2023年9月1日から東京都では、都内に在住する18歳以下の子供に対し、一人当たり月額5,000円(年額6万円)を支給する「018サポート」が開始されたり、国から「異次元の少子化対策」が発表されたりと子育てに関して注目を集めています。
内閣府によると
妊娠・出産費用の平均額は、約50万4千円、0歳児の子育て費用は、約50万6千円となっている。1歳から3歳までは各年50万円前後、4歳から6歳までは各年65万円前後となっている。
これらを合計すると、子どもが生まれてから小学校にあがるまでの子育て費用は、約440万円となる。
と、多くの金額が掛かることが分かります。
そこで今回は『子供にかかるお金の超基本』を執筆されたファイナンシャルプランナーの坂本綾子さんに
「まずは何から始めれば良いのか」
「老後はどうしたら良いのか」
など話を聞いてきました。
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まずは現実を受け入れることが大事
-子供にかかるお金の中でまず最初に行うべきものは何でしょうか。
まずは家計を把握し現実を受け入れることが大事です。
最近では携帯代も安くなっているので通信費の見直しも良いかもしれません。
そして、いつどれくらいの費用がかかるのかを把握しておくことも大事ですね。
<子供にかかるお金の超基本(河出書房新社)より>
-ライフイベントを見ると子供が大学生になる頃にお金が1番掛かるようですが、何か対策はありますか。
受験をするだけでお金が掛かるところが多いので、筆記による受験ではなく、入学したい大学の指定校推薦がある高校を選択するなど高校選びが重要です。
そのため、情報を集めることが大事で子供だけでなく最近では親の戦いにもなっています。
<子供にかかるお金の超基本(河出書房新社)より>
-現在、二人目のお子さんの子育て中で一人目の時よりコストパフォーマンスを上げたいとのことですが、どのようなことをやられていますか。
一人目は子育てが初めてだったので全て新しいもので揃えてあげたいと思っていましたが、子供の成長が早く、新品の服を用意してもすぐ着られなくなってしまいます。
二人目はメルカリ、PTA/父母会主催のバザー、知人からお下がりをもらうなどして節約しています。
服だけでなくベビーカーも安く購入できたり、もらえたりするのでチェックしてみると良いかもしれません。
<子供にかかるお金の超基本(河出書房新社)より>
-9月1日より東京都で18歳以下に月5000円給付の申請受付が始まりましたが、どのように利用すると良いと思いますか。
「毎月の支給では無く、1月に一括で支給される」
「申請しないともらえない」
など注意が必要ですが、しっかりと子供のために利用したいと思います。
例えば、5000円あれば習い事の助けになりますし、人生に残るような体験をさせてあげるのも良いと思います。
<子供にかかるお金の超基本(河出書房新社)より>
関連記事:【申請しないともらえない】18歳以下の子どもに月5000円東京都「018サポート」所得制限なし 編集部員もやってみました
-投資の授業が開始されていますが、子供の頃からお金についての教育は必要でしょうか。
若い頃にまともな投資を学び、仕組みを理解する癖をつけることが大事だと思います。
仕組みを理解する癖を身に付けておくと危ない話があっても「仕組みを理解出来ないモノについては手を出さない」ことを徹底すると危ない話に引っかかりにくくなると思います。
-子供が一人立ちした後、老後のライフプランはどのように考えていけば良いでしょうか。
- 年金額がどれくらいになるのか
- どのように暮らしたいのか
- 働き方はどうしたいか
などの話し合いをすることが大事だと思います。
個人的にはお金に関してはしっかりと共有するようにしておけば、無理に仲良くせずある程度自由で良いかなと思います。
まずは現状を理解しよう
ありがとうございます。
安心して暮らしていけるように、まずは現状や将来どれぐらいのお金がかかりそうなのかなどをしっかりと理解していきたいと思います。
イラスト=松岡未来(ヤング荘)
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