能型居宅介護」
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介護が始まる時になるのが、介護サービスの利用料金がいくらかかるのかではないでしょうか。

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介護負担軽減の為にもっと介護サービスを使いたいが、お金がかかりすぎるのは困ると悩まれる方もいるでしょう。

介護サービスには、1回1回の回数で費用が発生するものと、サービスを受けた回数に関係なく、月額定額で、費用が発生するものがあります。

今回は、うまく利用すれば、お得になる、月額定額の介護サービスを紹介します。

もっと介護サービスを使いたいけどお金がかかりすぎるのは困ります

訪問介護・訪問看護を定額で利用できる「定期巡回・随時対応訪問介護」

訪問介護・訪問看護は、家に訪問介護員が来てくれる介護サービスです。

訪問時間の長さや時間帯、人数などで、1回あたりのサービス利用料金が変わります

利用回数が多いほど、料金が高くなっていきます。

しかし、定期巡回・随時対応訪問看護介護(以下:定巡)という月額定額の訪問介護・訪問看護サービスもあります。

月額定額であるため、毎日複数回利用しても料金は変わりません

また、24時間対応で、緊急時の訪問も行ってもらえます

料金は、介護度によって決まっています。

訪問看護は今必要がないという方には、訪問介護だけでのサービスが提供されます。

【料金例】介護1で1割負担の方

訪問介護のみの利用の場合 基本料金 月額5,697円

看護師の訪問看護も併用する場合 基本料金 月額8,662円

このほか、事業所により加算の料金が上乗せされます。初期加算1日につき32円など

参照:社会福祉法人 協同福祉会「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」料金表(pdf)

自宅での介護で掃除などを一緒に行う家事支援などはある程度の時間が必要ですが、1日何回も訪問が必要になる内容ではありません。

反対に、認知症の方に必要な安否確認や服薬確認、家族でのおむつ交換が難しい場合などは、短時間のサービスが1日複数回の訪問が必要な方な場合があります。

訪問介護を1日に複数回利用すると、あっという間に限度額を超えてしまいます

そういった場合、定巡を利用すると月額定額で済み、定巡だけを利用するならば介護保険の区分支給限度額内に収まります

金銭的な心配から1回あたりいくらだからと考え、週何回訪問介護員などに来てもらうかを計画すると、本来必要な訪問回数を確保できない可能性があります。

定巡であればひと月に必要な金額が最初から分かり、希望の回数訪問してもらえます

定巡は、短時間で1日複数回訪問が必要な方が、お得に介護サービスが利用できる方法です。

通所介護や訪問介護、ショートステイを定額で利用できる「小規模多機能型居宅介護」

通所介護やショートステイなど、介護度に関係なく家族や本人の状況により、頻回な利用が必要になる方がいます

しかし、頻回に利用したくても、1か月に支払える介護費用を超えてしまったり、支給区分限度額を超えてしまったりして、利用を控えている場合もあると思います。

そのような場合は、通所・訪問・泊まりを組み合わせて、月額定額で利用できる小規模多機能型居宅介護(以下:小規模多機能)がおすすめです。

小規模多機能は、月額定額で1か所の事業所で、通所・訪問・泊まりが提供されます。

3つのサービスを自由に月額定額で利用できるので、介護度は高くないものの頻回に通所や泊まりの利用希望がある方が、お得になるサービスです。

介護1で1割負担の方の料金例

月額基本料金 1万423円

この料金以外にも、事業所により加算が上乗せされます。 初期加算1日あたり30円など

また、泊まりの場合は、宿泊費もかかります。 1日あたり1,430円

参照:社会福祉法人 石鳥谷会 利用料金(pdf)

通所や泊まりの希望日に定員がいっぱいで利用が難しい場合でも、別料金がかかることなく、訪問のサービスを受けることができます

通所や泊まりが難しい場合でも、別のサービスで、在宅介護を支えてもらえる小規模多機能は、金銭的な負担を感じることが少なくてすむ、在宅介護の心強い味方です。

小規模多機能に訪問看護の機能を備えた「看護小規模多機能型居宅」も月額定額で利用できるお得なサービスです。

参照:ケアピリカみよし 利用料金(pdf)

どのタイプの介護サービスが合っているのか検討していきましょう

介護の月額定額サービスのデメリット・メリット

月額定額で利用できる定巡や小規模多機能のメリットデメリットを見ていきます。

メリット

・ 月額定額なため、料金を気にすることなく、必要なサービス量を確保できる

・ 本人や家族の状態に合わせた、頻回なサービスを受けることができる。

・ 月額定額なため、介護費用の見通しがつきやすい

デメリット

・ 定巡の場合、通院乗降介助以外で、他の訪問介護事業所を利用することができない

・ 長時間の訪問を受けることが難しい場合がある。

・ 小規模多機能の場合、通所や泊まりが定員いっぱいでも、他の通所やショートステイの事業と併用できない

・ 利用回数が少なくても、月額定額がかかり、損になる場合がある。

在宅介護を広くカバーできる定巡や小規模多機能ですが、利用回数や内容によっては、通常の訪問介護や通所介護、ショートステイを利用した方が安い場合もあります

定巡や小規模多機能の利用を検討する場合は、損をしない為にも希望するサービス内容や利用回数が確保できるか、必ず確認しましょう。

定巡や小規模多機能はぜひ活用したい介護サービス

月額定額で利用できる介護サービス、定巡と小規模多機能を紹介しました。

昨今流行のサブスクリプションの介護サービスバージョンともいえる2つのサービスですが、通所介護や訪問介護に比べて、知名度がやや低めです。

短時間で頻回な訪問があれば在宅介護が楽になりそう、今まで以上に通所介護やショートステイを使って介護負担の軽減をはかりたいと思った時には、定巡や小規模多機能はぜひ活用したい介護サービスです。

本人や家族との相性や提供されるサービス内容に納得できるかという問題もありますので、利用を検討してみたい場合には、担当ケアマネージャーに定巡や小規模多機能の事業所について聞いてみましょう

そして、定巡や小規模多機能の担当者とも、利用回数やどういったサービス内容を受けられるかをよく確認しながら、どのタイプの介護サービスが合っているのか検討していきましょう。

いつまで続くかわからない介護ですから、費用を抑えたいという相談は恥ずかしいことではありません。

必要なところに手が届く介護サービスを、無駄なく利用していきましょう。

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