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【楽天証券】「かぶミニ」リアルタイム取引銘柄に200銘柄追加 1株でもらえる株主優待銘柄・注意点も紹介


楽天証券では、「かぶミニ(単元未満株取引)」のリアルタイム取引銘柄が200銘柄追加され、多くの銘柄が1株より買付できるようになりました。

初心者も始めやすい「かぶミニ」ですが、注意点もあります。

メリットもデメリットも紹介します。

【楽天証券】 かぶミニ リアルタイム取引銘柄に 200銘柄追加

株投資で10万円をいかに増やせるか? 実際にやってみました~第3回~

楽天証券「かぶミニ」でリアルタイム取引200銘柄追加

楽天証券「かぶミニ」でリアルタイム取引200銘柄追加

≪画像元:楽天証券

楽天証券では、8月14日より単元未満株「かぶミニ」のリアルタイム取引銘柄が200銘柄増え、これまでの546銘柄から746銘柄になりました。

寄付取引ができる銘柄数は1,602で変化ありません。

リアルタイム取引の一番のメリットは

リアルタイム取引の一番のメリットは

≪画像元:楽天証券

「かぶミニ」でリアルタイム取引ができる1番のメリットは、注文受付時間が長くなったことです。

これまで「寄付取引」だけしかできなかった銘柄があるとして、今回、「寄付取引」でも「リアルタイム取引」もできるようになると、注文受付時間が長くなります。

寄付取引のみの場合……

17時~8時45分に注文受付、それ以外の注文受付は「できなかった

寄付取引、リアルタイム取引の場合……

17時~8時45分には寄付取引での注文受付、9時~11時30分、12時30分~15時の株式市場が開いている時間帯にもリアルタイム取引の注文受付が「できるようになった

注文受付時間が長くなって便利になったほか、寄付注文では、取引時間が「前場 寄付」で場合によっては株価が高くなりがちだったため、リアルタイム取引ができるようになり、希望価格に近い株価で買付できるようになったメリットもあります。

このほか、「かぶミニ」に注目したい理由をご紹介します。

「かぶミニ」注目理由1:1株ずつ買付できる

注目理由の1つめは、1株ずつ買付して少額積立できる点です。

株の多くの単元は100株ですが、1,000円の株価であれば、×100の10万円の資金が必要で、一気に買付するのを躊躇する人もいるかもしれません。

また、株価急落時や高騰時に一気に買付するのは難しいものです。

「かぶミニ」のような単元未満株投資では、1株ずつタイミングを見計らってこつこつ買う方法を取ることができます。

例えば、節約できたお金を使って数株ずつ買うのにも適しています。

「かぶミニ」注目理由2:1株でもらえる株主優待銘柄に注目

株には「1株保有していればもらえる」株主優待があります。

例えば、パソナグループ <2168>(株価1,615円)で、今回、リアルタイム取引に追加されています。

1株保有していればもらえるパソナグループの株主優待

≪画像元:パソナグループ

パソナグループでは全株主対象の株主優待を取り入れていて、

  • パソナグループ淡路島飲食施設30%オフクーポン、
  • 淡路島アトラクション50%オフクーポン

がもらえます。

株主優待のお得なクーポン

≪執筆者撮影≫

先日届いた2023年3月度の全株主優待内容では、淡路島の飲食店30%オフクーポンのほか、アトラクション(鬼滅の刃コラボイベント、ゴジラ迎撃作戦、NARUTO&BORUTO 忍里、ドラゴンクエストアイランド、クレヨンしんちゃんアドベンチャーパーク)の50%オフクーポンも同封されていました。

1枚で4人まで使用できるクーポンなので、もし使えれば1度で「元とれ」になる可能性もあります。

割引例

「ゴジラ迎撃作戦」大人3,800円2人、小人2,200円2人で行くと試算すると…

  • 通常なら1万2,000円
  • 割引できれば6,000円

節約金額は6,000円

このほか、楽天証券での「かぶミニ」で買付できる銘柄では、全株主を対象にした優待を設けている銘柄もあり、三菱マテリアル <5711>では観光坑道の入場料無料特典がもらえます。

隠れ優待(2023年3月度実績)では丸紅 <8002>の1株保有で丸紅ギャラリー無料招待券がもらえました。

これらの銘柄は、寄付取引でもリアルタイム取引でも、1株買って保有して、使って「元とれ」できれば確実にプラスなので、日々の株価変動もそこまで怖いものではないような気がします。

「かぶミニ」注目理由3:楽天ポイント(通常)が株買付に使える

「かぶミニ」注目理由3:楽天ポイント(通常)が株買付に使える

≪画像元:楽天証券

楽天証券では、楽天ポイント(通常)を使って株の買付ができるため、現金での買付よりも気軽な気がします。

事前設定が必要で、まずは

  • マイメニュー→ポイント設定・SPU→「楽天ポイントコース」

になっていることを確認しておきましょう。

楽天証券の楽天ポイント利用設定

≪執筆者撮影≫

ポイント利用設定では、国内株式現物買付・積立で、「毎月の利用上限」のポイント数を設定しておきます。

筆者はSPUをアップさせたいので、投資信託や米国株式にもポイントを「利用する、毎日の利用上限1ポイント」としつつ、国内株式の買付にもポイントを使っています。

注意点:「かぶミニ」には手数料・スプレッドがかかる

かぶミニの取引手数料

≪画像元:楽天証券

「かぶミニ」での注意点やデメリットもあり、特に手数料やスプレッドがかかることは覚えておきましょう。

買付時には手数料がかからないものの、売却時には1回あたり11円の手数料がかかります。

また、スプレッドもかかります。

スプレッドとは、買う時と売る時の価格差のことで、0.22%の加算・減算価格が約定単価になります。

こつこつ型の投資ができる「かぶミニ」に注目

楽天証券の「かぶミニ」では1株単位で買付ができ、通常ポイントでも買えるわけなので投資へのハードルが低めです。

売却時手数料やスプレッドがかかる注意点はありますが、一気に100株の単元買付は躊躇する人も

「ポイントで有名企業の銘柄を1株から買付してみようかな」

「株主優待がもらえるなら、1株買付してそのままずっと保有してみよう」

など考えられるようになる気がします。(執筆者:FP3級、節約生活スペシャリスト 谷口 久美子)

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