毎日食べるものだからこそ、気になる毎月の食費。
節約中の場合、まず最初に食費からうまく削るようにしているという方も多いことでしょう。
しかし、価格高騰化が止まらない今…食費を抑えたくても思うように抑えられない状況が続いています。
こんな時は少し機転を変えて、娯楽費を節約して毎月の出費を少しでも抑えられるよう、楽しみながら工夫してみませんか。
今回注目する娯楽は今大人気のアウトドアレジャー、キャンプです。
いざ実践しようと思ってもキャンプって施設の利用料金等がかかるというイメージを抱いている方もいると思います。
実は都心部から近い場所にも無料で利用できるキャンプ場が多数存在しています。
また、記事の後半ではキャンプ歴5か月目のビギナーおすすめの持ち物(キャンプ関連アイテム)について、初心者ならではの目線で紹介します。
無料で利用できるキャンプ場
無料で利用できるキャンプ場を紹介します。
【東京】日影沢キャンプ場
日影沢キャンプ場は高尾山の北側に設置されている無料の施設です。
東京都内に居ることを忘れてしまうくらい、美しい豊かな自然を思う存分楽しむことができます。
空き具合はネットで確認することができますが、利用する日の前々月末日(例:12月に利用する場合は10月31日までに手続き)までに往復はがきから予約手続きを行う必要があります。
管理棟で販売や貸し出しは一切行われていないので、消耗品や食材などは全て事前に準備しておくようにしましょう。
- 住所 東京都八王子市高尾町2181-1
- 予約 必要(往復はがき)
- 営業期間 通年
- 焚き火OK (直火はNGなので焚き火台、焚き火シートなどを用意しましょう)
- 水道、トイレ【有り】
- 駐車場【有り】
- シャワー、お風呂【無し】
- 公式サイト 日影沢キャンプ場
【千葉】四街道総合公園キャンプ場
四街道総合公園キャンプ場はテントやテーブル・ベンチ等の備品が無料で借りることができる他、かまどや流し・調理台が設置されていたりとキャンプ初心者にもってこいの施設です。
宿泊できるのは夏休み期間中のみで、基本的にはデイキャンプ専門のキャンプ場です。
また、利用する際は利用日前日の17時までに体育館の窓口に申請書を提出する必要があります。
注意点としてはレジャー施設として運営されているキャンプ場ではないため、飲酒や花火は一切できないところ。
対象者自体も社会教育活動及び生涯学習を目的とした団体または家族のみとなりますので、友人同士で気軽に遊びに行きたいというキャンパーの方には適していません。
- 住所 千葉県四街道市和田161
- 予約 必要
- 営業期間 通年(※宿泊できる期間→7月21日~8月30日)
- 焚き火OK (直火NGなので焚き火台、焚き火シートなどを用意しましょう)
- 水道、トイレ【有り】
- 駐車場【有り】
- シャワー【有り】※同じ園内の多目的運動場にシャワー有り
- 公式サイト 四街道総合公園キャンプ場
【神奈川】中津川河川敷
都心から約1時間程度で到着する中津川河川敷は地元の方に大人気のバーベキュースポット。
いわゆる野営地で、運営者等も居ないため予約、料金ともに不要です。
24時間思い立った時にいつでも足を運ぶことが可能です。
ただし、トイレでの水汲みや洗い物はNGとのこと。
キャンプ場ではないため炊事場のように使用することは禁止されており、隣接している田代運動公園の蛇口も取り替えられています。
中津川河川敷でキャンプをする場合、ペットボトルやウォータージャグジーなどを用意して水を家から持っていくことをおすすめします。
- 住所 神奈川県愛川町田代339
- 予約 不要
- 営業期間 通年
- 焚き火OK (直火NGなので焚き火台、焚き火シートなどを用意しましょう)
- 水道、トイレ【有り】※トイレに手洗い場がありますが、水汲み禁止
- 駐車場【有り】
- シャワー、お風呂【無し】
- 公式サイト 無し
【埼玉】彩湖・道満グリーンパーク
車では都心から30分程度、電車やバスなどの公共交通機関を使っても1時間程度とアクセス抜群の施設、「彩湖・道満グリーンパーク」
利用時間は7時半~18時半までなので宿泊はできません。
予約不要でテント設営や焚き火をすることができるので宿泊込みの本格的なキャンプに挑戦する前に、一度火起こしなどの練習をしたい方、気軽にデイキャンプを楽しみたい方におすすめです。
- 住所 〒335-0036 埼玉県戸田市重瀬745他
- 予約 不要
- 営業期間 通年
- 焚き火OK (直火NGなので焚き火台、焚き火シートなどを用意しましょう)
- 水道、トイレ【有り】
- 駐車場【有り】
- シャワー、お風呂【無し】
- 公式サイト 彩湖・道満グリーンパーク
お財布にも優しい キャンパー初心者必見の持ち物
筆者は今年の5月にデイキャンプからスタートし、まだ宿泊キャンプは2回程しか経験していない、まだ超がつくほど初心者のキャンパーです。
2回宿泊キャンプを実践してみて、もっと本格的に行うのであればアウトドア専用のものを購入しなければいけないなと感じたアイテムもいくつかありました。
しかし、アウトドアアイテムをもともと持っていない方でも工夫次第ではお金をかけずに身近なものでキャンプを楽しむことができます。
こちらではキャンパー初心者必見の持ち物についてご紹介致します。
食べ物関連(食材・調味料・調理器具・お箸等)
キャンプの醍醐味と言えばやはりおいしい食べ物!
