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野菜や食材を腐らせない 100均でそろうお役立ちグッズ


これからの季節、野菜はどんどん育ち、大量に収穫できるようになっていきます。

収穫量が増えると価格も安定するので、家計にとっても大助かり。

旬の野菜は栄養も豊富なので、たくさん食べて、健康的な食生活を送りたいです。

しかし、お得だからといって買い過ぎると、うまく消費できずに腐らせてしまう可能性が高くなります。

100均グッズでなるべく野菜や食材を長持ちさせて、食品ロスを減らしましょう。

※価格は全て税込み価格です。

食材を腐らせない

ダイソーで買うと「割高」な日用品5つ 使用頻度や生活スタイルを見極めて出費を削減

鮮度保持袋

鮮度保持袋

節約のため、買い物回数を抑えるべく、まとめ買いをしている人は多いです。

野菜を新鮮なうちに食べることができるよう、鮮度を確認しながら順番に消費するのは意外と難しいです。

そんな時は、100均でも販売している「鮮度保持袋」を試してみてください。

ダイソーには鮮度保持袋が数種類あり、「鮮度保持キッチンパック」には

”エチレンガスを吸収し、湿度を適度に保ち、腐敗を遅らせるポリ袋”との表記があります。

黄緑色の色が付いているだけで、その他は普通のビニール袋と変わらないように見えますが、野菜を入れておく袋を鮮度保持袋に変えるだけで、野菜の持ちがグンと長くなります。

個人によって感じ方に差があり、野菜によっても保存期限は変わりますが、筆者が使った時は普段よりも野菜が1週間程度長持ちしていると感じました

サイズ展開

・ 20.5×18㎝、12枚 ピーマン4個程度₍ジッパー付き₎

・ 14×16㎝、15枚 ミニトマト15個程度₍ジッパー付き₎

・ 55×20㎝、44枚 大根1本程度

・ 38×25㎝、46枚 ほうれん草3株程度

・ 35×25㎝、66枚 ブロッコリー1株程度

・ 30×20㎝、90枚 ピーマン4個程度

サイズやジッパーの有無で枚数が変わるので、使いやすさやコスパで選んでみましょう。

セリアなどでも鮮度保持袋の取り扱いはありますが、ダイソーの方が内容量が5〜10枚多いことが多いです。

市販品は500〜1,000円程度するので、100均で購入するとお得です。

野菜を入れる袋を入れ替えるだけなので、気軽に使えて便利です。

毎回野菜をきちんと使い切っている実家にも野菜保持袋があったので理由を聞くと、「人に野菜をあげるときに使う」という答えが返ってきました。

確かに、人から野菜をもらう=予定外の野菜が増えるので、こうした心遣いがあると頂く側も助かります。

野菜を毎回使い切れているのであればわざわざ買う必要はありませんが、普段ダメにしてしまうことが多いのであれば、使ってみてください。

野菜フレッシュキーパー

野菜フレッシュキーパー

「野菜フレッシュキーパー」は、キャベツなどの芯に挿して成長点を阻害することで、野菜を長持ちさせるグッズです。

キャベツだけでなく、レタス、白菜などにも使うことができます。

つまようじなどを挿すことで同様の効果を得ることができるのですが、100均はプラ製なので、洗って何度も使うことができて環境の面でもエコですね。

キャベツの芯は硬くて力が入れづらいので、つまようじだと途中で折れてしまったり、手が滑りやすいのでケガをする恐れがあります。

野菜フレッシュキーパーには指を引っ掛ける部分があり、つまようじよりも扱いやすく抜き差ししやすい点が使いやすいです。

デメリットとしては、保管に場所を取ることです。

つまようじは他にも使い道があるので許せますが、フレッシュキーパーは野菜の芯にしか使えないので、出番が来るまで保管場所を確保できる方にオススメです。

市販品は400〜1,000円程度しますが、100均は2個入り110円と100均がお得です。

フリーザーバッグ

フリーザーバッグ

野菜をすぐに使い切ることができないと分かっているなら、新鮮なうちにカットしたり、調理したものを冷凍しておくと長持ちさせることができます。

きのこ類は冷凍することで栄養がUPすることが知られているので、あえて冷凍というひと手間を加えてから使う人もいます。

カットしてから冷凍しておくことで、調理時の手間を大幅に省くことができる点もうれしいですね。

普通のビニール袋でも冷凍はできるのですが、千切り人参など細いものはすぐに穴があいてしまったり、何の野菜が入っているのか分からなくなったり、縛って使うため欲しい物が見つけにくいなど、冷凍庫内をスッキリ収納したい方には使いこなすのが難しいかもしれません。

