春は新生活が始まる季節です。
慣れ親しんだ家から離れ、新しい環境で生活を始める方も多いかもしれません。
今回は初期費用を安く抑えておうちをきれいに維持できる、コスパが良い100均キッチングッズを紹介します。
※価格は全て税込み価格です。
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食器洗い用スポンジ
100均でコスパの良いキッチングッズとして外せないのは、食器洗い用スポンジです。
110円という破格で大容量なので、気兼ねなく使うことができます。
定期的に交換しながら使うことで、衛生面でも清潔を保ち続けられます。
使い心地の観点から見ると、1個100円以上する市販品(ダスキン、サンサンスポンジ、マーナなど)の方がヘタりにくくて持ちがよく、泡立ちが良い商品が多いのは確かです。
衛生面で、ヘタれにくく、泡立ちが良いスポンジをどのくらいの期間使うかは悩みどころです。
筆者はコスパ重視で普段100均スポンジを使っていますが、時々ダスキンのスポンジをいただくことがあります。
倍以上持ちが良く、泡立ちも長持ちするので、乗り換えようかと思ったことが何度もあります。
しかし、どんなにスポンジの使い心地が良くても、チャーハンなどを作ったフライパンを洗うとあっという間にスポンジの隙間に食材のカスが入り込んでしまいますし、トマトソース系の鍋を洗うとスポンジはオレンジ色になってしまうのは同じです。
家庭によってスポンジの交換頻度は異なりますが、早いペースで交換するのであれば100均スポンジは「ヘタる前に交換」という目安がわかりやすく、衛生的でコスパも良いです。
筆者は2週間を食器洗い用、後半2週間をシンク洗い用にして、ペラペラに薄くなるまで1か月間使い倒しています。
市販品は1個170〜250円程度しますが、ダイソーのスポンジは1〜8個入り110円です。
100均の3層式スポンジ(5個入り110円)を1週間ごとに交換すると、市販品を同様に使うのに比べて592円/月、2週間ごとなら296円/月の節約になります。
市販品との差をあまり感じないうちに次のスポンジを使うのであれば、100均スポンジのほうが節約につながります。
100均で扱っているスポンジには一層、二層、三層、ネットなど様々なタイプがあります。
それぞれ泡立ちやすさ、硬さ、肌触り、弾力などが異なります。
色もカラフルからモノトーンまで選べるので、お家のインテリアに合わせて選んでみてください。
使い捨てダスター・洗って使えるペーパータオル
キッチンなどの水回りで使い捨てペーパータオルを使うと、タオルに比べて手間なく楽に清潔を保てますが、あっという間に大量消費してしまうので、経済的とは言えません。
ふきんは洗って繰り返し使えるので経済面では優秀ですが、定期的に消毒や漂白をしなければ雑菌が増えてしまうので、清潔さを保つためには手間が掛かります。
物価が高くなる一方の日本で、消耗品代に多くのお金をかけてしまうと、生活費の圧迫に繋がります。
節約をしつつ、手間も省きたい方にオススメなのが、100均の「使い捨てダスター」です。
「使い捨て」でも洗って何度か使える
薄手ですが、キッチンペーパーより丈夫で、手拭き、台拭き、食器拭き、家の中だけでなく外の掃除まで、様々な用途に使えます。
絞った後タオル掛けに干しておくだけでふきんよりも早く乾くので、筆者はキッチンの手拭きとして使用しています。
ふきんは菌の増殖や黄ばみを防ぐため、定期的に消毒や漂白が必要です。
ダスターは汚れたタイミングで使い捨てすることができるので、管理に掛かる手間を省くけます。
何度か洗って絞ると次第に毛羽立ってくるので、何日も使い続けるのはオススメしませんが、1日使って最後に掃除に使ってから捨てるなどルーティンを決めておけば、使い捨てのペーパータオルよりも経済的で、ふきんよりも手間を掛けずに清潔さを保つことができます。
ダイソーのペーパータオルは120〜200枚入り110円と市販品よりもたくさん入って安いので、ペーパータオル派の方も100均での購入がオススメです。
