先週は、日銀政策決定介会合の結果待ちで、通過後には大きく買いが先行し上昇しましたが、為替の影響を受けて、上値が重い展開となって1週間を終えました。
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米国でも連日高値更新。
フランスもドイツも高値更新。
日本だけが上値を抑えられました。
円高進行が影響しており、今週も円高進行となれば、引き続き横ばいの展開が想定されます。
さらには年末ということもあり、だんだんと出来高が減ってきて上昇の力が弱まっています。
掉尾の一振となるかどうか難しい1週間となりそうです。
チャート分析
チャートを細かく見ていきましょう。
日足の移動平均線
5日線は、上向きに推移し、金曜日には下向きに変化した25日線とクロスしました。
25日線が下向きになったことによってダマシのクロスの可能性があります。
25日線は、上向きに推移していましたが、金曜日に若干向きを下向きへと変化しての週末入りとなっています。
75日線は、上向きに推移していましたが、だんだんと横向きへと変化しています。
並び順は、5日25日75日の並び順で、安定上昇となっています。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、上向きで推移し、3万1389円処を推移しています。
トレンドライン
11月24日から上値抵抗として意識されてきた斜めのラインを19日の大陽線で抜けてきて、翌20日の水曜日には、6月16日から続いている大きなBOX上限に到達しました。
BOX上限を越えられなかったことによって、上値の重さが意識され、宵の明星形成となりました。
木曜日の安値は11月14日15日の窓を開けた15日の寄付の価格が節目になっていて、この節目で下げ止まりをみせました。
直近の窓は19日20日の窓です。
この窓をいつ埋めるのかが意識されるところです。
一目均衡表
雲のねじれが12月20日だったので、この近辺では、トレンド転換があるかもしれないと、警戒していました。
実際には20日に大きく上昇し、その後下降に転じているため、トレンド転換があったという判断になるのかもしれません。
BOXという目線は変わらないので「果たしてトレンドの転換となったのか?」については疑問です。
基準線と転換線がクロスして位置関係が変化しました。
遅行線が一気に弱気となっています。
20日には日々線に対して上抜けになったにも関わらず、下にもぐってしまい、上には日々線が立ちはだかるという弱気です。
「こんなところをわざわざ下にくぐらなくてもいいのに…」と思ってしまうほど、とても面白い動きでした。
ボリンジャーバンド
-1σから+1σへ向かったかとおもったらTPラインで週末入りしています。
バンドも完全に横ばいとなっており、BOX相場形成中です。
若干波打っているように見えるボリンジャーバンドが、どちらに比重を置くのかに注目して確認していきましょう。
スローストキャスト
売られすぎゾーンから買われすぎゾーンに振れて、下へと向かい始めました。
ここから上昇なく、再度売られすぎゾーンまで到達してしまうのか気にして見ていきましょう。
MACD
0ライン上で横ばいの動きを見せた後、強気への転換とはならず、なんとも小さめのヒストグラムの上昇を作り、間もなく弱いシグナルへと変化してきているところです。
0ラインから離れたほうへ向かうセオリーですのでしっかり確認していきましょう。
次回の満月は27日です。
新月は1月11日です。
現在1月2日まで水星逆行中。
今年の大納会は12月29日です。
総合判断
パラボリックは好転していますが、引き続きBOXの展開が想定されます。
ADXは更に下へ向かい、トレンドが出ていない状況です。
株式相場では「株を枕に」という言葉があります。
ご祝儀相場で上がりやすいとされていますが、2023年は窓を開けて陰線からのスタートでした。
2024年はどのような相場になるのか、とても楽しみです。
良い年をお迎えください。