以前、「VポイントとTポイントが統合」という記事を執筆しました。
それ以降、具体的な内容は出てきませんでしたが、いよいよ概要が分かってきました。
新たなポイントの名称など、気になる点を紹介します。
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2024年春、「新Vポイント」誕生!
≪画像元:三井住友銀行≫
2024年春、青と黄色の「Tポイント」と緑の「Vポイント」が統合し、青と黄色の「Vポイント」(以下、新Vポイント)が誕生します。
名称からTポイントは消滅しますが、新ロゴの色合いはTポイントを彷彿とさせるものです。
競馬のジョッキーの勝負服、ヒーロー戦隊のコスチュームに見えなくもありません。
「商標出願されてたVTポイントじゃない?」「TとVの間でUポイントだと思う」など予想合戦が繰り広げられましたが、Vポイントに落ち着きました。
Tカードは「Vカード」と名称変更されるようです。
ここからは、2024年春以降に変わる点を中心に解説しましょう。
Tポイント提携先では新Vポイント二重取りも可能に
≪画像元:カルチュア・コンビニエンス・クラブ≫
2024年春以降、Tポイント提携先(ファミマ、エネオスなど)では新Vポイントを二重取りできます。
ポイントカードを提示して三井住友カードで支払えば、提示分と決済分で新Vポイント二重取りです。
≪画像元:三井住友カード≫
三井住友カードを対象のコンビニ・飲食店で決済すると、通常より高還元を受けられます。
この中でTポイント提携店なのは、ガスト・バーミヤンなどすかいらーくグループです。
新Vポイントのポイ活がはかどりますね。
ポイントカード提示と決済を1回で済ませられる予定
二重取りをする際には、ポイントカードと三井住友カードの両方を準備しなければなりません。
アプリを利用するにしても、アプリ切り替えなどで時間がかかります。
新Vポイントでは、タッチするだけでポイントカードの提示と決済を1回で済ませる「ワンオペレーション」機能の搭載が予定されています。
これなら、レジの前でも時短になりますね。
Tポイント提携先でのポイントアップも予定
Tカード提示で0.5%還元、三井住友カードでの決済で0.5%還元、合計1%還元が通常です。
加えて、Tポイント提携先で三井住友カードを利用すると、通常よりも0.5~1%程度還元率を上乗せする特典が予定されています。
二重取りでさらに上乗せなら、利用しない手はありません。
ポイントカード提示を忘れても後日獲得可能になる予定
スーパーなどのポイントは、ポイントカード提示を忘れても、後日レシートとポイントカードを持参すればポイントの後付けができます。
一方、Tポイント提携先ではポイント二重取りをしたくても、ポイントカード提示を忘れると後付けしてもらえないところが多いです。
新ポイントでは、アプリのカード明細から申請すると後から提示分のポイントもゲットできる「あとたま」機能の搭載も予定されています。
ポイント利用の可能性が増える
ポイント利用に関しても、ユーザーの使い勝手が向上するでしょう。
これまでは、貯めたTポイントはTポイント提携店で使うのがメインでしたが、新Vポイントになれば世界中のVisa加盟店でポイントを利用できます。
最近ではVisaタッチ決済で乗車可能な交通機関も増えてきており、非常に魅力的な利用先です。
また、ウエルシアの毎月20日のポイント1.5倍になる「ウエル活」、これまではTポイントとWAON POINTの専売特許でした。
ウエルシアが新Vポイントに対応すれば、三井住友カード利用で貯めたポイントを、ウエルシアでお得に使えます。
「Tポイント → 他のポイント」「他のポイント → Tポイント」の交換サービスについても、従来通り提供予定です。
Tポイント・Vポイント → 新Vポイントにまとめられる
これまで貯めたポイントをそのまま持っていることもできますが、2024年春以降にTポイント・Vポイントを新Vポイントにまとめられるようになります。
ポイント数がアップするので、ポイント利用の可能性も広がります。
利用者自身でまとめる操作をしない限り、両ポイントが勝手に統合されることはありませんので、安心してください。
新Vポイントの有効期限は「最終利用日の1年後」に
≪画像元:三井住友カード≫
現在のVポイントの有効期限は、プラチナプリファードで獲得月から4年後、ゴールドで獲得月から3年後、それ以外で獲得月から2年後です。
新VポイントではTポイントに合わせ、最終利用日(貯める・使う・交換する)から1年後が有効期限となります。
一見改悪のようですが、1年以内に貯める・使う・交換するをしている限り、実質期限はありません。
プラチナプリファード、ゴールドも「最終利用日の1年後」になってしまうのかは、まだ分かりません。
送金機能も搭載予定
新Vポイントでは、送金機能も搭載予定です。
貯めた新ポイントだけでなく、クレカや口座からチャージした残高も送金でき、PayPayのようにポイントの割り勘もできます。
送られた新Vポイントは、もちろんVisa加盟店でも利用できます。
「Vポイントアプリ」「Tポイントアプリ」に互いの機能を搭載予定
現在、「Vポイントアプリ」「Tポイントアプリ」がありますが、2024年春に互いの機能を搭載予定です。
Vポイントアプリで各種サービス(店頭提示でのポイント還元、くじ、クーポンなど)が利用できるようになります。
「Vポイント発表記念キャンペーン」でまずは準備を
新Vポイント、「Tマネーはどうなるのか」「新Vポイントに参加する店舗はあるのか」など、まだまだ分からないことも少なくありません。
考えても仕方ないので、今できることを確実にしましょう。
≪画像元:カルチュア・コンビニエンス・クラブ≫
それは、CCCMKホールディングス、三井住友カードでそれぞれ実施中の「Vポイント発表記念キャンペーン」です。
CCCMKホールディングス側は、以下の条件を満たすとTポイント500ポイントがもらえます。
・ キャンペーンにエントリー
・ Tポイントアプリ新規ダウンロード
・ モバイルTカード新規登録
三井住友カード側は、以下の条件を満たすとVポイントアプリプリペイド残高500円分がもらえます。
・ キャンペーンにエントリー
・ Vポイントアプリ新規ダウンロード
・ アプリ初回登録
期限の7月31日までに忘れず参加して、来年春を待ちましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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