特に家族連れの場合、コンビニのお弁当やスーパーのお惣菜を持っていくよりも手作りする方がお金も浮きやすいです。
どこの家庭にもあるウインナーを焼いたり、スクランブルエッグをパパっと簡単に作るだけでもお外で食べると何だか豊かな気分になれます。
お肉を食べたい場合、スーパーでよく見かけるタレに漬けてあるタイプのお肉がおすすめです。
こちらだと下処理要らずでそのまま焼き網の上に乗せて焼くだけなので手が汚れにくく、別で焼き肉のタレを購入する必要がない為、出費を抑えることにも繋がります。
また、料理を盛り付ける紙皿やパック、箸なども忘れず準備するようにしましょう。
火起こし用のアイテム
キャンプ場で料理をすると言っても、初心だから何もアウトドア調理器具を持っていない…そんな方にぴったりなのがお菓子の缶を使って火を起こす方法です。
こういった深めの缶を使用すると火が飛び散りにくく、火種になる松ぼっくりや小枝なども入れやすいです。
点火棒(チャッカマン)を使って少しずつ全体に火を広げていきます。
しっかり乾燥しているものを火種(松ぼっくり・小枝・葉っぱ等)として活用するようにしましょう。
火が完全に燃え上がるまでには大体20~30分程度は時間がかかります。
根気が必要な作業なので、焦らずにゆったりと楽しみながら火を起こしましょう。
また、焼き網はダイソーなどの100円均一に売られています。
ただし、あくまでもこれは超初心者向けの火起こしのやり方。
薪や木炭等を使った本格的な火起こしよりも短時間で消えやすいやり方ですので、
火がついたら消えないうちに手早く調理することをおすすめします。
火種が沢山手元にある場合、火を長持ちさせるために追加でどんどん投入するようにしましょう。
もしカセットコンロを元々持っていて、火起こしにこだわりがない場合はそのようなアイテムを活用するのもおすすめです。
机や椅子代わりになるアイテム(段ボール、クーラーボックス)
施設によってはテーブルや椅子を貸出していることもありますが、無料で済ませたい場合は段ボールを代用するようにすると良いでしょう。
段ボール以外だとクーラーボックスなどもおすすめ。
特に子供さんがいる方は運動会などのイベント用に購入した!という方が多いのではないでしょうか。
筆者はまだ大きめの机を持っていないので、いつもこんな感じでクーラーボックスの蓋の上に食べ物を乗せて、机代わりに使っています。
ある程度頑丈なクーラーボックスの場合、体重が軽い方や小さな子供さんであれば椅子としても活用できるでしょう。
食材を冷やすもの
食中毒防止を兼ねて、クーラーボックスはできるだけ持っておいた方が良いでしょう。
もし、持っておらずわざわざ購入するのはちょっと…という場合は発泡スチロールがおすすめです。
発泡スチロールはクーラーボックスにも匹敵する冷却作用があり、スーパーによっては店員さんに頼めば無料でもらえるところもあります。
飲み物、手洗い・皿洗い用のお水
特に無料の施設を利用するとなると、水道が使えなかったり水汲み禁止になっているところもあります。
飲み水や手洗い用・皿洗い用の水は事前に準備しておくようにしましょう。
お酒が好きな方で、尚且つアルコールOKの施設でキャンプする場合はお酒も忘れずに準備したいです。
星空の下で飲むお酒は何とも言えないほどおいしいので、是非みなさんにも体験して欲しいです。
紙類(ウェットシート・ティッシュペーパー・キッチンペーパー)
キャンプ場で料理をしていたり、テントを設置しているとすぐに手が汚れるのでウェットシート・ティッシュペーパー・キッチンペーパー等の紙類はいくつか準備しておくと良いです。
