キャン★ドゥで販売されている、金属製のコンパクトボードテーブル。
税抜き1,300円製品のアルミボードテーブルは、キャン★ドゥの中でもかなりの高価格帯製品と言えます。
実際どんな製品なのでしょうか。
プチプラアウトドア製品が好きな筆者としては見逃せません。
さっそく詳細をチェックしてみました。
情報は調査時のものであり、内容やデザインなどが変更となっている場合があります。
なお店舗により取扱の内容は異なりますので、お求めの際には事前にご確認ください。
また取扱説明をよくご確認いただき、注意してご使用いただけますようお願い申し上げます。
アルミボードテーブル(キャン★ドゥ)税込み1,430円
パッケージはこちら。価格は税抜き1,300円、税込み1,430円です。
中身は説明書、脚部×2、天板×2、収納袋です。
使用時のサイズは約幅35×奥行25×高さ10cm、収納時のサイズは約幅35×奥行14×厚み1.5cmです。
ポリエステル製の収納袋がついており、持ち運びしやすい形となっている点がうれしいポイントですね。
天板の表面材は金属(アルミニウム)、天板の表面加工はエポキシ樹脂塗装、構造部材は金属(ステンレス鋼)です。製品重量は収納袋を含めて約530gとなっています。
収納してみた様子はこちら。
組み立て
まずは金属製の天板を並べます。
後で脚部をはめるためにカギ型にカットされた部分があるので、そこがうまく合わさるように並べます。
台形型の脚部を、先に天板の両側に差し込み、次に中央部をカギ型にカットされた部分に脚部を押し込みます。
この時、パーツの間に指などを挟んでしまわないよう注意が必要です。
「組み立てる際はケガ防止のため、手袋を着用してください」と記載がある通り、素手では行わないようにしてください。
組み立ては平らなところで行わないと少し難しいかもしれません。
その点に気をつければ、少し力が要る作業ですが女性でも一人で組み立てることができます。
両側を同じようにはめこみ、ひっくり返して組み立て完成です。シンプルな構造が魅力ですね。
中央の継ぎ目に段差はなく、ほぼフラットです。
両側から押し付けている形になりますので、開き、ガタつきもほとんどありません。
四方は少しずつ立ち上がりがあるため、ものが落ちにくい形になっています。
高さは約10cmですので、かなり低いテーブルになります。
ロースタイルで焚き火を楽しむ際にサイドテーブルとして使用したり、テント内で使ったり、といった使用が一番しっくりきそうです。
耐荷重をテストしてみた
耐荷重5kgとありますが、本当に大丈夫なのか…と思うほどシンプルな作りなので、簡単な試験をしてみました。
5kgの米袋を、テーブルの上にどーん!
このまま一晩置いてみました。
翌朝までそのまま置いてみましたが、ガタついたり壊れたりしてしまうことはありませんでした。
まずまずの性能と言えそうです。
気になるポイント
気になるポイントもありました。
脚部に「反り」が出る
長期間重いものを乗せたせいか、やや脚部に「反り」が出ていました。
これはメーカーとしても想定内のようで、
と取扱説明書に記載がありました。
経年劣化でどうなるのかが気になるところです。
耐熱性能に過信は禁物
パッケージに「優れた耐熱性」と書かれているのですが、「熱くなった鍋などは直接置かないでください。」と記載があります。
具体的な耐熱温度は書かれていないのですが、表面加工の耐熱温度が加熱した鍋底などに耐えられるまで高くないのかもしれない、と筆者は推測しました。
極端に高温のものの使用は避けた方がよさそうですね。
鍋やミニストーブを直接置いて使いたいと考えている人には不向きの製品と言えます。
コスパ
アルミ製のアウトドア用のコンパクトテーブルの価格を調べてみました。
例えばアウトドア用品に力を入れている現場用品系量販店では、税込み980円で三つ折りタイプのアルミテーブルが販売されていました。
脚部の機構に様々なバリエーションがあるため、単純に比較はできないのですが、紹介した商品と同様に2枚の鉄板を合わせて使うタイプの最安値は大手サイトで検索すると最も安いものは税込み1,288円で販売されていました。
残念ながらキャン★ドゥで見つけた製品が底値とは言えません。
しかし、アルミの天板でしっかりと耐荷重も5kgまである製品が、100円ショップで購入できるというのはかなりの驚き。
さらに底値とはいかなくとも、かなり底値に近い価格であると言えます。
決してアウトドア製品の販売が本業ではない100円ショップの、アウトドアカテゴリへの力の入れ具合を感じます。
持ち運びにも便利なアイテム
キャン★ドゥのアルミボードテーブルはシンプルながらも骨太な作り。
コンパクトになり、持ち運びにも便利なアイテムです。
・ 底値でない
・ ローテーブルを使うキャンプスタイルでない
といった場合は、他を検討するほうが良いです。
価格こそ底値とはいかないまでも、使いどころがハマるのであれば気軽に買えるキャン★ドゥ製品は、選択の余地おおいにアリです。(執筆者: 新木 みのる)