「全国旅行支援」の追い風もあり、全国各地への行楽が盛り上がりを見せる2022年秋。
JR九州エリア全線の新幹線・特急が乗り降り自由となるお得なきっぷ「みんなの九州きっぷ」が発売されました。
この秋「西九州新幹線」も開業し、見どころたくさんの九州地方への旅行を計画中の方に。
本記事では、このきっぷの概要・注意点と、おすすめの活用方法についてご紹介します。
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「みんなの九州きっぷ」とは？
JR九州の九州新幹線、西九州新幹線、在来線特急列車、普通・快速列車に、連続する2日間、乗り降り自由となるお得なきっぷです。
・ 九州全域をカバーする 全九州版（おとな1万8,000円、こども2,000円）
・ 主に熊本・長崎以北をカバーする 北部九州版（おとな9,500円、こども1,000円）
とがあります。
利用期間内 2022年10月22日（土）〜2022年12月25日（日）の、連続する土休日限定で利用することができます。
利用する2日間には、新幹線・在来線特急の普通車指定席を6回まで利用可能です。
自由席であれば、利用回数の制限はありません。
購入・利用する上での注意点
インターネット予約限定
駅窓口で購入することはできません。
利用の3日前までの予約、決済完了が必要
土日の2日間で利用する場合は、水曜日の23:00までに支払いまで完了する必要があります。
（決済方法で「コンビニ・ATM」を選んだ場合は22:30まで、「駅支払」を選んだ場合は23:30までですが、窓口の営業時間は駅によって異なりますのでご注意ください。）
きっぷの「有効開始日」までの受取が必要
土日の2日間有効のきっぷの場合、遅くとも土曜日までに受け取る必要があります。
例え日曜の1日しか使わない場合であっても、日曜日に受け取ることはできません。
平日の利用不可 ※60歳以上は一部例外あり
「みんなの九州きっぷ」の利用は、利用期間内の連続する土休日に限られており、平日旅行に使うことはできません。
（60歳以上の方が入会できる、JR九州の会員サイト「ハロー！自由時間クラブ」会員のみ、平日利用可能）
こども用のみの単独購入は不可
こども用は、おとな用と同時に購入し、同一の行程を利用する場合に限り有効です。
例えば、「福岡に住む小学生が、北部九州版のきっぷを1,000円で買い、週末に熊本の祖父母宅を新幹線に乗って一人で訪問」といった使い方はできないので注意してください。
小倉〜博多間は新幹線利用不可
北九州市の小倉駅から福岡市の博多駅までの新幹線は、JR西日本の山陽新幹線の管轄となっているため、「みんなの九州きっぷ」では利用できません。
このきっぷで小倉〜博多間を利用したい場合は、特急含む在来線を利用してください。
どんな人におすすめ？
土日に、九州エリアの周遊旅行を楽しみたい人
博多〜鹿児島中央間の新幹線の、指定席運賃は1万640円。
単純に往復するだけで、「みんなの九州きっぷ 全九州版」の元は取れる計算になります。
九州は各地に成田空港や関西国際空港からのLCCが就航しています。
行くタイミングで、最も安いチケットで九州入りし、降り立った都市をベースにしつつ行きたい都市を巡る、という使い方ができそうです。
新幹線・特急の旅を楽しみたい親子
特に「新幹線大好き！」というお子さまをお持ちの方。
このきっぷを使えば、何度でも気が済むまで新幹線に乗ることができます。
また、普段なかなか乗ることのできないエリアを走る特急に乗ってみるのもいいですね。
こども料金が格安なのも、とてもありがたいです。
3日前までの予約・決済完了が必要になるなど、駅で直接買うことができないのは少し不便ですが、その分安く新幹線に乗れて、快適な移動を楽しむことのできるきっぷです。
「全国旅行支援」で割引となるホテルと組み合わせるのもいいですね。
この秋「みんなの九州きっぷ」で、九州をお得に旅してみてはいかがでしょうか。（執筆者： 星澤 美衣）
