交通系ICカードの中には、乗車ポイントが貯まるものもあります。
一度登録・提携するだけで勝手にポイントが貯まるので、通勤や通学など利用頻度が多い人ほどお得です。
今回は、交通系ICカードの乗車ポイントの概要と貯め方について解説します。
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乗車ポイントが貯まる交通系ICカード4つ
お得なキャンペーン情報も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
(1) Suica(スイカ)
Suicaは、「JRE POINT」に登録・連携することでJR東日本の鉄道への乗車や定期券購入などでポイントが貯まります。
モバイルSuicaなら入金残高で乗るごとに50円ごとに1ポイント、カードタイプなら200円ごとに1ポイント貯まります。
モバイルSuica定期券なら購入額に応じて50円ごとに1ポイント付与されるためお得です。
2023年10月からは「JRE POINTステージ」がスタートします。
2023年3月~8月の利用実績をもとに初回ステージが決定し、ステージに応じて特典が用意されます。
参照:JRE POINT
(2) PASMO(パスモ)
PASMOは、「ToKoPo(トコポ)」「メトポ」「SEIBU Smile POINT」「小田急ポイント」などに登録・提携することでポイントが貯まります。
それぞれの主なポイント付与内容は、下記の通りです。
主なポイント付与内容 | |
ToKoPo | ・都営の対象交通機関で1乗車につき2ポイント ・土休日に乗車で1日2ポイント ・都営交通4事業のうち2事業以上に乗車で1日10ポイント ・同一運賃区間ごとに同月の利用回数に応じたポイント進呈率で3~12%のポイント付与(2023年4月1日~) |
メトポ | ・東京メトロ線の乗車1円あたり1ランクスコア ・デイタイム乗車1日あたり50ランクスコア ・土日祝の乗車1日あたり70ランクスコア ・定期乗車券所持で1カ月あたり3,000ランクスコア ※1カ月のランクスコア合計に応じたポイント進呈率で2~10%のポイント付与 |
SEIBU Smile POINT | ・平日の朝に特定の時間に対象駅を入退場すると1日10ポイント ・西武線沿線のおでかけで特定条件で西武線に乗車すると1日10ポイント ・同一運賃区間ごとに同月の利用回数に応じたポイント進呈率で2~12%のポイント付与(2023年4月1日~) |
小田急ポイント | ・小田急線の乗車同一運賃区間ごとに同月の利用回数に応じたポイント進呈率で0.5~12%のポイント付与 |
ToKoPo・メトポ・小田急ポイントでは、それぞれお得なキャンペーンを開催中です。
キャンペーンの概要は、下記の通りです。
概要 | キャンペーン期間 | |
ToKoPo | ・ToKoPoに新規ご入会いただいた方全員に200ポイント付与 ・抽選で200名様に1,000ポイントプレゼント | 2023年4月30日(日) |
メトポ | ・すべてのメトポ会員のランクを「ゴールドランク」に設定 ・利用金額の5%がポイント還元 | 2023年3月31日(金) |
小田急ポイント | ・大人用PASMOの登録とキャンペーンエントリーで200ポイント付与 ・登録済みPASMOで同一運賃区間で1カ月4回以上乗車で1,000ポイント付与 ・ONE IDで小田急ポイントアプリに新規ログインで200ポイント付与 | 2023年6月30日(金) |
(3) manaca(マナカ)
マナカマイレージポイントは、名古屋市交通局が運営する市バスや地下鉄の利用でポイントが貯まります。
ポイントには「通常ポイント」「昼間ポイント」があり、昼間ポイントの方が付与率は高いことが特徴です。
通常ポイント(大人用)の場合、1か月の利用金額が2,000円以上 5,000円未満で付与率10%、1万5,000円以上なら13%となります。
参照:名古屋市交通局(マナカマイレージポイントとは)
(4) ICOCA(イコカ)
WESTERポイント(旧ICOCAポイントサービス)は、JR西日本のICOCAエリア内での列車乗車や対象店舗での電子マネーの利用などでポイントが貯まります。
乗車ポイントは、「時間帯指定ポイント」「利用回数ポイント」の2つです。
時間指定ポイントは、同月内に適用区間の区間ごとに4回目以降の乗車に対して1回ごとに付与されます。
利用回数ポイントは、同月内の同一運賃区間の乗車回数11回目以降の乗車に対して1回ごとに付与されます。
2023年4月1日からそれぞれのポイント付与率は、運賃の10%に変更になります。
参照:ICOCA
引っ越した人や使う沿線が変わった人は乗車ポイントをチェック!
一度登録・連携すればあとはいつも通り交通家ICカードを使うだけでポイントが貯まっていきます。
引っ越し・就職・進学などで使う沿線が変わった人は、新しくポイントが貯まる仕組みを整えておきましょう。
また、ポイントには期限があります。無駄にならないように期限内に使い切りましょう。(執筆者: 成田 ミキ)
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