固定資産税や自動車税など、「税金」を少しでもお得に支払う方法のひとつに「PayPay」が使えます。
筆者も先日、税金の支払いにPayPayを使用したのですが、痛恨のミスをしてしまいました。
この記事では、体験談をもとに「PayPay請求書払い」の落とし穴・注意点について紹介します。
【PayPay】8月より改悪 制度が変わるまでに考えておきたい対応策4つ
PayPay請求書払いとは
≪画像元:PayPay≫
PayPay請求書払いは、家にいながら税金や水道光熱費の支払いができる便利なサービスです。
払込票に記載されたバーコードをPayPayアプリで読み込むだけで、簡単に決済できます。
24時間いつでも利用できるため、払い忘れの防止やATM出金手数料の節約にもなり一石二鳥です。
そんなPayPay請求書払いですが、メリットばかりではありません。
実際に使ってみて、筆者は先日致命的なミスをしてしまいました。
2023年4月~「PayPayマネーライト」がPayPay請求書払いの対象外に
筆者の夫は、本人確認をしないまま銀行ATMチャージを行ったため、「PayPayマネーライト」がPayPay残高として入金されました。
これこそが、痛恨のミスだったのです。
PayPayでは、2023年4月より請求書払いに「PayPayあと払い」も利用できるようになったのですが、同時に利用できる残高種別が「PayPayマネー」のみに変更されました。
つまり、今年3月までは請求書払いで利用できたPayPayマネーライトが、改定によって税金の支払いに使えなくなってしまったのです。
≪画像元:PayPay≫
PayPay公式HPを見ると、確かに「PayPayマネーのみになります」と記載があります。
しかし、「PayPayマネーライトは使用不可」の説明書きはありません。
PayPayのカスタマー窓口へ問い合わせたところ、改定のお知らせはPayPay公式HP上のみとのこと。
多くの人が目にするPayPayアプリでの告知は行っていないことから、個人的には少し不親切な改定だと感じました。
筆者・夫ともにこの改定に気付かず、「今年も支払えるだろう」と本人確認を行わないままATMチャージをした結果、入金した約20万円分のPayPayマネーライトが請求書払いに使用できないという最悪な結果に。
PayPayマネーライトは出金もできないため、この失敗はまさに“八方ふさがり”の状況です。
チャージしてしまった以上、「使う」以外に解決策が見つからないため、PayPayマネーライトはこれからの生活に充てて、しばらくクレジットカードを使わない生活で消費することにしました。
お金がなくなったわけではありませんが、もともと使う予定のないPayPay残高に20万円近い大金を突っ込んでしまったのは痛すぎる出費です。
PayPay請求書払いは「本人確認」が必須
今年の4月以降、PayPay請求書払いは「本人確認」が必須です。
PayPayあと払いで払うにしても、銀行ATMチャージで支払うにしても、未確認のままでは決済できません。
筆者は本人確認を済ませていたことから、「自分で支払えばよかった…」と後悔しましたが時すでに遅し。
「PayPayマネーライトで請求書は支払えない」ということを肝に銘じました。
8月には「改悪」とも言われる制度変更を予定しているPayPay。
今後、PayPayをお得に使い続けていくには、本人確認を避けては通れません。
6月15日(木)から「PayPay本人確認ジャンボ」も始まりますので、今のうちに本人確認を済ませてポイント全額還元のチャンスを狙いましょう。
繰り返しになりますが、PayPayマネーライトで税金の支払いはできません。
チャージ後に本人確認を行っても、未確認時にATMチャージした分はPayPayマネーライトのままです。
ATMチャージで入金後、請求書払いを行う場合は、チャージ前に必ず本人確認を済ませてください。
(執筆者: 三木 千奈)
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