2024年からの新NISAでは、クレカ積立の上限が月10万円にアップします。
【5分でわかる】SBI証券で「papayポイントを貯める」方法 初期設定と魅力3つ
楽天カード、楽天キャッシュでそれぞれ5万円ずつ投資することで、楽天証券では10万円の積立が可能となります。
年間の積立投資枠が120万円になり、クレカ積立のチャンスです。
今回は、楽天証券でクレカ積立をする場合の最強お得カードを紹介します。
楽天証券とは
楽天グループに属する楽天証券ホールディングス傘下のインターネット専業証券会社です。
投資信託だけでなく、国内外の株式、FX、先物なども取り扱っています。
楽天といえば楽天ポイント、そのポイントを投資に回すことも可能です。
手数料も安く、動画やセミナーなど初心者向けのコンテンツも充実しています。
楽天証券での取引で楽天ポイントが貯まる
≪画像元:楽天証券≫
楽天証券では、様々な取引で楽天ポイントが貯まります。
・投資信託の保有で基準残高を達成すると最大500ポイント還元
・投信残高ポイントプログラム
投信残高ポイントプログラムは、各月の対象ファンドの平均保有金額に対し、楽天ポイントを還元するサービスです。
「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」の場合
保有残高の0.017%分、「楽天・S&P500インデックス・ファンド」の場合は、保有残高の0.028%分の楽天ポイントが貯まります。
2024年より新NISA口座も対象となります。
ポイント投資が可能
≪画像元:楽天証券≫
貯まった楽天ポイントを使い、投資信託の買付代金の一部または全てに、楽天ポイントや楽天証券ポイントを利用できます。
投資信託の積立でも、ポイントを利用可能です。
期間限定ポイントや他ポイントから交換した楽天ポイントは利用できません。
楽天証券で楽天市場の買い物が最大+1倍
≪画像元:楽天証券≫
楽天市場には、楽天グループのサービス利用に応じてポイント倍率がアップする「SPU」があります。
楽天グループのサービス利用の中に、楽天証券も含まれています。
楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定の上で、
当月合計3万円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍
当月合計3万円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)で+0.5倍
となり、最大+1倍です。
それぞれ1ポイント以上ポイント利用をすれば、SPUの対象になります。
楽天証券のクレカ積立は「楽天カード」のみ可能
楽天証券でクレカ積立ができるのは、「楽天カード(提携含む一般、ゴールド、プレミアム、ブラック)」のみです。
しかし、ビジネスカードは利用不可なほか、贈与とみなされ納税が必要となる場合があるため、家族カードは利用できません。
新NISAでもクレカ積立の上限は月5万円のまま
新NISAでは、クレカ積立の上限が月10万円まで設定可能になりますが、楽天証券では新NISAでも月5万円のままです。
登録できる楽天カードは1枚のみで、登録カードを別の楽天カードに変更しても上限は変わりません。
クレカ積立の還元率がアップ
≪画像元:楽天証券≫
これまで、代行手数料年率0.4%未満の商品については、カードの種類にかかわらずクレカ積立の還元率が0.2%、代行手数料年率0.4%以上の商品は1%でした。
2023年6月買付分より、代行手数料年率0.4%未満の商品におけるクレカ積立の還元率が、カードの種類によって以下の通りアップしたのです。
・楽天カード:0.5%
・楽天ゴールドカード:0.75%
・楽天プレミアムカード:1%
・楽天ブラックカード:2%
積立用の楽天カードはノーマルの「楽天カード」がおすすめ
高還元なら楽天ブラックカードですが、年会費が高額ですし、なにより招待制のカードですから簡単に持てません。
となると
楽天カード
楽天ゴールドカード
楽天プレミアムカード
のいずれかです。
投資信託の人気銘柄は、代行手数料0.4%未満に該当するものがほとんどですので、月5万円(年60万円)積み立てるとシミュレーションしましょう。
クレカ積立の還元ポイントと年会費をもとにした、クレカ積立だけの損益は以下の通りです。
・楽天カード:3,000円
・楽天ゴールドカード:2,300円
・楽天プレミアムカード:-5,000円
楽天市場で差を詰めるのは困難
楽天カードを楽天市場で利用する人も多いでしょうが、楽天市場のSPUは2023年12月に楽天プレミアムカード特典の+2倍がなくなり、大改悪されました。
残っているのは、
誕生月の+1倍
楽天市場コース(火・木曜日)で+1倍
のみです。
この2つの特典で、楽天ゴールドカードとの7,300円差を埋めるには年73万円、楽天カードとの8,000円差を埋めるには、年80万円、楽天市場で買い物しなければなりません。
この差は結構大きいと思いますので、かなりの楽天経済圏の住民でない限りは、楽天カードで十分でしょう。
「楽天キャッシュ」でも積立可能
≪画像元:楽天証券≫
新NISAでも、楽天カードによるクレカ積立の上限は月5万円のようです。
新NISAの「つみたて投資枠」は年120万円(月10万円)が上限ですから、残りの月5万円の枠がもったいないですね。
楽天証券では、クレカ積立だけでなくオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」でも積み立てられ、月10万円の枠を全てキャッシュレスで積立可能です。
「Apple Payのnanaco」で楽天ギフトカードを購入する方法も
≪画像元:セブン-イレブン≫
楽天キャッシュへのチャージは、「楽天ギフトカード」でも可能です。
楽天ギフトカードはコンビニ・ドラッグストアでも購入可能で、セブン-イレブンでも購入できます。
その際は、Apple Payのnanacoなどで支払うといいでしょう。
楽天キャッシュ用のクレカは?
楽天カード→楽天キャッシュへチャージすると、チャージ金額の0.5%分の楽天ポイントが還元されます。
もちろんこれでもいいのですが、より高還元を狙うならApple Payのnanacoです。
例えば、リクルートカードをApple Payのnanacoに設定すれば、チャージで1.2%分のリクルートポイントが還元されます。
多少面倒ですが、楽天カードから直接チャージするより高還元です。
月10万円をキャッシュレスで積立した場合のポイント還元は?
クレカ積立をする人にとって最も気になるのは、ポイント還元でしょう。
楽天証券で月5万円をクレカで、月5万円を楽天キャッシュ(楽天カードからチャージで0.5%還元と仮定)で積立した場合、どれだけポイント還元されるのか、カードごとにシミュレーションしてみました。
ノーマル
5万円×0.5%(クレカ積立)+5万円×0.5%(楽天キャッシュ積立)=月500ポイント(年6,000ポイント)
ゴールド
5万円×0.75%(クレカ積立)+5万円×0.5%(楽天キャッシュ積立)=月625ポイント(年7,500ポイント)
プレミアム
5万円×1%(クレカ積立)+5万円×0.5%(楽天キャッシュ積立)=月750ポイント(年9,000ポイント)
ノーマルとゴールドの差は月125ポイント(年1,500ポイント)
ノーマルとプレミアムの差は月250ポイント(年3,000ポイント)
「楽天カード→楽天キャッシュ」へのチャージでなく、「高還元クレカ→Apple Payのnanaco→楽天ギフトカード→楽天キャッシュ」へとチャージすれば、楽天キャッシュ積立分の還元率はさらにアップします。
月10万円のクレカ積立、5万円は楽天カード、5万円は楽天キャッシュで
クレカ積立の還元率だけ見れば、楽天プレミアムカードが魅力的です。
年会費1万1,000円の上に、楽天市場での優位性がなくなってしまいました。
それを考えると、クレカ積立は楽天カードでしておくのがいいでしょう。
残りの月5万円の枠は、楽天キャッシュを利用するのがおすすめです。