普段冷凍庫をあまり使っておらず、ポンポンと放り投げるスタイルが好みであれば、100均にはフリーザーバッグ以外にも冷凍用ビニール袋もあります

冷凍用ビニール袋は普通のビニール袋に比べて厚手で穴があきにくいので、使い方に合わせて活用してみてください。

フリーザーバッグは表面に書き込みができる物も多く、中身を分かりやすく収納することができます。

ブックスタンドなどと組み合わせて立てて収納すれば、冷凍庫内を省スペースでキレイに整頓することができるでしょう。

冷凍はとても心強い保存方法ですが、万能ではありません。

鮮度は少しずつ、ゆっくりと落ちていきます。

フリーザーバッグはビニール袋に比べて空気をしっかりと抜くことができるので、鮮度が落ちるペースをゆっくりにすることができます。

たくさんの種類の野菜を使って料理を作ろうと思っても、その都度野菜と包丁とまな板を洗っていては、調理に手間と時間が掛かります。

何かを作るついでに多めに野菜を切っておき、フリーザーバッグに入れて冷凍しておくことで、後々調理するときに楽できるようにしておきましょう。

ジッパー付きやスライダー付きなど、サイズや機能、袋の厚さによって枚数が違います

使いやすさを優先するか、コスパを求めるか、好みで選んでみてください。

・ フリーザーバッグS 16×14㎝、30枚 110円

・ フリーザーバッグM 22×18㎝、25枚 110円

・ フリーザーバッグL 27×28㎝、13枚 110円

食器洗い機やオーブンなどは使えないので、繰り返し使いたい、電子レンジでも使いたいのであれば「シリコーン保存袋(ダイソー:220〜330円)」もオススメです。

市販のフリーザーバッグは300〜800円程度するので、100均で購入するとお得です。

連結できる多用途ネット

連結できる多用途ネット

ドライ野菜やドライフルーツは生に比べて日持ちを長くすることができ、水分が抜けるので甘さが濃縮され、味がよりおいしく感じられるという人もいます。

ドライフルーツはおやつとして食べることもできて健康的ですし、ドライ野菜は保存がきくので価格が高騰する季節に備えて作る方も増加中です。

しかし、自分で作るとなると乾燥機は価格が高く、使用の際は電気代が掛かるのでハードルは高めです。

ザルの上などで干すだけでも作れますが、カビないように風通しの良い場所を探し、鳥や虫から守らなくてはならないので、作るのは簡単ではありません。

そんな時に便利なのが100均で販売している「ネット」です。

ダイソーでは「つなげる多用途ネット」という名前で販売中。直径約38㎝×高さ20㎝、220円

作るのに時間と手間が掛かる点は同じですが、ネット代以外のお金が掛からないので、リーズナブルにドライ野菜&フルーツ作りにチャレンジすることができます。

市販のお菓子に含まれる添加物が気になる方も、ドライフルーツや干し芋、ドライトマトなど素材そのままを生かしたおやつを自分の手で作ることができたら、安心につながるかもしれません。

ザルの上で天日干しすると強風で飛ばされることがありますが、このネットはファスナーが付いているので、安心して干すことができます。

こちらはホームセンターなどで購入すると1〜3段で1,000〜1,500円程度しますが、ダイソーは220円で購入することができます。

ダイソーでは220円ですが、他の100均では110円で手に入れることができます

サイズはダイソーが一番大きいので、どの程度作りたいか、用途に合わせてお店を選びましょう。

乾燥すると驚くほど縮んでしまうので、あっという間に消費はできると思います。

わが家は毎年家庭菜園を楽しんでおり、去年はミニトマトが大量に収穫できたので、今年はドライトマトへの加工に挑戦しようと思っています。

知人が去年ドライトマトを作った際、生で食べるよりも甘さが濃縮されてとてもおいしかった、ドライフルーツのようにおやつ代わりに食べていたと話していたので、今年は私も健康的なおやつにチャレンジする予定です。

切り干し大根&人参、れんこん、リンゴ、トマト、干し芋、おかき、ハーブ、魚(一夜干し)など、ネットは多岐に使えるそうです。

耐荷重の記載はありませんでしたが、ワイヤー2本だけで支えていることを考え、あまり重い物は入れないように注意しましょう

ドライ作りは湿度や温度が大きく関わるので、毎回全てがうまくいく訳ではありません。

いろいろ試行錯誤しながら作る過程も楽しんでみてくださいね。

長持ちさせるコツを知っておく

「使う分だけ野菜を買う」ということは、毎日料理をする人にとっても簡単ではありません。

食欲は体調によっても変わりますし、生鮮野菜の寿命も環境で日々変わります。

急に献立の予定を変えなければならなくなることもあるでしょう。

余裕を持って多めに買うと使いきれなかった時ショックを受け、少なめに買うと足りなくなって買い足しに出掛ける羽目になることもあります。

少し多めに買った時でも、長持ちさせるコツを知っておくことで、食材を無駄にせずに使い切ることができるようになります。

110円のグッズには数百円、いや数千円分の食材の寿命を長持ちさせる力があるので、上手に活用してみてください。(執筆者:栄養士 山城 奈々)

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