電気料金やガス料金の値上がり、厳しいですよね。
2022年10月28日、「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」が閣議決定されました。
その中には、電気・ガス料金の値引きを行う「電気・ガス価格激変緩和対策」が盛り込まれています。
どのような制度なのか、見ていきましょう。
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「最大7円/kWh」の電気料金、「最大30円/㎥」の都市ガス料金が値引き
≪画像元:経済産業省≫
2023年1月使用分(2月以降請求分)より、政府による電気料金・都市ガス料金の値引きが開始されます。
電気料金は、低圧契約(主に家庭)で1kWhあたり7円、高圧契約(主に企業)で1kWhあたり3.5円の値引きです。
都市ガス料金は、1,000万立方メートル未満の家庭や企業で、1立方メートルあたり30円が値引きされます。
上限はありませんので、多く使う家庭も同じようにお得です。
2023年9月使用分(10月以降請求分)は、値引き額が以下のように変更されます。
・ 電気(低圧):3.5円
・ 電気(高圧):1.8円
・ 都市ガス:15円
金銭負担も手間もなし
≪画像元:経済産業省≫
値引きがあるのはうれしいですが、その値引き分をどこかで利用者が負担する必要があるなら、意味がありませんよね。
今回の値引きの原資は、国が電気・都市ガスの業者に支援するもので、利用者負担はありません。
元をたどれば、国の支援の原資は我々の税金なのですが、直接的な負担がないだけましでしょう。
また、値引きを受けるために申請や手続きをする必要もありません。
一方的にお得なのはうれしいです。
値引きを行う事業者
≪画像元:経済産業省≫
全ての事業者が値下げを実施するわけではありません。
値引きを行う電気・ガスの事業者は、特設サイトより確認してください。
大手だけでなく新電力も多く対象となっており、規制料金だけでなく自由料金も対象です。
残念ながら、筆者のようにプロパンガスの地域では、ガスで値引きを受けられません。
節電プログラムとの併用が効果的
≪画像元:東京電力エナジーパートナー≫
現在実施中の「節電プログラム」を併用すれば、よりお得です。
例えば東京電力エナジーパートナーでは、節電チャレンジにエントリーするだけで2,000ポイント、対象時間帯での節電や月の電気使用量の節電も合わせると、最大5,000ポイントもらえます。
もらったポイントは、Tポイント、dポイント、Pontaポイントなどに交換可能です。
今年の冬は、節電プログラムと値引きのダブルで手間なくお財布を温めましょう。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)
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