キャンプ場のトイレに設置してあるトイレットペーパーが全て切れてしまった、なんてことを想定して水に流せるタイプのペーパーを持っていくと尚安心です。
ビニール袋
基本中の基本のマナーですが、楽しくキャンプをした後は次の利用者のためにもゴミは持ち帰り、綺麗に後片付けをしてから帰るようにしましょう。
ビニール袋は大きいものと、小さいタイプのポリ袋を一緒に持っていっておくと種類別にごみを分けられるので帰宅後もスムーズにごみ出しをしやすいです。
レジャーシート
特にアウトドア用の机や椅子を持っていない方はレジャーシートを準備しておくと良いです。
写真のように食べたい料理を乗せられるだけでなく、ティッシュ等の日用品や子供さんのおもちゃなどのアイテムをできるだけ手元に置いておきたい時に、レジャーシートを敷いておくと便利で助かります。
お風呂関連のグッズ
お風呂やシャワーがついている施設(特にお風呂)は有料のキャンプ場であることがほとんどですが、身体を洗う時のことを考えてシャンプーやリンス、ボディソープ等も準備しておくと良いです。
キャンプ場自体にシャワーすらない場合はドライブを兼ねて温泉施設に行くのも良いでしょう。
焚き火をすると全身が煙たくなるので、チェックイン前に立ち寄るよりも帰り道に行くのがおすすめです。
ブランケットや毛布
特にこれからの季節は気温が低下し、どんどん寒くなっていくので寝る時の防寒対策は必須です。
ヒートテックなどのインナーを着用したり、自宅にあるブランケットや毛布などを持っていくようにしましょう。
また、テントを持っていない場合は車中泊でキャンプを楽しむというのもおすすめです。
車中泊は足を伸ばしにくいと言うデメリットがあるものの、寒い時や暑い時はエアコンがつけられるのでその点は快適に過ごすことができます。
ランタンや懐中電灯
普段の生活では常に電気に囲まれている分、見落としがちですが夜のキャンプ場は想像以上にあたりが真っ暗になるので料理をする時やトイレなどに移動する際、光がないと非常に不便な思いをします。
宿泊キャンプを行う予定の方はランタンや懐中電灯といった明かりを灯してくれるアイテムも欠かさず持っていくようにしましょう。
筆者は今のところ、セリアで購入したこちらのランタンを使っています。
サイズ感が小さい分、セリアのランタンだけでは光が不十分なので他にも懐中電灯アプリなどの無料ツール(※本物の懐中電灯を持っている方はそちらでOK!)も活用しています。
懐中電灯アプリは意外と光が強く、夜中にお手洗いに行きたい時なども便利です。
「ランタン」は本格的なものを
こちらでは無料で利用できる関東のキャンプ場やキャンプ初心者必見の持ち物について紹介しました。
私自身、まだ今年からキャンパーデビューしたばかりということもあり、今は最低限必要なものでキャンプを楽しんでいますが、今後もっと本格的なものを購入したほうが良いかなと特に感じたのは「ランタン」です。
セリアのランタンも、懐中電灯アプリも便利ではあるものの、照らせる範囲が狭いのでもっとここまで光があれば…と思う場所もありました。
反省点もありつつ、普段それほど便利な生活を送っていたんだと改めて振り返ることができました。
ランタンやテントなども最初購入するのに躊躇する部分もありますが一度購入すれば故障しない限りお金がかかりません。
長期的な面で考えるとキャンプは節約しながら娯楽を楽しみたい方に非常におすすめのレジャーです。
まだキャンプ自体やったことがない方は持ち物リストを参考にしてキャンパーデビューしてみてはいかがでしょうか。(執筆者: 池田 莉久)
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