株式会社WeCanDoItが「Costco(コストコ)」の食料品や日用品を専門に扱うネットスーパーサービス「SocToc(ソックトック)」が2023年2月28日から運用を開始しています。
SocTocはコストコで販売されている商品を自宅まで配送で届けてくれます。
通常コストコでは、1年ごとの更新制で年会費(個人会員)4,840円(税込)が必要ですが、SocTocは無料で利用可能。
量が多いという人に向けて独自に小分けした商品も販売しています。
今回は利用方法や実際にSocTocを利用して、
- 商品はコストコと同じなのか
- コストパフォーマンスはどうなのか
- メリット/デメリット
などを紹介していきます。
コストコに行かなくてもコストコ商品が買えるサービス3選 年会費不要で手続きも簡単
SocTocとは何か?
株式会社WeCanDoItが「Costco(コストコ)」の食料品や日用品を専門に扱うネットスーパーサービスで、年会費無料で利用できます。
取り扱っている商品は、コストコで人気のロティサリーチキン、ケーキ、ベーカリー、精肉・鮮魚、日用品など充実。
自宅まで配送してくれます。
おすすめポイント1:配送してもらえる
コストコの商品を自宅に配送してもらえます。
コストコは駅から離れた場所にあることが多く、大容量商品が多いため車必須なイメージです。
SocTocなら車がなくても注文できるので助かります。
おすすめポイント2:コストコ店頭と同じ品質
公式サイトを見ていても、コストコ定番のデリカフードが多く並んでいます。
≪画像元:株式会社WeCanDoIt≫
これらの商品がどのように届くのかが気になり、人気のロティサリーチキン、ホタテのお刺身を注文しました。
≪実際に届いた商品≫
配送される商品の品質は、コストコの店頭で販売されている商品と同様。
品質についての違いは感じませんでした。
おすすめポイント3:小分け商品がある
コストコで売られている大容量商品は、SocToc独自で小分けにした商品として用意してあるので、少量を注文したい人も安心です。
残念ポイント1:配送料金、サービス料、少額決済手数料が発生する可能性がある
コストコと異なり年会費は無料ですが、配送料や注文金額が一定以下の場合にはサービス料、少額決済手数料が別途かかります。
注文前に合計金額の確認が必要です。
- 配送手数料:484円
- サービス料:605円
- 少額決済手数料:660円
残念ポイント2:配送エリア
現在の配送エリアは、東京都新宿、世田谷区、杉並区、練馬区、渋谷区、中野区の一部となっています。(2023年3月27日時点)
詳しいエリアは公式サイトで確認してください。
SocTocの注文方法
SocTocの注文手順
- アカウント作成
- 商品選択
- カートの内容を確認
- 配送手数料、サービス料、少額決済手数料を確認【重要】
- 配送日時を決定
- マイページから注文状況を確認
1. アカウントを作成
Googleアカウントでもアカウントを作成可能なので簡単に登録できます。
2. 商品選択
商品を選んで、カートに入れます。
ずっと気になって食べたかったコストコ人気のロティサリーチキンは即決。
このボリュームで912円は安いが、コストコだと800円くらいなので少し割高か…。
ホタテ好きなので、こちらも注文。
冷凍されていないホタテは、どのように届くのか。
コストコ店頭で購入すると30個以上あるマスカルポーネロールは、SocToc用に小分け(9個入り)されています。
少人数の家庭にはありがたい。
オイコスも小分け(4個入り)がありました。
SocTocは、4個入りだと1個あたり109円。
手頃な値段です。
3. カートの内容を確認
購入したい商品をカートに入れたら、カートマークから中身を確認します。
4. 配送手数料、サービス料、少額決済手数料を確認【重要】
1回の配達につき、配送手数料484円
購入金額が1万5,000円未満だった場合、サービス料605円
※3月29日より10,000円未満に引き下げられました。
購入金額が5,000円未満だった場合、少額決済手数料660円
- 配送手数料:484円
- サービス料:605円
- 少額決済手数料:660円
5. 配送日時の設定
商品を届けてもらう日時を決めたら完了です。
また、その日の注文は15時が〆切となります。
例
・金曜日の16〜18時にお届けの場合 … 木曜日の15時に注文〆切
・土曜日の午前中にお届けの場合… 木曜日の15時に注文〆切
6. マイページから注文状況を確認
マイページを見ると注文状況を確認できます。
SocTokを利用した感想と評価
希望の注文時間内に配送してくれました。
お届けしてくれたのは、SocToc専門の配達員さん。
商品はしっかりと個包装されています。
バーコード部分にSocTocのシールが貼られています。
注文した商品の品質
ロティサリーチキン、ホタテのお刺身の品質は少し心配でしたが、コストコで販売されているものと変わらずおいしくいただけました。
ロティサリーチキンはコストコ店頭で買うと、家に着いた時もまだホカホカしていますが、SOcTocは冷えた状態で届きます。
SocTocのコストパフォーマンス
コストコは年会費が4,840円(税込)かかりますが、SocTocは無料です。
しかし手数料がかかります。
今回の注文の場合、
- 配送料:484円
- サービス手数料:605円(15,000円未満で発生)
- 少額決済料:660円(5,000円未満で発生)
合計1,749円の手数料がかかりました。
損益分岐点を考える
筆者が住んでいる地域から最寄りのコストコまでは30km、下道で1時間半ほど。
- 燃費:15km/l
- ガソリン価格(レギュラー):160円
だとすると、往復で4リットル(640円)のガソリンが必要となります。
これらを考慮した際の損益分岐点を
- 注文金額が5,000円未満の場合
- 注文金額が10,000円未満、5,000円以上の場合
- 注文金額が10,000円以上の場合
で、考えてみました。
※3月29日よりサービス料が15,000円未満の注文で発生していましたが、10,000円未満に引き下げられました。
注文時は、15,000円未満でサービス料が発生
損益分岐点は
- 商品の購入金額が5,000円未満の場合、5回
- 商品の購入金額が10,000円未満、5,000円以上の場合、10回
- 商品の購入金額が10,000円以上の場合は配送料がガソリン代より安いためSocTocを利用した方がコストが安い
となります。
ただし、ガソリン代の価格や車の燃費、コストコまでの距離によって異なりますし、SocTocとコストコで価格が異なることがあるのでどちらが良いとははっきりと言えませんが利用される方は欲しい商品の価格を確認してみたり、計算してみてください。
メリット
- 年会費が無料なので気軽にコストコを体験することができる
- 小分け商品があるため一人暮らしでも安心
- 自宅まで配送してくれる
- 10,000円以上の注文で配送料のみの負担
デメリット
- 配送料、サービス料、少額決済手当がかかる
- コストコで購入するより高い商品がある
年会費と交通費>手数料
年会費と交通費を計算して、それよりも手数料が安ければお得です。
損益分岐点を参考に、自身の分岐点を見つけてください。
コストコに行きたいけど年会費を払うのがハードルが高い
コストコで有名な人気商品を食べてみたい
コストコの商品を大量に購入したい
という方にSocTocはおすすめです。
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