株主優待でお米を買わない生活ができると、FIREにも近づくかもしれません。
筆者は、お金を払わずに株主優待で「お米をもらう」生活に少しずつシフトしていて、夏休みを中心とした7月末~9月上旬だけでも9kgのお米が株主優待で届き、約9,000円分が節約できています。
お米が選べる株主優待、カタログギフトなどを紹介します。
【9月権利確定銘柄】本当は教えたくない「2万円未満で買える元とれ株」 3選
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス <3222>
ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス <3222>の最低購入価格は11万3,000円、配当利回りは1.42%。
権利確定月は2月8月の年2回です。
≪執筆者撮影≫
株主優待では、100株以上で2kgの新潟県産こしひかりが選べます。
他にラーメンやレトルトカレー、株主優待券30枚(税込1000円につき1枚利用できる)とも交換できます。
お米が多い時は別商品も選べます。
KDDI <9433>
KDDI <9433>の最低購入価格は45万7,600円、配当利回りは3.06%。
権利確定月は3月です。
≪執筆者撮影≫
株主優待では、100株以上で2023年の3月末実績では、100株以上で5年未満3,000円、5年以上で5,000円のカタログギフトがもらえます。
カタログ内に、2kgの山形県産はえぬき、雪若丸、各2kgずつ、計4kgのセットがありました。
百五銀行 <8368>
百五銀行 <8368>の最低購入価格(100株)は5万5500円、配当利回りは2.52%。
権利確定月は3月です。
≪執筆者撮影≫
100株では株主優待がもらえませんが、1,000株以上で三重県の特産品を中心に集められた3,000円相当の商品がもらえ、5,000株以上で5,000円相当になります。
カタログギフトにお米、ミエライス5kgがありました。
アルビス <7475>
アルビス <7475>の最低購入価格は24万5700円、配当利回りは2.85%。
権利確定月は3月、9月の年2回です。
≪執筆者撮影≫
株主優待は、100株以上で1年未満だと1,000円分、1年以上だと2,000円分になり、スーパーマーケット アルビスで使える商品券のほか、こしひかり、おせんべいのしろえび紀行などがあります。
※2022年9月度実績
あいちフィナンシャルグループ <7389>
あいちフィナンシャルグループ <7389>の最低購入価格は26万6600円、配当利回りは3.75%。
権利確定月は3月です。
≪執筆者撮影≫
株主優待がもらえるのは300株以上保有時で、カタログギフト(3,000円相当分)がもらえます。
2024年3月からは1年以上継続保有条件があります。
2023年3月分では、愛知県産あいちのかおり5kgが選べました。
いよぎんホールディングス <5830>
いよぎんホールディングス <5830>の最低購入価格は11万650円、配当利回りは1.81%。
権利確定月は3月です。
≪執筆者撮影≫
1,000株以上保有で愛媛県特産品5,000円相当が載ったカタログがもらえ、その中に愛媛県のお米がありました。
コシヒカリのほか、五穀米ならぬ四穀米とのセットもあります。
いよぎんホールディングスのカタログには、柑橘類もあるので迷うところですが、お米もラインナップにあります。
プロクレアホールディングス <7384>
プロクレアホールディングス <7384>の最低購入価格は20万8400円、配当利回りは2.40%。
権利確定月は3月です。
≪執筆者撮影≫
株主優待は青森県を中心とした特産品カタログで、100株以上、継続保有1年以上で3,000円相当のものが選べます。
特別栽培米つがるロマン2kg×2袋などがありました。
髙松コンストラクショングループ <1762>
髙松コンストラクショングループ <1762>の最低購入価格は26万5400円、配当利回りは2.9%。
権利確定月は3月です。
≪執筆者撮影≫
