お正月と言えば、初詣とお年玉は2大イベントでしょう。
しかしどちらも、出費がつきものです。
そこで今回は、人には聞きづらい「お賽銭」と「お年玉」の相場について解説します。
相場はもちろん、避けた方が良い金額も合わせて紹介していますので参考にしてください。
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お賽銭に金額に相場はない
結論から言うと、お賽銭の金額に決まりはありません。
そもそもお賽銭は、お寺や神社に渡す“お布施”と同じ扱いです。
そのため、金額が高いほど願いが叶うというわけではなく、お賽銭の金額そのものに相場はありません。
お賽銭はやさしく丁寧に
お賽銭を入れる時は、金額よりもマナーが重要。
賽銭箱へ思い切り投げ入れるのはNGです。
お賽銭は、願いごとが叶ったお礼や新たな年の平安を祈願するためのもの。
感謝と願いをささげて、丁寧にそっと渡すように入れるのが適切です。
語呂合わせの良い金額は…?
お賽銭の金額に決まりや相場はありませんが、語呂合わせの良い金額は縁起が良いと言われています。
縁起の良いお賽銭を入れたい方は、語呂合わせを意識した額を納めるのもアリです。
5円
中心に穴があいていることから、縁起が良い硬貨とされています。
“見通しが良い”という意味合いもあり、今年1年の運気を上げたい方にも適しています。
「5円玉はご縁があるよ」という言葉を一度は耳にしたことがあるかと思いますが、これも語呂合わせのひとつです。
5円を2枚入れると、ご縁(5円)が重なりますので、人との出会いやご縁を大切にしたい方に向いています。
50円
5円と同じく50円も、見通しが良いことからお賽銭に最適の硬貨です。
金額的には5円×10枚分になるため、“ご縁が10倍になる”という意味合いもあります。
11円
5円・50円を持ち合わせていない時は、10円と1円を合わせて11円お賽銭を入れるのもおすすめです。
11円は“いいご縁”という語呂合わせがあり、良い縁に恵まれるという意味があります。
45円
“終始ご縁がありますように”という語呂合わせを持つ45円も、初詣のお賽銭としてはぴったりの金額です。
115円
お賽銭の金額は100円を超えますが、115円も“いいご縁”という語呂合わせがあります。
縁起の悪い金額も
お賽銭には縁起の良い金額がある一方、避けた方が良い「語呂合わせが良くない硬貨・金額」もあります。
10円玉
5円・50円玉とは逆に穴があいていない10円玉は、先を見通せないため“遠縁”という意味を持ちます。
500円玉
硬貨の中で一番金額が高い500円玉は、“これ以上効果がない“という意味があります。
願い事の内容によっては、奮発して500円玉を入れたくなることもありますが、語呂合わせ的には避けた方が無難です。
33円
33円は“さんざん”という語呂合わせになるため、どちらかというと負のイメージがあります。
69円
69円は“ろく”と読まれることから、「ろくなことがない」「ろくでもない」という意味につながります。
お賽銭の語呂合わせは、あくまでもゲン担ぎ。繰り返しになりますが、金額そのものに相場や決まりはありません。
一番大切なのは、感謝する気持ちを持って、丁寧にお賽銭を納めることです。
縁起の良い金額はあくまでも参考程度に、自分の願いや懐事情に合わせて決めましょう。
お年玉の相場・金額
続いては、子供にとって年に一度のイベント「お年玉」の相場についてお話します。
結論から言うと、お年玉の金額は年齢や関係性によって異なります。
当然ですが、それぞれの懐事情によっても異なるため、一概にいくらとは言えません。
ここでは、一般的な年齢別の相場額を紹介します。
0~2歳「500~1,000円」
まだ物心が付いていない乳児の場合、そもそもお年玉を渡さない方もいます。
お年玉をあげるとしても、親戚間のみ。金額も500~1,000円程度を“気持ち”として用意することが多いようです。
3~6歳「1,000円」
言葉も話せるようになり、お金がどんなものが理解できるようになる幼児期は、1,000円が相場です。
多くても2,000円程度。まだ金額的にはそれほど高額ではありません。
小学生「3,000円」
自分でおこづかいを管理し始める小学生になると、お年玉の金額も一気に上がります。
3,000円からスタートし、学年に応じて金額を増やすという家庭も多いようです。
ただし、小学生ごろから家庭によってお年玉の金額に差が出始めることも。
トラブルを避けるため、筆者は家族間で額を統一しています。
中学生「5,000円」
欲しいものを自分で買いに行くことが増える中学生からは、お年玉の金額も5,000円以上とやや高額です。
日ごろからお小遣いを渡していても、年に一度のお年玉は奮発して金額を乗せる場合もあるようです。
高校生以上「5,000~1万円」
行動範囲も視野も広がる高校生へのお年玉は、1万円を渡す人も少なくないようです。
ただ、アルバイトでお金を稼げる年齢ということもあり、「お年玉は高校生まで」と決めている家庭も。
お年玉はこれで最後という意味合いも込めて、金額が高めになる傾向があるのかもしれません。
「4」と「9」の金額はNG
お年玉の金額にも決まりはありませんが、語呂合わせの悪い金額は避けた方が無難です。
「4」は死を、「9」は苦を連想させるため、お年玉の金額として適切ではありません。
また、お札は袋を開けた時に肖像が見える用、印刷されている表面を上に入れましょう。
ただしい折り方は、三つ折りです。
この時も、縁起の悪い「4」を避けるため、4つ折りはしないよう注意してください。(執筆者: 三木 千奈)
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