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【手間をかけずストレスフリー】電気のつけっぱなしを防ぐ節約術


「電気をこまめに消す」のが節約に有効だとわかっていても、うっかりつけっぱなしにしてしまうことがあります。

あるいは、自分は気を付けていても家族がいつも消し忘れるパターンもありますね。

何度注意しても繰り返されると、お互いにストレスがたまります。

これを解決するには、「電気をいちいち消さなくてもよい仕組み」を作るのが有効です。

賃貸住宅でも手軽に取り入れられる方法を3つお伝えします。

電気のつけっぱなしを防ぐ

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エアコンのつけっぱなしを防ぐ

エアコンのつけっぱなしを防ぐには、タイマー機能を活用します。

リビングのエアコンは、最後に寝る人が消すという家庭が多いでしょう。

わが家では最後までリビングにいる夫がエアコンを消す担当になることがほとんどですが、朝起きてつけっぱなしのエアコンを発見することがしばしばありました。

誰もいない部屋を無駄に暖め続けるエアコンを見ると、愕然とするものです。

そこで、タイマー機能を使って、毎日同じ時間にエアコンがオフになるようにしました。

自動的に消えるのでつけっぱなしにすることがなくなります。

また、夜更かしが減るといううれしいおまけもありました。

エアコンの種類によっては、「毎日同じ時刻に作動するタイマー」がついていないこともあります。

その場合は、エアコンをつけるときに「あと○時間後に消えるようにする」というタイマーを設定するようにしてください。

エアコンのつけっぱなしを防いで節約できる電気代

タイマー機能の活用で1か月にどれくらいの電気代を節約できるのか計算してみましょう。

条件は以下の通りです。

・ 暖房時の消費電力 860W

・ 週に1回、6時間のつけっぱなしを削減

・ 電気料金の目安単価は31円/kWh(税込)

全国家庭電気製品公正取引協議会による

1時間あたりの電気代は、

0.86kW ×31円= 26.66円

6時間つけっぱなしにしたときの電気代は、

26.66円×6= 159.96円

1か月に4回つけっぱなしにしたときの電気代は、

159.96×4= 639.84円

タイマー機能を設定するだけで、1か月に約640円の節約ができます

照明のつけっぱなしを防ぐ

照明の消し忘れには、人感センサー付きライトを利用するのが効果的です。

洗面所、トイレ、玄関など、滞在時間が短いけれどうっかり照明を消し忘れてつけっぱなしになってしまう場所に活用します。

人がいるときだけ明かりがつき、いなくなると自動的に照明が消えるので、何も意識しなくてもつけっぱなしを防げます。

人感センサーといっても、大がかりな工事は必要ありません。

電球を人感センサ―付きのものに交換すればよいだけなので賃貸でも気軽に取り入れられます。

わが家では、玄関と洗面所の照明を人感センサー付きのライトに交換しています。

特に玄関は、外から帰ってきたときにすぐ照明がつくのでとても便利。

人が近づくだけでパッと明るくなるので、防犯対策としても効果を発揮するでしょう。

人感センサー付きライトの欠点は、動くものがないと自動的に照明が消えてしまうところです。

お風呂やリビングなど、じっとしていることが多い場所には向かないので注意してください。

照明のつけっぱなしを防いで節約できる電気代

それでは、照明のつけっぱなしを防ぐとどれくらいの節約になるのか計算してみます。

条件は以下の通りです。

・ 使用している電球 60Wの白熱電球

・ 8時間つけっぱなしにしている

・ 電気料金の目安単価は31円/kWh(税込)

1日あたりに節約できる電気代は、

0.06kW ×31円×8時間 =14.88円

毎日つけっぱなしにしていた場合、1か月(30日)で節約できる電気代は、

1.86円 ×30日=446.4円

人感センサー付きライト(LED電球)は1,000円くらいから購入できます。

【商品例】

初期費用がかかりますが、LED電球は長持ちするのでそうめったに取り換える必要がありません。

わが家の人感センサー付きライトも6年以上使っていますが、まだまだ現役です。

タイマーのついていない家電のつけっぱなしを防ぐ

頻繁に使う家電でタイマー機能がついていないものは、コンセントタイマーを利用すると手間なく節約が可能です。

【商品例】

コンセント口にタイマーを設置し、そこに家電のプラグを刺すことで、タイマー機能のついていない家電でも設定した時間にオンオフが自動でできるようになります。

コンセントタイマーがひとつあればさまざまな家電にタイマー機能をもたせることが可能です。

季節によってコンセントタイマーを使う家電を変えるなど、自分の生活に合わせてみてください。

コンセントタイマーを使った場合、節約できる電気代

たとえば冬の季節によく使うホットカーペットにコンセントタイマーを活用した場合、どれくらいの電気代が節約できるのかを計算してみます。

条件は以下の通りです。

・ ホットカーペットの消費電力 500W

・ 寝るときに切り忘れて6時間つけっぱなしにしてしまう

・ 電気料金の目安単価は31円/kWh(税込)

1日あたりに節約できる電気代は、

0.5 kW×31円×6時間=93円

3日に1回消し忘れたとして、1か月で節約できる電気代は、

93円×10日=930円

コンセントタイマーは安いもので1,500円くらいから購入できます。

試算のような使い方の場合、2か月以降から節約効果が期待できる計算です。

初期費用がかかりますが、さまざまな家電に利用できるので活用頻度は高く、ストレスフリーに節約を続けるのに役立ちます。

無意識でもできる節約は、仕組みづくりがカギ

紹介した節約法は、タイマーの設定や電球の購入などはじめは手間や費用が多少かかります。

しかし、仕組みを作ってしまえばあとは意識せずに節約ができるので、長期にわたり効果が発揮されます。お試しください。(執筆者:元銀行員、FP2級 福島 怜実)

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