ダイソーには使い捨てダスターだけでなく、「洗って使えるペーパータオル(60カット220円)」も販売しています。
こちらも見た目は普通のペーパータオルと変わりませんが、2〜3回洗って繰り返し使えます。
使い捨てダスターはサイズが20〜30×20〜30cm程度で、20〜50枚入り110円で販売しています。
1日1枚使っても、1か月持つのはありがたいですね。
ふきんを消毒しながら使っている方にとっては必要ないグッズかもしれませんが、普段使い捨てペーパータオルを使う方にとっては、消耗品代節約のための候補になるかもしれません。
トイレなど、家族で手拭きを共有せず使い捨てペーパータオルにした方が安心な場所もあります。
場所に合わせて使い分けることで、消耗品代の節約に役立てましょう。
油汚れ防止フィルム
新しい家に入居したり、綺麗に掃除したりした後は、汚れが付く前に予防措置を施しておきましょう。
キッチンであれば、油汚れが飛びそうな場所に事前に油汚れ防止フィルムを貼り付けておくことで、掃除が劇的にラクになり、維持がしやすくなります。
市販品だと650〜1,000円程度するフィルムも、110円で購入できます。
2層式になっているフィルムを使えば、交換は上のフィルムを剥がすだけと簡単で、金額も半額で済むのでとってもお得です。
100均のフィルムは
- サイズが限られている
- 薄い
- 折り目が付いているので貼るときにシワになりやすい
など、我慢ポイントがあります。
それでも、100均でも壁を油汚れから守るという機能は十分果たしてくれるので、多少のズレや貼りにくさを「我慢」できる方であれば、市販品よりも大幅に価格を抑えられます。
油汚れの掃除で困っている方は、安価にできる対策の1つとして試してみてください。
アルミ五徳カバー・IH用のカバー
コンロ周りはデコボコが多く、掃除しにくく汚れが溜まりやすい場所です。
IHが増えているものの、火力が強くて見た目で分かりやすいガスコンロユーザーはまだまだ多いです。
100均ではガス、IHどちらのカバーも110〜330円で販売しています。
汚れていないうちにカバーを設置することで、汚れが付きにくい状態にしておくと、掃除がラクになります。
ガス火用のアルミ五徳カバーの市販品は2枚500〜1,500円程度、薄手のアルミカバーは2〜10枚300円程度。
100均は2〜25枚で110円と、コスパだけで選ぶなら薄手タイプがお得です。
絵柄は無地だけでなく幾何学、ボタニカル、ディズニー柄などがあります。
キッチンアルミシートやガス台シート、ガスレンジガードなどと合わせることで、キッチン全体に統一感を出すこともできます。
薄手のアルミ五徳カバーはたくさん枚数が入っている分、かなり薄くてちょっとしたズレで破けてしまいます。
使い捨や、r拭き掃除しながら時々交換など、掃除の仕方に合わせて、使いやすい厚みを見つけてください。
100均アルミカバーを数枚重ねることで厚みと強度をアップさせ、費用の節約と使い心地の両立を目指すのもアリです。
市販品に比べて強度は落ちますが、交換頻度が上がっても100均の方が価格的にはお得です。
こまめに交換することで美しさをキープできるので、お試しの際は100均から始めてみましょう。
IH用のカバーは1枚入り330円と少々高めに感じますが、市販品は1枚550〜1500円程度。
100均で購入すると数百〜千円以上のお得です。
キッチン消耗グッズは長持ちしなくてもいい
枚数がたくさん入っているグッズはダメになるのも早いですが、こまめに交換しながら使う方が、総コストを抑えられることがあります。
衛生面を保つためにはこまめな掃除や、消毒などの手間がかかります。
新生活をはじめた人や、忙しくなった人にはハードルが高くなります。
現在の生活リズムはそのままで、お掃除をラクに生活の中に組み込め、コスパのよいグッズを100均でみつけて活用してください。(執筆者:栄養士 山城 奈々)
電気代・ガス代の削減に!100均アルミシートの活用法5つ 月5000円の節約効果も