100株以上で5kgの南魚沼産コシヒカリがもらえるほか、おこめ券も選べます。
お米を選んだ人には新米の南魚沼産コシヒカリが5kg届き、2023年10月下旬到着予定です。
日本管財ホールディングス <9347>
日本管財ホールディングス <9347>の最低購入価格は26万5400円、配当利回りは2.03%。
権利確定月は3月9月の年2回です。
≪執筆者撮影≫
株主優待は100株以上でギフトカタログがもらえ、3年未満は2000円相当、3年以上は3000円相当がもらえます。
3年未満カタログには、はえぬき2kgがありました。
コロワイド <7612>
コロワイド <7612>の最低購入価格は26万200円、配当利回りは0.19%。
権利確定月は3月9月の年2回ですが、ポイント加算は年4回(3月株主は6月と9月、9月株主には12月3月)です。
≪執筆者撮影≫
株主優待は500株以上で年間4万円相当の優待ポイントがもらえ、アトム、カッパクリエイト、コロワイドなどで使えますが、株主専用サイトから商品交換もでき、筆者は5,000ポイントを使い、大戸屋の特選米と交換したことがあります。
株主専用サイトにはweb限定商品も不定期に出る場合があるので、お米が欲しい人はこまめなチェックが必要です。
エディオン <2730>
エディオン <2730>の最低購入価格は14万9100円、配当利回りは2.95%。
権利確定月は3月です。
≪執筆者撮影≫
エディオンの株主優待は、ギフトカードです。
100株で1年未満3,000円分、1年以上は4,000円分になり、保有額によって額が変わります。
≪画像元:エディオン≫
ギフトカードはエディオンネットショップでも使え、お米も売っています。
エディオンは家電量販店なので、ネットショップで売っているのも家電のみのイメージですが、実は食料品も買え、お米もあきたこまち、コシヒカリといったように品種別に売っています。
PYC(プレミアム優待倶楽部)にもお米がある
≪執筆者撮影≫
株主優待銘柄で、複数銘柄が取り入れているPYC(プレミアム優待倶楽部)にもお米があります。
1kgで1,650coinから交換でき、品種も多いため、WILLsCoinを多く保有している人はPYCを利用するのみで年間のお米交換をまかなえる人もいるかもしれません。
プレミアム優待ポイントをWILLsCoinに交換する時に手数料がかかる場合では1ポイント1円未満になってしまうこともあるものの、WILLsCoinでさまざまな商品にも交換できます。
ふるさと納税でもお米の返礼品はあるが…
≪執筆者撮影≫
お米の節約と考えて思いつくのは、ふるさと納税の返礼品でもらう方法ですが、例えば、現在は給与所得者だとしても「いずれ」のことを考えて、ふるさと納税から株主優待にシフトしておくことは大切と筆者は考えます。
株主優待のメリットは、同じ2,000円分を受け取るにしても、配当金は税金が20.315%かかり1,593円になってしまうのに対して、株主優待は金額そのまま2,000円分として受け取れる点です。
もちろん、本当に欲しい商品があるかどうか、また、株主優待制度の変更のニュースチェックは必要ですが、年間で分散してお米を受け取れる状態になっておけば、ファットFIRE(十分な資産があり不労所得で生活)は無理でも、リーンFIRE(必要最小限の支出で生活するFIRE)はできそうです。
お米を買わない生活は株主優待で挑戦
食費のうち、高い割合を占めるお米代の節約として、株主優待が有効だと考える筆者。
カタログギフトは他にもおいしそうな名産品が載っているので、すべて「全振り」してお米に交換しなくてもよいと思いますが、「お米が足りない」と思った時にお金を払って買うのではなくて、株主優待を使うことができる状態を目指しています。
筆者はまだ道半ばではあるものの、最初はお米を買わない生活から、いずれ、くだものや肉などの食材も株主優待でまかなえる日が来ればと考えています。(執筆者:FP3級,節約生活スペシャリスト 谷口 久美子)
※株価は2023年9月13日終値
※株主優待は実績です。
【9月権利確定銘柄】「地味だけど」使い勝手のいい優待銘柄 6選