クレジットカードは、「これ1枚あればいい」という時代ではなく、シーンによって使い分けるのがいい時代です。
カードごとにお得になるシーンを熟知しておくと、お得な生活が送れます。
今回は三菱UFJカードを取り上げます。
コンビニ等、生活シーンにこのカードを組み込みましょう。
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コンビニ・松屋等で三菱UFJカード最大15%還元中
三菱UFJカードは、
- セブン-イレブン
- ローソン
- 松屋
- ピザハット
などで使うと最大の価値となります。
筆者は原則、これらの店に限定し三菱UFJカードを利用することとしました。
これら特定店舗で決済した際に受けられる還元は、このようになっています。
・原則 … 5.5%
・2023年7月31日まで … プラス4.5%(要エントリー)
・リボ払い(楽Pay)活用 … プラス5.0%(要エントリー)
キャンペーンの適用を受けるには、エントリーとスマホアプリログインが必須です。
詳しく解剖します。
リボ払いについてはとりわけ注意が必要なため、章を分けて解説します。
三菱UFJカード5.5%還元の原則
三菱UFJカード利用による還元の、その基本を確認します。
店舗はコンビニ、松屋等
次の店舗が対象です。
・セブン-イレブン
・ローソン/ナチュラルローソン/ローソンストア100
・松屋(牛めし)
・ピザハットオンライン(オンライン決済)
・コカ・コーラ自販機
三菱UFJカードの場合、カード決済の方法は原則問いません。
現物差し込み決済、タッチ決済、Apple Pay等どれでも結構です。
松屋はモバイルオーダーでのカード払いも可です。
コカ・コーラ自販機はタッチ決済またはQUICPay、Coke On Pay決済に限ります。
一部対象とならない店舗もあるのでご注意ください。
公式サイトには書かれていませんが、一部ショッピングモール内店舗がこれに該当すると思われます。
三井住友カード(タッチ決済)と比較
セブン-イレブンとローソンについては、三井住友カードのタッチ決済で還元を受けられるお店と完全に重なっています。
三井住友カードの場合、基本5.0%です。
ただし三井住友カード本会員である家族をひとり設定するだけで、家族ポイント1.0%が加算されるので、単純に優劣は決められません。
さらに家族が5人いると5.0%加算のため、三井住友カードが勝ります。
三井住友銀行一体型のOliveだと、さらに取引状況により5.0%プラスされるので、こちらのほうが有利な場合もあるでしょう。
さらに、三井住友カードは2023年7月1日から、スマホタッチ決済に限り基本還元が7.0%となります。
三菱UFJカードと三井住友カード、両方持つ人にとっては比較が重要です。
Oliveゴールドを使っていて、SMBCアプリで「7.0%」と還元率が表示されている筆者の場合、7月以降は9.0%となると思われます。
ですが三菱UFJカードでは8月以降もキャンペーンが継続する見込みのようで(すぐ始まるかどうかは不明)、基本は三菱UFJカードを選ぶことになりそうです。
2023年7月31日までキャンペーンで4.5%加算(延長されるかも)
7月末まで、原則の還元と上乗せ4.5%で、合計10.0%となっています。
キャンペーンエントリーとアプリのログインが必須です。
なお三菱UFJカード公式によると、8月以降もなんらかの形でこのキャンペーンは残る予定とのことです。
8月にすぐ始まるとは限りませんし、還元率も低下するかもしれませんが、期待しましょう。
リボ払い「楽Pay」で5.0%加算
7月までの還元上乗せキャンペーンが終わり、その後すぐに次のキャンペーンが始まらない場合でも(あるいは同じ条件で続けられる場合でも)、さらに5.0%のポイントアップが可能です。
三菱UFJカードのリボ払い「楽Pay」の活用です。こちらはずっと続きます。
リボ払いは理解せずに使うと大変危険です。
注意しながらご説明します。
リボ払いは怖いが、利用額が「指定金額」を超えない限り大丈夫
リボ払いにもいろいろ種類があります。
リボ手数料(実質はローンの利息)の発生でまず大別されます。
・初回手数料無料のタイプ(三菱UFJカードの楽Payもこのタイプ)
・必ずリボ払いに手数料が発生するタイプ
前者のリボ払いなら、リボ登録してすべての決済がリボ払いとなっていても、手数料を発生させない使い方が可能です。
そして、5.0%の上乗せ還元をしてもらえるこのキャンペーンですが、手数料の発生は要件になっていません。
楽Pay登録をして、コンビニ・松屋等で使うだけで、手数料を支払わず上乗せ特典をもらうことが可能です。
指定金額を、「利用中の合計額」が超えないように
リボ払いについて、理解しているつもりでうっかりしてしまう落とし穴があります。
リボ払いにおいては「指定金額」を自分の希望で設定するものが多くなっています。
この額を「5万円」に設定したら、月5万円使っても手数料は発生しないというわけではありません。
まだ銀行引落しが済んでいない利用額を忘れないようにしましょう。
引落しを待つカード利用額が指定金額を超えると、手数料が発生します。
初回手数料無料のリボの場合、うっかり指定金額を超えてしまったとしても、支払日に残高を残さないよう「繰り上げ」「支払額増額」などの手段で手数料を回避することはまだ可能です。
できれば絶対に指定金額を超えない仕組みを作り上げておきたいものです。
「三菱UFJカードの利用目的を限定したほうがいい」と考える理由のひとつです。
指定金額は最高で10万円なので、できればその設定にしましょう。
これなら月5万円使ってもなかなか指定金額を超えることはありません。
余談:筆者の例外
筆者は2023年2月に三菱UFJカードを申し込み、入会キャンペーンを達成しました。
その後、キャンペーン利用のための10万円の決済が引き落とされたのを待って、リボ払いのキャンペーン(1万円利用して2,000円キャッシュバック)に参加しています。
待ったのは、リボ利用額を指定金額より低くするためです。
このキャンペーンでは指定金額を最低でも「3万円」にする必要があり、キャンペーン達成のための1万円利用後も、引き続き義務的に指定金額を3万円にしたままです。
ただし、月に1万円も使わないので、ほぼ問題ありません。
リボ払いキャンペーンのキャッシュバックを受けたあとは、指定金額の設定を増額しておきます。
1万円の入会キャンペーン実施中
三菱UFJカードは入会キャンペーン実施中で、特典は1万円相当のポイントと、大きなものです。
スタンダードのカードは年会費実質無料(年1回の利用で無料)です。
2023年6月30日までの楽Pay登録なら、先に触れた2,000円相当のリボ払いキャンペーンにも参加できますが、入会キャンペーンと組み合わせかつ手数料を支払わないのは難易度が高いので、初心者は避けたほうがいいかもしれません。
チャレンジする場合、「支払日に増額する」または「繰り上げる」がコツです。
コンビニ、松屋、ピザハット専用で三菱UFJカードを使おう
一般の買い物では還元率の高くない(0.5%)三菱UFJカードですが、コンビニ、松屋、ピザハットでは最大で15%還元となります。
数字は変わるかもしれませんが、8月以降も残る可能性が大です。
ぜひ活用しましょう。
なお、松屋においてはこのカードを使ったモバイルオーダーが圧倒的に有利です。
筆者は松屋モバイルオーダーのプラチナ会員に昇格したため、松屋のポイントが5%付与されています。
ここに三菱UFJカードの15%を足すと、20%還元で利用していることになります。
三井住友カードとともに、特定店舗特化型カードとしてぜひ三菱UFJカードを活用しましょう。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)
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