「Revolut」というプリペイドカードをご存知でしょうか。
一定金額以上のクレカ利用で特典を受けられる、いわゆる「修行先」として使われるカードです。
かつてのKyashがそうだったように、現在はRevolutに改悪の波が押し寄せていますので紹介します。
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(4/17より)Revolutへのクレカチャージに1.7%の手数料が発生
≪画像元:Revolut≫
これまで、Revolutへのチャージには手数料がかかりませんでした。
しかし4月17日より、以下のカードからのチャージに対しては、1.7%の手数料が発生します。
- Visaブランドのクレジットカード・プリペイドカード
- Visaブランドのデビットカード(ビジネスカード、日本国外で発行されたカードのみ)
- Mastercardブランドのデビットカード・クレジットカード・プリペイドカード
還元率1.5%を超えるクレカは数少ないので、クレカチャージをしても損をしてしまいますね。
手数料無料のVisaデビットカードにも改悪の波が
注目したいのは、「日本国内で発行された個人向けのVisaブランドデビットカード」です。
このカードからのチャージには、チャージ手数料がかかりません。
しかし、ポイントやキャッシュバックの対象外となったり、そもそも利用できなくなったりするなど、デビットカードにも改悪の波が押し寄せています。
(4/17より)ソニー銀行のデビットカードが利用不可に
≪画像元:ソニー銀行≫
ソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」の国内ショッピングについて、2023年4月17日よりRevolutが「利用できない加盟店一覧」に追加されます。
なお、Revolutへの入金は振込にて引き続き利用できます。
とはいえ、年会費無料ながら最大2%のキャッシュバックがある「Sony Bank WALLET」が塞がれるのは、痛いですね。
りそな銀行デビットカードはリリース時より利用不可
≪画像元:りそなホールディングス≫
りそな銀行よりポイント還元特化型デビット「りそなデビットカード〈プレミアム〉」が、4月3日にリリースされました。
月会費700円かかりますが、2023年9月までは月会費がかかりません。
それでいて、月の利用額1,000円ごとに20ポイント付与されるのですから、なかなかおいしいカードです。
≪画像元:りそな銀行≫
ところが、「ご利用いただけない加盟店」の中に、Revolutがしっかりと明記されているではありませんか。
こちらもおいしいカードと思っていただけに残念です。
楽天デビットカード(Visa)が還元対象外に
≪画像元:楽天銀行≫
3月13日より、Revolutが「楽天ポイント進呈対象外取引」に追加されました。
ポイント還元がないだけでチャージ自体は可能なようですが、100円利用ごとに1ポイント貯まる還元率1%のデビットカードだっただけに、こちらも残念ですね。
三菱UFJ-VISAデビットがキャッシュバック対象外に
≪画像元:三菱UFJ銀行≫
三菱UFJ-VISAデビット、三菱UFJ-VISAビジネスデビットは、0.2%キャッシュバックのデビットカードです。
1月22日より、Revolutが「キャッシュバック対象外取引」に追加されました。
キャッシュバックはされないがショッピングの利用限度額が適用され、踏んだり蹴ったりです。
GMOあおぞらネット銀行のVisaデビットがキャッシュバック対象外に
≪画像元:GMOあおぞらネット銀行≫
GMOあおぞらネット銀行のVisaデビットは、ステージに応じて0.6%~1.2%のキャッシュバックを受けられました。
1月1日よりキャッシュバック率が0%となり、キャッシュバックを受けられなくなりました。
銀行に問い合わせるのは「やぶへび」なのでやめよう
Revolutへのクレカチャージに1.7%の手数料が発生し、それに伴い、残されたVisaデビットにも改悪の波が押し寄せています。
「自分のデビットカードは大丈夫なのか」と心配する気持ちは分かりますが、絶対に銀行には問い合わせないでください。
問い合わせを機に、還元対象だったものが対象外になることがありますので。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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