楽天証券で、米国株の配当金を円でも受け取れるようになったことは、注目すべきニュースです。
日本円で米国株の配当金を受け取れることによるメリットがあり、筆者も注目。
「米国株配当金を円でも受け取れる」方法と、楽天市場でのポイントを多く取得するために確認しておきたい設定方法も紹介します。
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楽天証券で米国株配当金の円貨受け取りが可能に
≪画像元:楽天証券≫
米国株配当金の円貨受け取りサービスが5月28日より始まりました。
これまで楽天証券では、米国株の配当金は米ドルでしか受け取れなかったため、円貨でも配当金が受け取れ、選べるようになったことは画期的な制度変更です。
どうやって設定を変更すればいいのでしょうか。
設定方法
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楽天証券で米国株の配当金を円で受け取る設定方法を紹介します。
(1) パソコンからログインし、右上の「マイメニュー」から、お客様情報の設定・変更を選び、各商品に関する設定「外国株式」を選ぶ
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(2) 外国株式配当金受取方法と書かれている米国株式の配当金受取方法の「変更」ボタンをクリック
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(3) 希望の受取方法を選び、「確認」ボタンをクリック
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(4) 変更ボタンをクリックして完了
営業日15:30までの変更で、2営業日以降より受取配当金が新しい方法となります。
他の証券会社と比較しても「米ドル・円でも受け取れる」楽天証券にメリットあり
≪画像元:楽天証券≫
楽天銀行で、円で配当金を受け取ることができるようになったことは、他社と比較してもメリットがあります。
SBI証券やマネックス証券、松井証券、auカブコム証券といった代表的なネット証券銀行では、配当金の受け取りは「米ドルか円かどちらか」があらかじめ決まっている証券会社ばかりで選べません。
楽天銀行が今回「米ドルでも円でもどちらでも」選んだ通貨で配当金を受け取れるようになったことは大きなニュースといえます。
筆者が注目する理由はSPU(スーパーポイントアッププログラム)があるから
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楽天証券で、米国株の配当金を円で受け取れることは、楽天市場でのポイントアップ「SPU(スーパーポイントアップ)」にも関係があります。
楽天市場でお買物をするとポイント還元率が変わる「SPU(スーパーポイントアップ)」では、楽天証券で米国株式を1か月あたり3万円、円貨決済することで+0.5倍になります。
この米国株式決済では、「米ドルでの米国株買付は対象ではなく、円貨決済であれば対象」ということがポイントです。
楽天証券では、これまで配当金を受け取るなら米ドルとなり、この米ドルを再投資することはできましたがその場合はSPUの対象外でした。
今回、「米国株配当金を円でも受け取れる」ことにより、配当金を円として証券口座に持っておけるので、配当金を使ってこのSPU条件に合う米国株買付を行いやすくなります。
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配当金でもらった米ドルを円に変えればいいという意見もあるかもしれません。しかし、為替レートによっては雑所得の対象となるため、確定申告が必要になるかもしれないことが書いてあります。
SPUアップになる米国株買付設定をおさらい
楽天証券で、米国株で「+0.5倍」にしたい場合は、楽天ポイント1ポイント以上を使って買付をする必要があります。
まだの方向けに設定方法を紹介します。
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1.「ポイント設定・SPU」をクリック
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2.「楽天ポイントコース」を選択していることを確認する。違っている場合は「コースを変更する」を選び、「楽天ポイントコース」にする。
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3.下へスクロールしていき、米株+0.5倍判定対象で、「米国株式 通常注文」、「毎日の利用上限:1ポイント(円)」になっているかを確認する。
もしポイントを使わない設定であれば「毎日の利用上限:1ポイント」設定に変えてください。
筆者の場合は、1か月のうち、日にちを分けて複数の投資信託を買付しているため、「毎日の利用上限」にしているのですが、1か月で1銘柄のみを買付している場合は「毎月の利用上限:1ポイント」でも、条件に当てはまる場合があります。
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SPU達成状況も「ポイント設定・SPU」から見ることができます。米株+0.5倍の部分が「条件達成」であれば翌月15日にポイントが付与されています。
「米国株配当金を円でも受け取れる」ことは実は大きなニュース
夢のある話をすると、毎月3万円分の配当金があれば「配当金でもらった円での米国株への再投資」をしてSPU+0.5倍もできます。
それまでにはかなりの米国株の資金が必要そうですが、いずれ達成できないかを考えてみるのもおもしろいでしょう。
楽天証券の「米国株配当金を円でも受け取れる」ニュース。
「米ドルでも円でもどちらでも」選んだ通貨で配当金を受け取れるようになったこと、円で配当金がもらえてそのお金を使ってSPU+0.5倍にすることができることを考えると、かなりポジティブな制度変更と言えます。
米国株は1株から買付できるため少額投資も可能で、NISA枠が余っているなら2023年のNISA枠内での買付もでき、かつ、SPUのポイントアップまでかなうため、注目してみましょう。(執筆者:節約生活スペシャリスト 谷口 久美子)
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