3月決算の上場企業が最も多くなっていますが、その次に多いのが12月決算の上場企業です。
【1月権利確定】株主優待銘柄3選 配当金が少ない月をカバーする筆者のワザも紹介
12月決算の上場企業で高配当利回り銘柄と言えば日本たばこ産業(2914)が挙げられます。
株主優待といえば、日本マクドナルドホールディングス(2702)やアサヒグループホールディングス(2502)が有名ですが、この2つの銘柄は最低購入価格が50万円以上となっており、株主優待を目的にするには躊躇する金額です。
そこで、今回は影に隠れた形になっている12月権利銘柄の株主優待銘柄や高配当利回り銘柄を紹介します。
※予想配当利回り、最低購入価格、PBR、時価総額は2023年11月30日時点での数値です。
※最低購入価格には、売買手数料は含まれておりません。
※購入前に念のため、優待内容および配当利回りを確認してください。
<株主優待銘柄 1>ライオン(4912) 東証プライム
≪画像元:ライオン≫
【予想配当利回り】2.01%
【最低購入価格】約13.0万円
【PBR】1.35倍
【時価総額】約4,588億円
【株主優待】12月のみ
100株以上 → 新製品を中心とした自社製品詰め合わせ1セット
【事業内容・特色】
ハミガキ、ハブラシ、石けん、洗剤、ヘアケア・スキンケア製品、クッキング用品、薬品等の製造販売、海外現地会社への輸出。歯ブラシ国内首位、トイレタリー3位。
<株主優待銘柄 2>キリンホールディングス(2503)東証プライム
≪画像元:キリンホールディングス≫
【予想配当利回り】3.31%
【最低購入価格】約20.9万円
【PBR】1.6倍
【時価総額】約18,458億円
【株主優待】12月のみ
自社グループ会社商品等
100株以上 → 1,000円相当
1,000株以上 → 3,000円相当
100株以上1,000株未満はビール・清涼飲料詰合せ等5点より1点選択
1,000株以上の株主は同6点より1点選択
【事業内容・特色】
総合飲料事業大手。ビール類シェア国内首位級。海外ではアジア、オーストラリアを主力。
グループ会社は、キリンビール・キリンビバレッジ
・メルシャン・協和キリン・協和発酵バイオ・小岩井乳業・ファンケルなど
<株主優待銘柄 3>カンロ(2216) 東証スタンダード
≪画像元:カンロ≫
【予想配当利回り】2.42%
【最低購入価格】約20.7万円
【PBR】2.12倍
【時価総額】約268億円
【株主優待】12月のみ
自社製品(カンロ飴・のど飴等)
100株以上 → 1,000円相当
600株以上 → 2,000円相当
1,000株以上 → 3,000円相当
※優待品に代えて社会貢献活動団体への寄付選択可
【事業内容・特色】
創業1912年。飴を中心とした菓子の製造・販売が事業の中核。
三菱商事が販売総代理店。グミも第2の柱に成長。
令和2年度「新・ダイバーシティ経営企業100選」選定。
<株主優待銘柄 4>ラウンドワン(4680)東証プライム
≪画像元:ラウンドワン≫
【予想配当利回り】2.03%
【最低購入価格】約5.9万円
【PBR】2.51倍
【時価総額】約1,666億円
【株主優待】3月・6月・9月・12月
100株以上 → 500円割引券:1枚、健康ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
300株以上 → クラブ会員入会券:1枚、500円割引券:3枚、健康ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
1,500株以上 → シルバー会員入会券:1枚、500円割引券:5枚、健康ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
3,000株以上 → ゴールド会員入会券:1枚、500円割引券:8枚、健康ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
6,000株以上 → プラチナ会員入会券:1枚、500円割引券:10枚、健康ボウリング教室・レッスン優待券:1枚
【事業内容・特色】
ボウリング・アミューズメント・カラオケ・スポッチャ等を中心とした、地域密着の屋内型複合レジャー施設の運営。
2021年12月末時点で、日本国内に99店舗、米国に46店舗、中国に3店舗出店。
<高配当銘柄 1>ピジョン(7956)東証プライム
≪画像元:ピジョン≫
【予想配当利回り】4.58%
【最低購入価格】約16.6万円
【PBR】2.49倍
【時価総額】約2,036億円
【株主優待】なし
【事業内容・特色】
育児・マタニティ・女性ケア・ホームヘルスケア・介護用品等の製造、販売および輸出入、ならびに保育事業。
特に哺乳瓶のトップブランドとして名高く、育児用品で国内トップ。近年はベビーカーにも注力。中国の哺乳瓶市場で高いシェアを維持。
<高配当銘柄 2>スミダコーポレーション(6817)東証プライム
≪画像元:スミダコーポレーション≫
【予想配当利回り】3.98%
【最低購入価格】約11.8万円
【PBR】0.64倍
【時価総額】約554億円
【株主優待】なし
【事業内容・特色】
車載用、家電品、産業用機器などの電気製品に用いられる電子部品や、高周波コイルなどの製造・販売。海外生産が中心。
グループ全体として世界14か国に拠点あり。
<高配当銘柄 3>CAC Holdings(4725)東証プライム
≪画像元:CAC Holdings≫
【予想配当利回り】4.47%
【最低購入価格】約17.9万円
【PBR】1.01倍
【時価総額】約347億円
【株主優待】なし
【事業内容・特色】
ITコンサルティングサービス。独立系を子会社に持つ。システム構築サービス、システム運用管理サービスなどを
国内・海外で展開。海外展開の歴史は約50年。信託銀行、製薬業向けに強み。
少し視野を広げて、選択肢を広げよう
それぞれの権利確定月になれば、株主優待や高配当に注目される企業はありますが、それ以外でも魅力ある株主優待や高配当の企業はございます。
少し視野を広げることで、選択肢を広げることができます。
なお、株主優待については、最近は保有期間1年超の株主に限るなど長期保有を促す目的の企業も増えてきていますので、保有期間の制限がないかどうかを確認しておきましょう。