メルカリで欲しい商品に対して値引き交渉をし、交渉に成功したらすぐに購入手続きを行ってしまう方は、決して少なくないでしょう。
しかし実は、値引き前に商品説明や発送方法をしっかりと確認していた場合でも、値引き後に再度チェックすべき項目があることはご存じでしょうか?
その項目を知らずにすぐ購入手続きをしてしまうと、予想より高い購入金額になってしまう危険性があります。
実際に筆者は、危うく損をしてしまいそうになった経験があるのです。
では一体、値引き後にチェックすべき項目とは何なのでしょうか?
メルカリサロン公式メンバーである筆者が、体験談とともに解説いたします。
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【体験談】値引き交渉に成功!購入しようと思ったら…
筆者は少し前に、購入したい商品に対して値引き交渉を行いました。
すると快く値引きしてくださったため、商品を購入しようと手続きを進めていたのですが…。
購入画面に記載してある項目を見ると、
送料の負担の部分が「着払い」
になっていました。
着払いだと発送元の地域によっては送料が高くなってしまうため、筆者は基本的には送料込みの商品のみ購入すると決めています。
もちろんこの商品も、値引き前に送料の負担については、「送料込み」となっていることを確認済みです。
ということは、値引き後の値段に変更した際、出品者が送料込みから着払いに変更したと予想できます。
送料込みで購入希望をしていたことをコメント欄にて出品者に伝えたところ、すぐに着払いから送料込みへ変更してくれました。
故意にだったのか、値段を変更する際に間違えてしまったのかはわかりませんが、事前に気づいてよかったとホッとしたことを覚えています。
仮に故意に変えられていたとしても、送料の負担については購入前に確認できる項目です。
出品者が悪いわけではなく、残念ながら気づかなかった自分のミスということになってしまうので注意しましょう。
着払いだと購入にかかる費用が予想より高くなりがち
送料込みから着払いに変更になっても、数百円高くなる程度なら「仕方ない」で片付けられる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、着払いで発送された場合、メルカリ便や普通郵便、レターパックなど送料がお得な発送方法は使えません。
ヤマト運輸や佐川急便、ゆうパックなどの発送方法で着払いとなるため、送料の負担が大きくなりがちです。
たとえば、東京都から愛知県へ着払いで小型の荷物を送った場合でも、着払いでかかる費用は800円をこえます。
予想していた購入金額より800円高くなってしまうと、ちょっとした誤差では済まないでしょう。
大型の荷物になると着払いの料金が1,000円をこえる場合は少なくありませんので、送料込みの商品が着払いに変更になっていないかは、購入前に必ず確認すべきです。
値引き交渉してもしなくても購入手続きの際に確認すべき
今回筆者は値引き交渉後、値引き価格へ変更してもらう際に送料が着払いへ変更されたと推測できます。
しかし、送料の負担の項目はいつでも出品者側にて変更できますし、変更すること自体は問題ではありません。
つまり、購入を検討していたときと購入時で、送料の負担の方法が変更になっているケースは、どのような場合でも起こりうることなのです。
ただし、値引き交渉後は出品者が販売価格を変更するついでに送料の負担部分を変更しやすく、購入者側は販売価格だけを見て購入してしまいやすいタイミングと言えます。
送料が着払いになると思わぬ出費が増えますから、値引き交渉後は特に、購入手続きを行う際は送料の負担部分が送料込みになっているかチェックしておいたほうが良いでしょう。
送料の負担方法が自分の希望する方法でなくても、購入手続きをしてしまった後では、基本的にキャンセルは難しいでしょう。
キャンセルできても、見落としていたことが理由ですから、購入者側にペナルティが与えられてしまう可能性があります。
「購入前に送料の負担方法を確認する」たったこれだけでトラブルは防げますから、必ず確認をして、希望の負担方法で購入しましょう。(執筆者:メルカリ取引700回以上 石神 里恵)
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