本格的な秋が到来し、お出かけするのに気持ち良い季節となってきました。
そんな心を後押ししてくれる鉄道会社のお得なきっぷがありますので、紹介しましょう。
元銀行員が「新札/ピン札(しんさつ/ぴんさつ)を入手する方法」をまとめました
1.(10/22まで)3日間JR乗り放題の「秋の乗り放題パス」
≪画像元:JR東日本≫
JR各社では、3日間JR乗り放題の「秋の乗り放題パス」を以下の条件で販売中です。
・ 販売期間:9月16日~10月20日
・ 利用期間:10月7日~10月22日の連続した3日間
・ 価格:3日間で7,850円
今回から、利用期間が16日間に短縮されました。
青春18きっぷと似ていますが、秋の乗り放題パスは自動改札に対応していますので、有人改札が混雑しがちな熱海駅もスムーズに通過できます。
子ども料金の設定もありますから、お子さんとの旅行にもいいですね。
2. 土日祝日が1か月間、実質2,000円で東京メトロ乗り放題の「休日メトロ放題」
≪画像元:東京メトロ≫
東京メトロでは、メトロポイントクラブ(メトポ)登録者を対象に、登録料月額2,000円を事前に支払うと土日祝日が1か月間実質乗り放題になる、「休日メトロ放題」を11月から開始します。
- 前月末日までにメトポ会員サイトから2,000円を支払うと、
- 当月の土日祝日にPASMOで東京メトロ線を利用した金額分が、
- 全額ポイントでサービス利用月の翌月11日に還元されます。
サービスを利用するには前月に購入する必要がありますので、11月にサービスを利用したい人は10月に2,000円を支払ってください。
また、サービス利用月は一律1,000ランクスコアが進呈されます。
ただし、休日メトロ放題の利用中は土日祝日のランクスコア・メトロポイントPlusが対象外、別途PASMOの残高が必要です。
3. (来年1/31まで)神奈川県内のお得なきっぷが最大30%引きの「かながわ鉄道割」
≪画像元:神奈川県観光協会≫
10月1日~2024年1月31日の期間中、神奈川県内の鉄道の企画切符を割引する「かながわ鉄道割」を実施中です。
ただでさえ安い鉄道各社のお得なきっぷが、さらに割引されます。
デジタルきっぷは、平日が30%引き(上限3,000円)、土日祝日が20%引き(上限3,000円)されます。
紙のきっぷは、曜日指定なく10%引き(割引上限1,000円)です。
対象の鉄道事業者とお得なきっぷは、以下の通りです。
・ 京急電鉄:みさきまぐろきっぷ、よこすか満喫きっぷ、葉山女子旅きっぷ、三浦半島まるごときっぷ
・ 箱根登山鉄道:平日2日券、平日3日券、土日祝日2日券、土日祝日3日券
・ 小田急電鉄:平日2日券、平日3日券、土日祝日2日券、土日祝日3日券
・ 江ノ島電鉄:のりおりくん&新江ノ島水族館入場券セット券(11/1販売開始)、のりおりくん付き食べ巡りチケット
・ 湘南モノレール:モノレールdeえのすい、湘南モノレールくいしんぼうチケット
・ 東急電鉄:横濱中華街旅グルメきっぷ(10/15販売開始予定。曜日関係なく20%引き)
江ノ島電鉄と湘南モノレールは紙きっぷ、それ以外はデジタルきっぷです。
京急の「よこすか満喫きっぷ」の場合
≪画像元:京急電鉄≫
筆者が何度か利用経験のある「よこすか満喫きっぷ」を例に紹介しましょう。
よこすか満喫きっぷは、以下のものがセットになっていて、品川駅からですと通常3,450円です。
・ 京急線往復乗車券(ゆき・かえり)
・ 京浜急行バスフリー乗車券
・ 食べる券
・ 遊ぶ券
筆者は食べる券を「どぶ板食堂Perry」のよこすか海軍カレープレート(1,000円)で使い、遊ぶ券を「ぱんプキン」のパンセット(500円程度)で使いました。
品川~横須賀中央が往復1,240円、鉄道のフリー区間や京急バスも何度か利用しましたので、確実に3,450円の元は取っています。
平日利用ならその30%引きの2,420円と、1,030円お得に購入できるのです。
4.「飛騨エリアフリーきっぷ」「木曽エリアフリーきっぷ」「伊勢・鳥羽エリアフリーきっぷ」を新たに発売
≪画像元:JR東海≫
JR東海では、「飛騨エリアフリーきっぷ」「木曽エリアフリーきっぷ」「伊勢・鳥羽エリアフリーきっぷ」を9月1日より新たに発売し、10月1日より利用が開始されました。
「飛騨エリアフリーきっぷ」(3日間)は、出発駅(名古屋市内・岐阜・大垣)~飛騨地区を特急「ひだ」で往復、飛騨金山~飛騨古川のフリー区間内の特急・快速・普通列車に乗降自由のきっぷです。
バスコース、お食事コースの2種類があり、以下のような特徴があります。
- バスコース:濃飛バスの白川郷線バス往復乗車券、高山&新穂高フリー乗車券のどちらか1つを選べる濃飛バス引換券がセット
- お食事コース:飛騨高山七物語食べ歩き食ぅぽんmini・ご当地スイーツ!喫茶店!文化を満喫!(高山からの往復バス付)のいずれかの引換券、または下呂温泉素肌美人スイーツクーポン引換券
出発駅によって、料金は1万2,370円、1万2,780円の2種類です。
≪画像元:JR東海≫
「木曽エリアフリーきっぷ」(3日間1万円)は、名古屋市内~フリー区間(中津川~洗馬間)まで特急「しなの」で往復でき、フリー区間内の特急・快速・普通列車が乗降自由のきっぷです。
食事券や買物券が付いた「エンジョイチケット」の引換券付きです。
≪画像元:伊勢神宮≫
「伊勢・鳥羽エリアフリーきっぷ」(2日間5,300円)は、名古屋市内⇔松阪~鳥羽フリー区間を利用可能で、みちくさきっぷ(伊勢鳥羽みちくさきっぷ・2日〈2DAYS〉、通常1,800円)の引換券付きです。
みちくさきっぷは伊勢・鳥羽エリア全域の三重交通バスに乗車可能なほか、観光施設などでの割引を受けられます。
お得なきっぷに合わせた旅程で新たな発見も
自分で旅行のスケジュールを組むと、どうしてもワンパターンになってしまいますよね。
そこに新たな視点として、お得なきっぷに合わせてスケジュールを組んではいかがでしょうか。
自分ではスケジュールに組み込まないような場所や観光施設に足が向きますから、そこで新たな発見もあるでしょう。
旅は驚きと発見が何より楽しいものです。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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