日本では2022年より成人年齢が18歳に引き下げられました。
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高校生でも18歳ならクレジットカードを持ててよさそうですが、なかなかそうはなりません。
大多数のクレジットカード会社が、申込資格から高校生を除外したままです。
それでもセゾンカードなら、高校生でも18歳になっていれば作れます。
保護者としては高校生にカードを使わせるのは心配かもしれませんが、本格的キャッシュレス時代においては、いち早くクレジット決済に慣れておいたほうが有益です。
高校生でも持てる
楽天カード
セゾンカード
の概要と、間違った習慣づけをしないよう「スタート時に注意すべき点」を紹介します。
高校生でも作れるのはセゾンカード、楽天カード
成人年齢である18歳になっても、高校生が作れるクレジットカードは多くありません。
家族名義のカードを本カードとして発行する、家族カードも同様です。
法律の問題ではなく、カード会社の規約次第です。
イオンカードも高校3年の1月以降なら申込可ですが、今回は、
・セゾンカード
・楽天カード
を、それぞれ見ていきます。
楽天カード
楽天カードは18歳以上なら申込可です。
公式サイトでは、18歳の高校生が申し込めるのかどうかを、あえてわかりにくくしている気配があります。
明確に「高校生でも18歳なら可」と書けばいいのですが、あまり歓迎していないのかもしれません。
≪画像元:Rakuten Card Co., Ltd.≫
18歳の個人信用情報に傷があることはまずないので、審査が不利にはなったりはしないでしょう。
アルバイト収入でも問題ないようです。
≪画像元:Rakuten Card Co., Ltd.≫
楽天カードは還元率1.0%の優れた1枚で活用の余地が豊富にありますが、楽天経済圏のサービスがのきなみ低下している点に難があります。
セゾンカード
セゾンカードは、18歳になっていれば高校生でも申込みOKであることを明確にしている、ほぼ唯一のカードブランドです。
≪画像元:CREDIT SAISON CO., LTD.≫
高校時代から、自分でやりくりする習慣を付けたければセゾンカードでカードデビューしましょう。
セゾンカードは通常の還元率0.5%と平凡ですが、キャッシュレス全般利用に発展させる余地が大きいです。
・ブランド問わず、QRコード決済のau PAYにチャージできてポイントがたまる
・モバイルSuicaにチャージしてポイントがたまる
・Androidの場合、au PAYアプリ経由のモバイルSuicaチャージでポイント1.0%となる
・将来は、年会費無料で使える(一度年間100万円利用を達成することが条件)SAISON GOLD Premiumにアップグレードする余地あり
・カード利用でたまるポイントが無期限(永久不滅ポイント)
・ポイント無期限なので、マイルをためるのにも向いている(特にANAマイルは交換率1:0.6で優れている)
・セゾンカウンターで、ETCカード(無料)を即日で受け取れる
セゾンカードにはセゾンカードインターナショナル(VISA、Mastercard、JCB)と、セゾン・アメックスがあります。
特にアメックスブランドがおすすめです。次の項で詳しく取り上げます。
セゾンカードのおすすめ「セゾンパール・アメックス」
セゾンカードの基本カードは2種類に大別されますが、おすすめはアメックスのほうです。
アメックスブランドの基本のカード「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」を18歳になった人におすすめします。
セゾンカードには国際ブランドが4種類揃っており、どれかを選ぶことになります。
・QUICPayにセットして2.0%還元(年に30万円の決済まで)
・セゾン・アメックス・キャッシュバックで最大30%割引の買い物ができる
・年会費設定があるが、1年に一度使うだけで無料(インターナショナルは完全無料)
アメックス(アメリカン・エキスプレス)ブランドは、少なくとも日本においては使えないシーンはほぼなくなりました。
これはJCBと提携しているためです。
海外ではブランド力に伴う期待よりは通用しないという点は押さえておきましょう。
海外旅行の際にはVISAかMastercardも用意しておく必要があります。
QUICPay(電子マネーだが、実質的にクレジットカード決済を補助する)をセットして還元率2.0%という大きな数字になりますが、これは上位カードにない、セゾンパールのみのサービスです。
セゾンパールの年会費は、使っている限りは無料です。
そしてアメックスブランドには、「セゾン・アメックス・キャッシュバック」という見逃せないサービスもあります。
毎月おなじみのチェーン店が2種類程度登場し、エントリーを済ますと最大30%割引の買い物ができます。
デジタルカードを選んでもプラスチックカードが発行される
セゾン共通ですが、券面のないデジタルカードを選べますが、プラスチックカードも送られてきます。
プラスチックカードは「セゾン・アメックス・キャッシュバック」の実店舗決済の際に使いますので、意外と重要です。
リアルカードとデジタルカード、どちらでもいいでしょう。
クレジットカードデビューの注意点
クレジットカードの使い方の基本について、高校生の頃から学んでいきたいものです。
クレジットカード会社のおすすめ通りに使っていると、損をします。
1. キャッシング枠は付けない
クレジットカードのキャッシング枠は、付ける必要はありません。
枠をゼロにして申し込むことを強くおすすめします。
これは、時にお金の借入れが必要となる社会人であっても同様です。
お金を借りる必要性があることは否定しませんが、クレジットカードを使って借金するメリットはないのです。
現在セゾンパールでは、入会キャンペーンの一部としてキャッシング利用で1,500円相当のポイントをもらえますが、この程度でキャッシング枠を付けるのはおすすめしません。
2. リボ払いは絶対にしない
クレジットカードを知識なくリボ払いにし、毎月数千円だけ支払っていて、知らないうちに借金が膨れ上がってしまう人は多いものです。
クレジットカードは、金利ゼロで(1回払い)借金をする仕組みです。
リボ払いとは、この最大のメリットを無にしてしまう行為なのです。
リボ払いにより、必要のない利息付きの借金をしてしまいます。
中でも、すべての利用額がリボになる、自動リボ設定にはしないようにしましょう。
リボ払いにも種類がありますが、セゾンカードは、カード支払日に残高を全額支払っても手数料(利息)が付くタイプです。
なおさら使わないのが無難です。
3. キャンペーンのために無駄遣いしない
セゾンパールで現在実施中のキャンペーンは次の通りです。
・入会翌々月末までに、5万円カード利用すると、1,000円相当または1,300円相当(デジタルカードの場合)の永久不滅ポイントがもらえる
・(エントリー12月31日まで)携帯電話、電気、ガス、水道、スマホ決済、交通ICカードモバイルチャージのいずれかにより3,000円キャッシュバック
後者は高校生にとっても、クリアが容易です。
問題は前者で、キャンペーン達成のために5万円を無理に使わないようにしたいものです。
筆者は1年中クレジットカードの入会キャンペーンやリボ払いキャンペーンに挑んでおりますが、これは無駄遣いしなくても税金その他必要な支払いが多く、決済元を移動するだけで達成できるためです。
若いうちから、率の悪いポイ活を学ぶとマイナス面も多いでしょう。
クレジットカードに慣れてからなら、なんにでも応用が利くようになります。急ぐ必要はありません。
注意点を理解して、使い方を徐々に学ぶ
クレジットカードデビューはいずれ訪れます。
注意する点に年齢は関係ありません。
お金がないのに買い物できてしまうのはデメリットでもあります。
18歳からクレジットカードを持ち、使い方を徐々に学んでください。
最初の1枚には、セゾンカード(セゾンパール)おすすめします。
3つの注意点を理解し、最適な使い方を学んでいきましょう。
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