Twitterが「X」に名称変更したり、FacebookやInstagramの運営会社である「Meta」からあらたに「Threads」がローンチされたりと、まだまだ活気のあるSNS業界です。
そのような状況の中、新たにInstagramで「認証バッジ」制度が導入されるようになりました。
認証バッジとはアカウント名の隣に表示される青いチェックマークのバッジで、これまでは公式アカウントだけにつけられていました。
そのバッジがこのたび有料のサブスクリプションとして解放され、著名人でなくても付けられるようになったのです。
そこで気になるのが、バッジの価値です。
果たして月額2,000円のこのInstagramの認証バッジには、価格分の価値があると言えるのでしょうか。
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認証バッジは誰でも取れる?
まずはこの認証バッジが、どんな人でも取れるのかが気になるところです。
実はこの認証バッジは、お金を払えば誰でも取れるというものではないようです。
ただし取るための条件が公式から公開されているわけではないため、明確にその基準はわからないのですが、いくつかの条件を満たさないと取得できません。
まずは、ひとつのMeta認証に対して複数の認証バッジは付けられないということです。
Instagramなどではひとつのスマホで複数のアカウントを作り管理できますが、そのすべてに認証バッジを付けることはできず、バッジがつけられるのはひとつのアカウントに限られます。
さらにおそらく新規で作ったばかりのアカウントでは、認証バッジが付けられない可能性があります。
ただしバッジを付けるためにはある程度のフォロワー数が必要になるかと思われるかも知れませんが、フォロワー数はそこまで大きく影響しないようです。
Instagramで認証バッジを取るメリットは?
まずメリットのひとつとしてあげられるのが、Meta認証はMetaの提供する主な3つのサービスで共有できる点でしょう。
3つのサービスとは具体的にInstagram、Facebook、Threadsです。
一度認証をとればこの3つに認証バッジが付けられるのですが、実際に付けようとするとFacebookだけは別途サブスク料金が必要となるので注意してください、
Threadsに関してはInstagramで認証バッジを付ければ、連携しているアカウントにも無料でバッジが表示されるようになります。
しかしメリットという点を見ると、例えばX(Twitter)なら課金してバッジを付ければポストできる文字数が変わるなど、機能的な追加要素があるのですが、現時点でInstagramの認証バッジには、そのようなメリットはありません。
ということは、単純にアカウント名の脇に青いチェックマークが入っているということだけが、Instagramの認証バッジのメリットということになります。
ですからこの認証バッジは目に見えるメリットやお得感が感じられないかも知れません。
認証バッジを付けるとメリットがあるユーザーは?
ではどんなユーザーならメリットがあるということになるのでしょうか。
認証バッジというのはMeta社が認証した実在するアカウントの証明ということになりますので、「信頼できるアカウントである」ことをMetaが保障していると考えられます。
そのためこのバッジを付けるメリットは、見る相手に安心感や信頼感を与えるということになるはずです。
ですから企業やブランドのアカウントであれば、認証バッジを付けることでそのアカウントの信頼感を高められるはずです。
一般のアカウントでも、インフルエンサーとして案件を受けるようであるのなら、バッジを付けておいた方がより案件を受けやすくなるはずです。
ちなみに筆者はInstagramでこれまで月10件程度の案件を依頼されていましたが、認証バッジを付けてから期間が短いのですが、ペースとしては倍の量の依頼が来るようになっています。
さらにまだそこまで行かなくても、今後もっとフォロワーを増やして案件を受けるようなインフルエンサーになりたいと考えている人も、今のうちから認証バッジを付けて信頼感を高めておいても損はないはずです。(執筆者:メルカリ取引700回以上 石神 里恵)
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