フードロスの削減は、節約はもちろん環境への配慮にもつながります。
これからの時期は気温が上がるにつれて食材が傷みやすくなるので、うっかり腐らせてしまうことがないように気をつけましょう。
今回は、節約とSDGsに役立つ身近なフードロス対策を紹介します。
新生活が始まり自炊に挑戦している方や、食費の節約をしたい方は、ぜひ参考にしてください。
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節約とSDGsにつながるフードロス対策5つ
日本では、年間522万トンの食品ロスが発生しています。
国民1人あたり毎日おにぎり1個分の食品ロスを出している計算です。
- 食べきれず残した料理
- 安くて買ったけど使い切れなかった食材
なども食品ロスに含まれます。
節約とSDGsにつながる身近なフードロス対策は、次の5つです。
- 賞味期限と消費期限を正しく理解する
- 使い切るイメージをしてから買う
- 訳あり食品をチェックする
- 適切に保存する
- 食べきれない分は「持ち帰り」を利用する
「消費期限=過ぎたら食べない方が良い期限」「賞味期限=おいしく食べられる期限」です。
記載されている賞味期限が過ぎた場合でも、すぐに食べられなくなるわけではありません。
食材が安いとついつい買いすぎてしまうこともありますが、まずは使い切れるか考えることが大切です。
すぐに使い切る予定であれば、消費期限や賞味期限が近い食材を買うことでSDGsに貢献できます
保存方法によっては傷むスピードが早くなるため、「野菜は保存袋に入れる」「新鮮なうちにカットして冷凍する」など適切に保存しましょう。
食べきれなかった料理を自己責任で持ち帰りできる飲食店も増えています。
食品ロス対策アプリ&サービス5選
食品ロス対策に役立つアプリ&サービスは、次の通りです。
1. TABETE
≪画像元:コークッキング≫
TABETEは、廃棄になる商品をお店側が出品し、ユーザーが事前予約してお店へ取りに行くサービスです。
通常価格より30~40%オフで購入できるので、タイミング次第で食費や外食費の節約になります。
登録料や利用料はかからず、商品代金のみで利用できます。
エリアによってお店の数や商品ジャンルに差があるものの、レストラン・ベーカリー・スイーツ・お総菜製造工場などさまざまなお店が利用しています。
2. ドギーバッグ
≪画像元:doggybagcommittee≫
ドギーバッグは、パーティーや外食などで食べきれなかった料理を持ち帰る容器や袋のことです。
持参した繰り返し使える容器や店舗が提供する容器を利用して料理を持ち帰ることで、食品ロスの削減につながります。
「デニーズ」「ロイヤルホスト」「和食さと」「日本ホテル」は、環境省が推進する「mottECO(モッテコ)」の対象です。
≪画像元:環境省「令和4年度 mottECO(モッテコ)導入モデル事業mottECOのパートナーシップによる普及推進事業(pdf)」≫
3. 消費者庁のキッチン
クックパッドには、食材を無駄にしないためのレシピが集まる「消費者庁のキッチン」が開設されています。
半端な野菜の活用レシピや少し残った料理のアレンジレシピなど、食材を使い切るレシピが掲載されています。
お茶殻・キャベツの外葉・大根の皮・余った餅やそうめんなどを使ったアイディアレシピが豊富です。
野菜を美味しく食べきるためのおすすめ保存方法も掲載されています。
4. Kuradashi
Kuradashiは、規格外品や賞味期限が迫ってきた商品をお得に購入できる食品ロス対策につながるサービスです。
無料会員は送料550円がかかります。
月に2回以上購入する方は、送料無料※になるプレミア会員(月額550円)への登録がおすすめです。
※一部商品、一部エリア除く
1回あたりの量が多い商品もあるので、「食べきれるか」「保存場所があるか」を考えてお得に購入しましょう。
≪画像元: KURADASHI ≫
5. fuubo
fuuboは、食品ロスをなくす目的で設置されている無人販売機です。
購入できる商品は販売機によって異なります。
Webサイトから商品を購入して好きなときに受け取りが可能です。
30~40%オフで購入できる商品や、賞味期限切れで無料となっている商品もあります。
身近な場所や外出先に販売機があれば、商品をチェックしてみましょう。
≪画像元:ZERO≫
身近な食品ロス対策を活用して食費の節約につなげよう!
毎日の買い物や食材の保存方法を意識するだけで、食品ロスを防いで節約につながります。
「買いすぎない」「腐らせない」「使い切る」ことがポイントです。
食品を購入したり外食したりするときは、食品ロス対策に役立つアプリやサービスを上手く活用しましょう。(執筆者: 成田 ミキ)
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